キュウリ誘引用支柱を利用した簡易ハウスでの高収益野菜栽培体系
要約
キュウリの誘引用支柱を利用して作成した簡易ハウスは、安価で設置が容易な点が特長である。このハウスを活用し、夏秋キュウリと冬野菜とを組み合わせた栽培体系を導入することで農...
要約 家畜ふん堆肥の窒素肥効の遅速を含む迅速な評価手法を開発し、簡易化・マニュアル化するとともに、分析結果に基づき施肥量を試算する施肥設計システムを構築した。これにより家畜ふん堆肥の施用当作の窒素肥...
高品質なウンシュウミカンを連年安定生産するための土壌と樹体の一体管理技術体系
要約 ウンシュウミカンの隔年結果を軽減し高品質果実を安定的に生産するための、マルドリ方式および弱せん定・後期重点摘果を中心とした土壌と樹体を一体的に管理する技術体系である。併せて利用できる樹体診断技...
要約 北海道におけるトマトのカリ施肥基準を、養分収支および収量性、病害発生面などに基づき、収穫残渣物の全量搬出を前提として現行より20kg/10a加算した値(6段どりの施肥標準は総施肥量56kg/10a)とし、加算...
要約 赤黄色土で栽培されるバレイショは,石灰資材の無施用および過剰な化学肥料の施肥により強酸性を呈する土壌で,交換性アルミニウム含量も高く,交換性カルシウム含量は,調査した92%のほ場で土壌診断基準値以下...
要約 育苗箱全量施肥法において従来困難とされた多量施用(約1,500g/箱)が肥料位置を床土上から床土下に変えることで可能となる。これにより疎植栽培(条間30cm×株間30cm、移植箱数9~10箱/10a)に必要な窒素量...
半促成メロンでは土壌還元消毒後の診断施肥により施肥窒素を削減できる
要約 施設半促成メロンでは、夏季の土壌還元消毒時に施用するふすまから、処理後およそ2ヶ月で約50%の窒素が無機化され、診断施肥(土壌診断に基づく適正窒素施肥)により施肥窒素を削減できる。 キーワード 土...
雪中貯蔵キャベツの結球内部黒変症状対策と雪中貯蔵による品質保持
要約 黒変症状発生履歴がある圃場での「冬駒」栽培では土壌pH矯正と硫酸カルシウム施肥が、著しい発生履歴がある圃場では「大学寒玉」の導入が有効である。雪中貯蔵により、収穫時の外観・内部品質ともに長期間維持...
要約 「べにまさり」は、土壌診断により圃場を選定し、窒素施肥量0.1kg/a、カリ施肥量1~2kg/a、畝間90cm、株間25cm、5月中旬~6月中旬挿苗、4節植えを組合せて栽培することにより、丸品、曲がりやくびれ等の...
北海道農耕地における硝酸性窒素による地下水の汚染リスクと軽減対策
要約 地下水の潜在的汚染リスクは地下水面の深さや不飽和層の性質等から評価可能で、汚染源の特定にはヘキサダイアグラムと窒素安定同位体比の併用が有効である。農耕地での汚染軽減策としては耕盤層破砕による根...
ダイズちりめんじわ発生条件の解明と石灰または微量要素施肥によるしわ粒発生率の軽減
要約 ダイズ「エンレイ」のちりめんじわ発生率は、子実肥大盛期の切葉処理で増加する。また、石灰、三要素肥料を無施用で連作栽培すると成熟期の早期化と収量低下に伴い高まるが、石灰施用により軽減される。また...
鉱質土草地の更新時から維持管理までの家畜ふん尿主体施肥管理法の実証
要約
土壌診断のための簡易分析法 -pH、N、P2O5、SiO2、Cu、Zn、B、Fe2O3-
要約
結球開始期キャベツ体内窒素濃度の分光画像による推定と結球肥大特性
要約 結球開始期の体内窒素濃度は市販デジタルカメラを改造した分光画像装置の800nm分光反射率と550nm分光反射率の比から推定できる。キャベツの結球肥大は結球開始期の乾物あたり体内窒素濃度が初夏どりで約3...
うね内部分施用法を用いた夏秋キャベツ作の窒素収支に基づく施肥削減量
要約 夏秋キャベツ作の窒素収支によれば、慣行施肥量では窒素施肥量は過剰となる。うね内部分施用法を用いると、結球部搬出では慣行量の50%削減、全量または地上部搬出では30%削減が窒素収支から見て適正であるが...
土壌診断に基づく被覆肥料施肥によるハウス栽培コマツナの減肥高品質化
要約 ハウス栽培コマツナにおいて、土壌中窒素基準量から作付け前土壌中無機態窒素量を差し引いた診断施肥量に対して、25%減肥したリニア40日タイプ被覆肥料を施用すると、可食部中の硝酸イオン濃度が低下し、グ...
半促成トマトの接ぎ木栽培における土壌診断と栄養診断に基づく窒素減肥
要約 半促成トマトの接ぎ木栽培において土壌診断と葉柄汁液の栄養診断に基づいた施肥法における総施肥窒素量は、上物収量を低下させることなく、大幅に減少できる。 キーワード 半促成トマト、汁液栄養診断、接ぎ...
要約 有機質肥料の側条施肥では、化学肥料(速効性)に比べ水稲への施肥効率が向上する。有機質肥料の側条施肥技術による化学肥料5割削減栽培のコシヒカリにおいて、慣行栽培と同等の精玄米収量・品質を確保でき...
要約 香川県の地酒用酒米品種として「さぬきよいまい」を育成した。「さぬきよいまい」は本県の奨励品種である「オオセト」に比べて、成熟期が12日程度遅く、多収で千粒重が重く、タンパク質含有率が低く、酒造適...
環境保全型稲作技術の面的な取り組みによる流出負荷低減効果の定量的評価
要約 化学肥料・化学合成農薬の使用削減と適正な水管理を組み合わせた環境保全型稲作技術の面的な取り組みにより、慣行栽培と同程度の収量・品質を確保しつつ、水稲作付期に安定した流出負荷低減効果が得られ、年...