イチゴ高設栽培における被覆燐硝安加里および液肥を用いた窒素施肥法
要約 イチゴ高設栽培において、被覆燐硝安加里と液肥を用いた窒素肥料の分施により、土耕栽培並の収量水準を確保できる。その際の窒素施肥量は39kgN/10a程度が適当であり、最適窒素吸収量は「さがほのか」、「と...
重粘土地帯でのカーネーションのかん水施肥栽培における給液モデル
要約 重粘土地帯でのカーネーションのかん水施肥栽培における給液モデルを開発。給液モデルに基づき、窒素施肥量37~41kg/10a、かん水量500~600t/10aで慣行施肥栽培と同等の収量・形質が確保され、慣行施肥栽培...
要約 ナシ炭疽病に対してジチアノン、アゾキシストロビン、フルアジナム、クレソキシムメチル、キャプタン・ベノミルの5剤が有効である。なお、ジチアノン、アゾキシストロビンの2剤については他の3剤に比べて耐...
要約 イチゴ疫病菌は本圃土壌中で越夏生存するとともに、苗によって本圃へ持ち込まれる。本伝染源に対し、クロルピクリンくん蒸剤(錠剤)、ダゾメット微粒剤、メチルイソチオシアネート・D-D油剤による土壌くん...
ストロビルリン系薬剤耐性イチゴ炭疽病菌に対する育苗期のビニル雨よけと有効薬剤による体系防除
要約 ストロビルリン系薬剤(QoI)耐性イチゴ炭疽病菌に対し、他系統薬剤は防除効果を示し、特に、ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤(DT剤)の効果が高い。さらに、育苗期のビニル雨よけとDT剤を...
カンキツの後期黒点病と褐色腐敗病の同時防除剤とその耐雨性および効果的使用法
要約 8月中下旬が防除適期であるカンキツの後期黒点病と褐色腐敗病の同時防除剤としてマンゼブ水和剤400倍が有効で、散布後の累積降雨量300mmまで、または散布28日後まで効果が持続する。ただし、一部の殺ダニ剤...
要約 保護殺菌剤であるTPN水和剤とイミノクタジンアルベシル酸塩水和剤を用い、散布間隔1週間で両剤を1回ずつ散布することをセット散布とし、ナスすすかび病の初発生時から約1ヶ月間隔でセット散布を繰り返す防除...
要約 かまいり製玉緑茶の炒り葉工程に放射温度計と温度指示調整器を設置し、加圧型重油バーナーの燃焼を自動制御することで、第1円筒部の温度を設定温度から設定温度の摂氏-10度までの範囲内で安定的に自動制御す...
要約 釜炒り茶製造における連続殺青工程と連続通風乾燥工程の組み合わせにより、釜炒り茶の香味を活かした新しいタイプの茶を低コスト生産できる。 キーワード チャ、釜炒り茶、簡易製茶、低コスト 背景・ねらい ...
要約 ビニールハウス栽培下におけるパプリカ群落内の個葉の光合成速度の日変化は晴天日では比較的高い値で推移するが、その変動幅は大きい。一方、曇天日でも増減するが、その日中の変動幅は小さい。 キーワード ...
要約 パプリカの個葉の光合成速度は光量子束密度(光強度)に比例して速くなり、上位葉で1000μmol/m2/s以上、中位葉で600~800μmol/m2/s、下位葉は200~300μmol/m2/sで飽和する。適温域は摂氏25度までであり、高...
要約 「佐賀2号」は、ワケギ品種「ビルマ在来」とネギ品種「九条太」を両親とする3倍体のワケギで、草丈が高く、葉身が太い大型の系統である。本系統は、他のワケギ品種に比べて低温期の伸長性が優れ、秋冬作に適...
要約 ニホンナシ「王秋」は果実重が重い果実ほど糖度が高く、硬度が低い。ただし、700g以上の果実では果肉褐変症状の発生が多い。 キーワード ニホンナシ、王秋、果実重、糖度、硬度 背景・ねらい 現在、九州各県...
早生温州の隔年交互結実栽培とマルチ栽培の組合せによる高品質化
要約 早生温州の隔年交互結実栽培とマルチ栽培を組合せることにより、高品質な果実の安定生産が可能となり、慣行マルチ栽培に比べ粗収益は高くなる。 キーワード ワセウンシュウ、隔年交互結実栽培、マルチ栽培、...
要約 点滴かん水は、慣行かん水(地表面散水)と比較して同量以下のかん水量でも土壌水分が長く保持され、樹体水分ストレスの軽減効果も高い。ハウスミカン栽培において水戻し期から収穫期に点滴かん水を利用する...
要約 融解後の豚凍結精子の精子生存指数には個体差がある。融解後精子生存率の高い種雄豚の精液は、従来法よりプログラムフリーザーで凍結する方が、精子生存性を改善できる。 キーワード 豚、凍結精液、プログラ...
要約 採卵鶏糞による悪臭に、ミカンジュース粕、米糠、過燐酸石灰のいづれも低減効果がある。これらの投資限界から求めた糞に対する散布混合限界割合はそれぞれ35%、35%、12%であって、この場合の散布混合1週間後...
キノコ廃菌床混合による堆肥化過程でのアンモニア発生量低減効果
要約 キノコ廃菌床はpHが低く、家畜ふん堆肥化時の副資材として利用することによってオガクズを副資材とした場合と比較してアンモニア発生量を低減することが可能である。また、キノコ廃菌床の混合によって堆肥温...
要約 家畜尿汚水処理過程において、沈殿処理で排出される沈殿汚泥は、pH7.5~7.7と中性であるが、C/N比4.0~5.5とメタン発酵を行うには低い条件化である。しかし、滞留日数60日で発酵処理を行うことで、発酵槽内...
色落ち海苔の給与により卵黄色が濃く、βーカロテンに富む鶏卵が生産できる
要約 色落ち海苔は色素カロテノイドの一種であるβーカロテンを豊富に含み、産卵後期に市販成鶏用飼料に色落ち海苔を2%添加給与すると、産卵成績や収益指数に影響を及ぼすことなく、卵黄のβーカロテン含量を高め、...