要約 河川におけるイワナ稚魚放流の増殖効果向上のため、放流魚の飼育条件、行動特性、サイズおよび系統の違いが放流効果に及ぼす影響を検証した。その結果、飼育条件の変化、行動特性による選抜、サイズの変化と...
要約 放流効果が高いイワナの種苗を開発するため、継代飼育してきた養殖魚の雌に天然魚の雄を交配して、新たな系統を作出した。作出した系統の放流後の生残率は継代種苗よりも高く、遡上性も強かった。これらのこ...
要約 かかしによる効果的な追い払い方法を検討するため、飼育下のカワウを用いて実験を行った。その結果、カワウが過去に受けた強いストレスと結びついた刺激とかかしを組み合わせることで、かかしによるカワウの...
要約 異なる遊泳能力(突進速度)を有する魚種が同居する場合、カワウは採餌効率を優先して捕らえ易い魚から捕食する傾向があるが、一方で魚種間の遊泳能力が一様な環境でも魚種間の捕食尾数に差があり、好むタイプ...
マルチプレックスPCR法によるアユ細菌性疾病の同時検出技術の開発
要約 冷水病、細菌性出血性腹水病およびビブリオ病は養殖場および天然河川のアユに大きな被害を与える疾病である。今回、マルチプレックスPCR法によるこれら3大疾病の同時診断技術を開発した。本法は高感度で特異...
秋播性を有する早生で収量の多い通常アミロース含量小麦新品種候補「利根3号」
要約 「利根3号」は、秋播性程度Ⅳの早生、短稈で倒伏に強く多収であり、赤かび病には“中”で、うどんこ病、赤さび病及び小麦縞萎縮病には“強”でありる。農林61号より製粉歩留及びミリングスコアが高く製粉性に優...
被覆周縁部固定による土壌還元消毒のホウレンソウ萎凋病に対する防除効果向上
要約 土壌還元消毒中、ポリフィルム被覆周縁部に水を封入したポリダクト(折幅20cm)、または、単管パイプを設置し固定すると、被覆周縁部でのホウレンソウ萎凋病の防除効果が高まる。 キーワード 土壌還元消毒、...
要約 「利根3号」は、早生、多収で栽培性に優れ、かつ「農林61号」と同様に通常アミロース含量で多用途に向く汎用性の高い特性を有するので奨励品種に採用する。 キーワード 小麦、利根3号、早生、多収、秋播性...
要約 冷凍させたウメのヘタに穴を空け、砂糖漬けすることにより、シワにならない砂糖漬け梅を作ることができる。「織姫」「白加賀」「梅郷」は未熟な果実を用いた方がシワになりにくく、「南高」は熟度が進んでも...
要約 目合いが0.3mm以下の防虫ネットはコナジラミ類の侵入防止効果が高い。通気性は目合いが細かくなるほど低くなる傾向にあるが、細い糸(太さ約0.05mm)を用いている新規開発防虫ネットは、目合いが細かくなっ...
1年株養成法において茎の更新により伏せ込み促成後のアスパラガスが増収する
要約 株養成時の7月に細い方から約半数の茎を刈り取り更新することで、株養成時の茎が太くなり、1年生株を用いた伏せ込み促成栽培で問題となる商品価値の劣る細い若茎の発生が少なくなり、L級品以上の太い若茎...
高糖度トマト「甘しずく」の栽培後半2本仕立てと摘果による増収・収穫量平準効果
要約 「甘しずく」は、促成長期栽培において生育後半(1月上旬)に主枝を2本仕立てとすることで、糖度7度(Brix%)以上の合計収量、上物収量が増加する。また、1果房あたり3果に摘果することで、糖度7度以上の平...
要約 お盆向けコギク新品種「小夏ホワイト(仮称)」は白色品種で、草丈伸長性や花色、花形に優れ、開花調節技術を用いなくても需要期の8月上中旬に開花する。 キーワード コギク、育種、新品種 背景・ねらい コギク...
ウメ新品種「紅の舞」における結実確保のための人工受粉法と収穫基準
要約 ウメ新品種「紅の舞」の人工受粉に用いる受粉用品種は、交雑和合性から「織姫」「梅郷」「玉織姫」が適し、人工受粉法では毛ばたき受粉の効果が高い。収穫適期はカラーチャート値3で、満開90日後と95日後を...
エキスパンド処理とフィターゼを添加した飼料による豚のふん量とリン排せつ量の低減
要約 配合飼料をエキスパンド処理して30%混合し、肥育豚に給与すると消化率が向上してふんは約18%低減できる。さらにこの飼料にフィターゼを添加した飼料を肥育豚に給与すると、ふんへのリン排せつ量は25%低...
トウモロコシ乾燥蒸留かす(DDGS)は豚肥育後期飼料に10%配合できる
要約 体重80kgの肥育豚にDDGSを10%配合した飼料を給与し、発育成績と出荷時の肉質等に及ぼす影響を検討したところ、DDGSを配合しないものに比べて差はみられず、肉豚肥育用配合飼料においてDDGSを10%配合するこ...
鶏への桑の葉粉末の給与は盲腸内のビフィズス菌を増やしpHを低下させる
要約 桑の葉粉末を添加した飼料を採卵鶏に給与すると、盲腸内のビフィズス菌が増加してpHが低下する。また、排せつ物からのアンモニアの発生も遅延・抑制される。 キーワード 採卵鶏、桑粉末、腸内細菌、排せつ...
トウモロコシ乾燥蒸留かす(DDGS)は採卵鶏飼料に40%配合できる
要約 DDGSを採卵鶏飼料のエネルギー源としてトウモロコシの約1/3量と、タンパク源として大豆かす等の2/3量を代替しても、生産性や鶏卵品質には悪影響はないことから40%を配合することが可能である。 キーワード ...
要約 牛雌雄判別胚の保存に80%VSEDをガラス化液に用いた超急速ガラス化法を行うと、従来の緩慢凍結法やガラス化法に比べ、保存後の生存性が高くなり、移植受胎率が向上する。 キーワード 雌雄判別胚、超急速ガラ...
要約 歩行トラクタ用の条施肥機を開発した。ブロッコリーの夏播き冬どり栽培では、苗の直下10cmの位置に条施肥することにより、追肥作業を省略し、減肥をすることができる。 キーワード 条施肥、減肥、ブロッコリ...