要約 太平洋クロマグロの産卵場に関する最新情報を収集するため、2011年から3年計画で、南西諸島周辺及び日本海で大規模仔魚分布調査を実施した。得られた仔魚の耳石から日齢を査定し、海況予測モデルを用いたシ...
要約 野外で自由遊泳する0歳魚の生息環境を把握するために小型魚への電子標識の装着手法の開発を行い、高知県沖から標識放流を実施した。その結果、夏季の0歳魚はごく沿岸域から漁場の外側となる黒潮までを生息域...
太平洋クロマグロ0歳魚加入豊度の早期把握を目的としたモニタリング手法の開発
要約 太平洋クロマグロ0歳魚の加入豊度の早期把握手法の開発のため、高知県において、曳き縄漁船による調査を実施した。曳き縄標本船から、0歳魚の漁況情報をリアルタイムに収集するシステムを構築した。このシス...
チャ新芽へのセシウムの移行とせん枝による放射性セシウムの除去
要約 2011年の一番茶の放射性セシウム汚染の主な要因は、古葉や枝条から吸収されたものが新芽へ転流したことである。放射性セシウムは、降下後数か月以上、茶樹の葉層や細枝に多く存在しており、中切りにより大部...
「サンルージュ」含有アントシアニンの茶期別および葉位別変動特性と生理活性
要約 「サンルージュ」の総アントシアニン含有量は、三番茶ならびに第1葉、第2葉で多い。また、「サンルージュ」緑茶熱水抽出液および茶葉自体に含有されるアントシアニンは、ヒト神経細胞アセチルコリンエステラ...
チャの侵入新害虫チャトゲコナジラミとカンキツ害虫ミカントゲコナジラミの識別法
要約 チャの新害虫チャトゲコナジラミは、カンキツ害虫ミカントゲコナジラミとは遺伝的に異なる別種の侵入害虫である。両種は、mt-COI遺伝子、成虫前翅の白紋数、4齢幼虫外縁の白帯幅の違いなどにより識別できる...
要約 5-6月に南西諸島周辺の産卵場で孵化したクロマグロ稚魚の回遊経路を解明するため、新型表中層トロール網を用いて採集調査を行ったところ、奄美大島~屋久島西の黒潮流軸付近で従来採集困難であった漁業加入...
三陸沖のメカジキ及びヨシキリザメを対象としたはえ縄漁業漁場環境調査
要約 メカジキとヨシキリザメを漁獲する三陸沖のはえ縄漁場で、漁獲に影響を与える海洋環境を調べるために、漁場となっている黒潮・親潮移行域の北側の暖水塊周辺で、漁場環境調査を行った。その結果、これら2種...
要約 本県沿岸域における水温の長期的な変動と藻場の消長について検討した結果、秋から冬の水温上昇が長期的な水温の上昇に寄与していると考えられた。また、磯焼けは、黒潮大蛇行期のほか秋冬季の水温が高い時期...
要約 試験規模でふ化から稚エビまで70%以上の生残率が安定的に得られるようになったイセエビ幼生の飼育技術を幼生期間がより短いとされるケブカイセエビ幼生の飼育に応用可能かどうか検証した。その結果、稚エビ...
要約 WCPFCで採択された太平洋クロマグロへの保存管理措置に伴い、最近年の本種の資源動向を把握することがISCの同種作業部会に要請されていた。本種の資源評価は2008年に行われたが、2010年には最新の2年分の漁...
要約 日本の竿釣り漁業CPUEはカツオ豊度指数として資源評価等で使用されてきたが、漁業現場の現状を適切に表していない可能性が指摘されていた。本漁業のCPUE解析に各漁船の漁獲効率と探索機器の効果を考慮した手...
β-CD/SPRシステムによる緑茶カテキン類の苦渋味強度の検出
要約 センサーチップ上にβ-シクロデキストリン(β-CD)を固定した表面プラズモン共鳴(SPR)装置は、ヒトが緑茶主要カテキン類に対して感じる苦渋味強度の傾向と同じように、ガレート型カテキンに対して持続性のある...
要約 ジクロロメタンを用いて温度45℃の還流により香気成分を抽出し、ガラスウール2gを詰めたSAFE装置を用いて温度30℃で高真空蒸留(10-3pa)すると、妨害成分の影響なく茶香気成分をGC分析できる。 キー...
「べにふうき」緑茶中カテキン類の吸収性に及ぼす粉末茶平均粒子径の影響
要約 「べにふうき」緑茶を平均粒子径2.9µmに粉砕して経口投与すると、19µmや76µmに粉砕した粉末茶に比べ、エステル型カテキン類の血液中薬物濃度時間曲線下面積(AUC)が2~3倍に上昇する。 キーワード 「べにふう...
要約 小型コンピュータを用いて個々の製茶工程制御を分散化することにより、機械構成の変更等への対応が容易になる。また、全体を一般的なwebブラウザ上で動作するプログラムで管理・制御することにより、携帯型...
茶品種「ふうしゅん」は減肥栽培でも慣行施肥栽培の「やぶきた」より収量が多い
要約 「ふうしゅん」は慣行の3割程度減肥した栽培でも、慣行施肥栽培の「やぶきた」より収量が多い。減肥栽培の「ふうしゅん」を適期前の出開度60%で摘採すると、荒茶品質は慣行施肥栽培の「やぶきた」を適期で摘...
要約 駿河湾深層水を利用したサガラメの量産技術を開発し、得られた製品の評価と利活用方法を検討した。カジメをモデルに幼体での成熟誘導技術を開発した。さらに深層水養殖に適した海藻類の検討を行った。 背景...
要約 2009年6月に八重山諸島から沖縄本島沖でLCネットを用いたサンプリングを実施し、これまで採集が困難だった体長20mm前後のクロマグロ稚魚を少なくとも54個体採集した。このうち52個体は、久米島西南西沖70キ...
イセエビ幼生における飼育技術の改善により稚エビまでの生残率が飛躍的に向上
要約 イセエビ幼生の稚エビまでの生残率を現状の10倍に向上することを目的に、幼生の成長及び行動特性を把握し、適正な飼育密度や水勢などの生残に影響を及ぼす飼育環境について検討した。その結果、本種の長い幼...