東北地域におけるフェストロリウム品種「東北1号」の最適刈取り体系
要約 フェストロリウム品種「東北1号」の最適刈取り体系は1番草を出穂始めに、2番草を梅雨明け後に、3番草を10月上旬に刈取る体系である。この体系での年間TDN収量は約1t/10aで、3年程度は利用可能である。 キー...
離乳子牛を訓練することで車両への積み込み作業の負担が軽減される
要約 離乳時の子牛に車両への角砂糖を報酬とする積込訓練を施すことにより、積込時間の個体間ばらつきが抑えられて作業時間が短縮できる。訓練5週後も訓練の効果は持続し、積込時間の短縮と、積込作業に対する子...
チカラシバ近縁植物におけるアポミクシス特異的染色体とその系統関係
要約 チカラシバ近縁植物種では、生殖様式が無性生殖(アポミクシス)である植物種には相似性の高いアポミクシス特異的染色体領域(ASGR)が存在し、有性生殖の植物種にはASGRが存在しない。また、これらの植物種の遺...
甘味種コムギ全粒粉は糖やフルクタンに富み、パン酵母の発酵を促進する
要約 甘味種コムギ種子中の糖濃度は、開花後25-30日に最も高くなる。その全粒粉は、糖以外にフルクタンを中心とする食物繊維に富む。また、その全粒粉配合は、製パン時の酵母の発酵を促進する。 キーワード 甘味...
市販土壌ECセンサを用いた海水浸水農地の土壌電気伝導度簡易測定法
要約 海水浸水農地の簡易な土壌電気伝導度の測定法として市販の土壌ECセンサが利用できる。土壌ECセンサは、ペースト状か湿潤状態の土壌を圧密して測定すると測定値が安定する。土壌ECセンサ測定値から慣行法へ読...
要約 電磁探査法により土壌を採取することなく、海水浸水農地におけるみかけの土壌電気伝導度の相対的な高低差を把握することができる。測定と同時にGPSによる位置情報を取得することで、地図上に土壌電気伝導度...
要約 黒ボク土乾田直播圃場で適正な減水深を得るためには、高水分条件で鎮圧することが必要である。段階的な鎮圧により、排水機能から湛水機能へと乾田直播に必要な圃場機能を順次付与することができる。 キーワ...
プラウ耕・グレーンドリル播種方式の寒冷地向け水稲乾田直播体系
要約 本方式の乾田直播体系においては、10a当たり労働時間は約6時間であり、直播適性の高い品種(「萌えみのり」など)を用いることで、600kg/10a程度の収量が得られ、60kg当たり費用合計は東北平均の57%まで低減す...
要約 開発したSSRマーカー“FxaHGA02P13”は、供試した国内外のイチゴ75品種・系統において、単独で73品種・系統を同定でき、他のSSRマーカーと組み合わせることで近縁性の高い個体の識別も可能である。 キーワード...
新しい飼育手法「ワムシ収穫槽利用飼育」を用いたクロソイの種苗生産
要約 種苗生産の効率化を図る飼育方法として、ワムシの粗放連続培養法の収穫槽で仔魚を飼育する「ワムシ収穫槽利用飼育」がある。この飼育方法をクロソイの種苗生産で試みた結果、生残率が大幅に向上した。また、...
要約 ウニを除去した漁場に、スポアバッグ(コンブ成熟母藻入り袋)を用いて人為的に胞子を供給することにより、効果的にコンブ群落形成が可能となることを実証した。 背景・ねらい 本県のコンブ、ワカメ等大型海...
要約 身近な植物であるトマトは、交雑・自殖ともに容易である上、果実の色や形に明確な遺伝変異が存在するため、食育や遺伝・品種改良の学習教材に適している。この特性を生かして、学校活動の中でトマトのオリジ...
マトリゲルによるウシ卵母細胞・顆粒膜細胞複合体の選択的な生存および発育
要約 発育途上のウシ卵母細胞を14日間培養して発育させる際、マトリゲル上で培養すると、死滅する卵母細胞は無処理の培養皿よりも多いが、生存することのできた卵母細胞の直径は無処理の培養皿よりも大きく、成熟...
ナタネのカスケード利用計画・評価のための潜在エネルギーデータ
要約 「キラリボシ」について整粒収量200kg/10aを想定するとナタネ生産によって得られる熱量の総計は13.5GJ/10aである。熱量構成は、固形燃料利用が想定される茎葉部57%および搾油残さ26%とディーゼル燃料利用可...
ナタネを核とした水田由来バイオマスエネルギー生産・利用シミュレーションモデル
要約 ナタネのエネルギー利用を核とした農耕エネルギーの自給計画を設計するに当たり、エネルギー自給率の目標設定値達成に必要となるナタネ栽培面積の経時的変化を推計して、計画の事前評価を支援することを可能...
要約 ソバスプラウト(BS)を2型糖尿病モデルマウスに摂食させると、血漿・肝臓コレステロールの低下等脂質代謝を改善し生体内過酸化脂質の増加を抑制する。脂質代謝の改善にはBS摂取による肝臓での胆汁酸合成促進...
要約 紫ニンジンのアントシアニン、カロテノイド色素を各々拘束ストレス負荷マウスに投与すると、悪化する脂質代謝を改善し肝臓脂質過酸化度上昇を抑制する。両色素溶液を同時投与することで、肝臓コレステロール...
要約 南北に離れた2地点について、南の地点において日長時間を補光により北の地点と同一にすると、北の地点における温暖化後の気温・日長条件を模擬できる。これにより、温暖化後の北地点の水稲発育を把握でき、...
復元田では土壌酸化鉄還元との競合によりメタン発生量が低減する
要約 水田を畑利用した後に復田すると、土壌有機物を起源とする電子供与体の供給が少ない。そのためFe(Ⅲ)還元とメタン生成の電子をめぐる競合関係が栽培期間を通して持続し、メタン発生量が少なくなる。田畑輪換...
要約 四季成り性イチゴ品種の連続出蕾性は早晩性と関連性が高く、早生品種ほど連続出蕾性が強い。開花の早晩性による品種分類は6月下旬~7月中旬に採苗した一年生苗の第1花房の着生節位と開花株率に基づいて行う...