要約 トラフグの天然魚と養殖魚の判別手法を開発した。シラス干しでは、インドネシア産、台湾産、タイ産と静岡県産の判別が可能となった。中国産、韓国産のシラス干しとサクラエビについても外国産と静岡県産の判...
要約 緑茶抽出液に含まれる免疫系の活性化に有効な茶成分は、幼葉の水溶性高分子画分に多く含まれるRNAとエピガロカテキン(EGC)であり、冷水抽出することによりこれら成分をより効果的に利用できる。 キーワード ...
2,3-trans-ガレート型カテキンを認識する水溶性非環状ファン化合物
要約 3つの芳香環から構成される水溶性非環状ファンレセプター(1、2)は、8種類のカテキン類(EGCG、ECG、GCG、CG、EGC、EC、CG、C)と水中で1:1の複合体を形成する。特にレセプター(1)は2,3-trans-ガレート型カテキ...
水溶液中でのモノグルコシルルチン/カテキン複合体形成による淡色効果
要約 緑茶由来のカテキン類は水溶液中で黄色のフラボノール配糖体であるモノグルコシルルチンと複合体を形成し、淡色効果を起こす。この効果はガレート型カテキンの方が非ガレート型カテキンより大きい。 キーワ...
要約 一番茶期の新芽では、有望系統として選抜した緑茶品種・系統において、窒素施肥量を減らすと4種の主要カテキン類の含量が増加する。その傾向は低窒素施肥(20kg/10a)になるほど顕著である。 キーワード チャ...
要約 加水分解型タンニンであるテオガリンおよび「茶中間母本農6号」に見出される1,2-di-O-galloyl-4,6-O-(S)-hexahydroxydiphenoyl-β-D-glucopyranose(G-ストリクチニン)は、ヒト末梢血リンパ球か...
要約 ナガチャコガネは茶園内で集中的に分布しており、毎年ほほ同じ個所に被害が現れる。このため、被害個所を局所的に防除することで、農薬投与量を削減できる。被害個所の検出と位置の記録は透過型マイクロ波水...
要約 血圧が高めの被験者が「べにふうき」緑茶を8週間連続飲用すると、試験開始時に比べ有意に収縮期血圧が低下する。 キーワード エピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート(メチル化カテキン;EG...
送風式農薬散布機のクワシロカイガラムシ防除専用噴管と防除効果
要約 クワシロカイガラムシ防除において、送風式農薬散布機と新たに開発した専用噴管を利用することで、40~60%の減量散布時でも、葉層下部の枝幹部に十分な薬液付着が得られる。また慣行防除法と同等の防除効果...
要約 開発した茶園用防霜ファンの制御法は、茶園上層のファン設置高の気温と樹冠面付近の気温との差が小さく稼働の必要がない場合には、ファンを停止させる方法である。必要時のみ稼働させることで、消費電力量を...
常緑性のウンシュウミカンと落葉性のカラタチでは花成遺伝子の発現時期が異なる
要約 花芽形成の季節周期が大きく異なる常緑性のウンシュウミカンと、落葉性のカラタチでは、花成遺伝子の発現は、それぞれの花成誘導時期に対応して異なる季節変動を示す。 キーワード カンキツ類、花芽形成、遺...
2℃の気温上昇はカンキツの生理落果を早め、落果率も高くなる傾向にある
要約 生理落果期間中において、気温が平年気温よりも2℃高くなると、カンキツの生理落果は早まり、最終落果率も高くなる傾向にある。 キーワード ウンシュウミカン、生理落果、気温上昇 背景・ねらい これまでカン...
喫煙・飲酒者ではβ-クリプトキサンチンなどの血中カロテノイド濃度が顕著に低い
要約 ミカン主要産地住民を対象にした栄養疫学調査(三ヶ日町研究)から、飲酒と喫煙の両方の習慣を有する人ではどちらの習慣も有さない人に比べて、α-、β-カロテンおよびβ-クリプトキサンチンの血中濃度が顕著に低...
ウンシュウミカンのカロテノイド含量は収穫後の温度およびエチレン遭遇で変化する
要約 収穫後のウンシュウミカンにおけるカロテノイド含量は、20℃でエチレンと遭遇すると、非遭遇よりも果皮で高くなるが、果肉では差がない。一方、5℃でエチレンと遭遇すると、カロテノイド含量は果皮および果肉...
要約 カンキツ新品種「はるひ」は、食味が優れる「カンキツ興津46号」と香りのさわやかな「阿波オレンジ」を交雑して育成した中生カンキツの新品種である。2月頃に成熟し、柔軟多汁であり、ヒュウガナツに似たさ...
要約
ブドウ産地において、観光農園の開設に関心を寄せる生産者がJA生産部会内に観光部を組織化し、直売所と連携することで、系統出荷を維持しながら地産地消を推進する産地活性化モデ...
要約
冬季(12~2月)の平均気温によって、スクミリンゴガイの用水路における発生密度や水稲の被害発生圃場率を予測することが可能である。
キーワード スクミリン...
要約
岡山県南部のハクサイ産地で収穫期のハクサイに発生した黄白色のモザイク症状は種子伝染性のTurnip yellow mosaic virus (TYMV)による新病害(黄化モザイク病)である。
キーワ...
要約 二元配置分散分析で、一つの処理に複数個の欠測値を含む場合に、それぞれの欠測値について重複する処理を削除してから仮の推定値を求め、それらを用いて一定の値に収束するまで再計算を行うことによって複数...
要約 ナスの1系統、近縁野生種2系統の果皮にはそれぞれデルフィニジン3-グルコシド、ペチュニジン3-(ρ-クマロイルルチノシド)-5-グルコシドが存在する。日本ナスの果皮にはナスニンよりも高い抗酸化活性を示すデ...