トマト果皮色変異系統の果実において特異的に発現抑制される遺伝子
要約 トマトの約41,000の遺伝子のうち、フラボノイド合成系の多重遺伝子族に対応するクローンおよびMYBタイプ転写因子に相同性を示すクローンの一部については、果皮色変異系統pinkにおいて特異的に発現が抑え...
放牧が黒毛和種経産牛における腰最長筋の脂肪酸組成および共役リノール酸含量に及ぼす影響
要約 産次が進み繁殖供用を終えた黒毛和種経産牛を放牧で仕上げると、舎飼で肥育した場合や去勢牛と比べて、腰最長筋においてα-リノレン酸や共役リノール酸を多く含み、n-6系脂肪酸を過剰に含まない牛肉となる。 ...
要約 地域在来のツケナである「中島菜」の在来系統から選抜した「晩抽・中島」および「晩抽・西谷内」2系統は、標準JA系統に比べて、2週間程度抽台が遅いために収穫期間が拡大でき、また食味やACE活性阻害に標...
要約 収穫後のカキを25℃で保管すると、10℃で保管する場合に比べて、果実中のカロテノイドの合成・代謝が活発に維持される。総カロテノイド量は9日間で収穫直後に比べて約2倍に増加し、特にリコペンは約3倍、β-ク...
サツマイモ焼酎製造工程で生成するカフェ酸エチル等廃液中の機能性成分
要約 サツマイモ由来の焼酎廃液(常圧蒸留)には雑草発芽阻害活性をはじめ様々な機能性を持つカフェ酸エチルと2-フランカルボン酸が含まれ、各々発酵過程(二次仕込み)およびもろみの蒸留で生成する。 キーワード サ...
ビワの果肉および加工品におけるカロテノイド含有量およびその組成
要約 ビワ果肉中のカロテノイド含有量は、果肉が黄白の品種では極めて少なく、橙の品種で最も多い。主要なカロテノイドはβ-カロテンおよびβ-クリプトキサンチンである。加工品のカロテノイド含有量は生の果肉...
ニガウリ及びその乾燥粉末に含まれるγ-アミノ酪酸(GABA)
要約 ニガウリにはγ-アミノ酪酸(GABA)が含まれる。その量は未利用部位である種子及び胎座に多い。ニガウリ全果を用いた乾燥粉末は、GABAを多く含む食品素材として利用できる。 キーワード ニガウリ、γ-アミノ酪...
海苔給与による採卵鶏の免疫力増強とカロテノイド類やヨウ素強化卵の作出
要約 廃棄されている海苔を採卵鶏用飼料として活用することで、海苔に多く含まれる成分であるカロテノイド類やヨウ素が卵黄へ多く移行し付加価値鶏卵の生産が可能となる。また、鶏体の自然免疫や獲得免疫に作用し...
要約 豆腐製造工程で、豆乳を一旦凍結後解凍時にろ布により分離した残渣とドリップをそれぞれ利用して豆腐を作ることにより、ダイズイソフラボンの濃度をコントロールできる豆腐製造技術 キーワード 凍結、解凍、...
要約 アイヌワカメから抽出した脂溶性成分の添加によって、鶏卵に機能性成分が移行し蓄積するだけでなく、鶏の自然免疫機能の向上の可能性がある。熱水処理乾燥アイヌワカメ粉末5%添加は、鶏卵への機能性成分の...
中山間地向き多収、良質な紫黒糯の新品種候補系統「中部糯114号」
要約 「中部糯114号」は温暖地東部では早生の晩に属し、「朝紫」より多収の紫黒糯系統である。中山間部においてアントシアニン含量が高く、品質も良好となるため、中山間部の特産米として、また、新開発の赤色み...
県育成品種ブルーベリー「おおつぶ星」・「あまつぶ星」の成分と加工特性
要約 「おおつぶ星」は、果実糖度がやや低く、酸度が高い。「あまつぶ星」は果実糖度・酸度とも中程度である。両品種ともジャム加工品における官能評価は、果実と同様の傾向である。ジャム加工では、加熱条件を抑...
要約 「カキに関する情報提供システム」は、カキに関する生産・技術情報をインターネットを介し、文字情報だけでなく人工音声、動画、静止画、図表を用いて一般利用者に分かり易く提供するとともに、ホームペー...
要約 非加熱の物理的搾油によって得られる大豆圧搾ミール(コールドプレス)のタンパク質は、従来の溶媒抽出法に比較して変性が少なく、水への溶解性が高い。コールドプレスによる大豆圧搾ミールは、飲料など水に...
背景・ねらい
愛媛県では、地元で漁獲された生魚を主原料に加工された蒲鉾やじゃこ天等の練り製品が特産品の一つになっている。生魚を用いた場合、頭部・中骨・皮等は未利用部位(加工残渣)として処分され...
要約 多様なグルコシノレート(GSL)類を含むクレソンおよび野沢菜について、GSLの逆相HPLCプロファイルを作成した。塩蔵中のクレソン並びに野沢菜漬けのGSL量は漸次減少するが、全GSL量に占めるインドールGSL...
カンショ茎葉乾燥粉末給与は暑熱による豚肉中脂質過酸化物の増加を緩和する
要約 環境温度23に比べて32で肥育した豚では、豚肉の保水性などの肉質を低下させる脂質過酸化物が増加する。環境温度32で肥育する豚でもカンショ茎葉乾燥粉末を5%添加した飼料を給与することにより、豚肉中脂質過...
外気導入式強制換気法による昇温抑制及びトマトのリコペン含量増加
要約 外気導入ファンと換気扇を組み合わせた外気導入式強制換気法により、ハウス内の昇温が抑制され、夏秋どりにおけるトマト赤色系品種、桃色系品種ともにリコペン含量および糖度が増加する。また、トマトの1果...
要約 生食用大玉トマトは収穫後着色No0まで追熟を行うことにより、加工原料としての利用が可能で、加工用トマトを原料にした加工品に比べて、糖や酸及びグルタミン酸含量の高い製品が製造できる。 キーワード 生...
要約 水代わりにカンショ焼酎粕の固液分離液を使用したパンは、クエン酸、γ-アミノ酪酸等機能性成分を含有しており、従来のパンに比べて美味しく、栄養性および機能性に優れている。 キーワード サツマイモ、焼酎...