要約 魚市場や水産加工場などでは、安価で、簡単、迅速に魚の脂の乗りを表す脂質含量を測定できる非破壊測定機が必要とされている。このため、電気インピーダンス法により、サケ、カツオ、ブリおよびサワラ...
漁家所得の向上と経営安定を目指した養殖漁場の環境収容力に関する研究
要約 良質な二枚貝を持続的に生産できる漁場利用の在り方を漁業関係者に提示することを目的として、岩手県大船渡湾を対象に、カキの成長、漁場の環境や河...
要約 東北および北陸地域におけるタマネギの春まき夏どり作型の開発により、これら地域での生産性が慣行の秋まき作型より向上し、端境期出荷も可能となる。公表した栽培マニュアルから、適品種選定等栽培技術情報...
湿潤転換畑での放牧では、耐湿性草種でも踏圧により早期に衰退する
要約 水田転換畑に耐湿性草種フェストロリウム(品種バーフェスト)を播種すると、湿害もなく、牧草地が造成できる。しかし、土壌の水分が高く、柔らかい水田転換畑では、放牧牛の踏圧が強いため、フェストロリウム...
要約 コムギのA、B、Dゲノム由来の3個の顆粒結合型澱粉合成酵素I型及び可溶性澱粉合成酵素IIa型のそれぞれにおいてB及びDゲノム由来の酵素を欠く変異体の澱粉は、高い老化耐性を示し焼成後の食パンの硬化低減に寄...
日本短角種牛を採草地で冬季放牧する時の家畜管理方法と翌年収量
要約 北東北でも少積雪量で牧柵と道路が利用できれば、採草地で長期の冬季放牧が可能であり、日本短角種牛の滞在場所はサイレージの給与場所で管理できる。オーチャードグラスとイタリアンライグラスの優占採草地...
日本短角種2シーズン放牧における肥育中期の目標日増体量は0.6kg以上である
要約 日本短角種の肥育中期の日増体量は、2シーズン放牧の場合、0.6kg/日以上を目標とすることが望ましく、牧草が不足する時期には補助飼料の給与が必要である。また、2シーズン放牧牛の枝肉重量は小さくなるもの...
台木用ピーマン品種を用いた接木栽培で可食部カドミウム濃度が低減する
要約 ピーマン類を高カドミウム土壌(2.1 mg/kg)で栽培すると、可食部カドミウム濃度には品種間差があり、国際基準値(0.05 mg/kg)を超える場合があるが、台木用ピーマン品種「台助」に接木すると、可食部カドミウ...
ICT・複数のセンサを使用し牛の発情を示す乗駕許容行動を判別するシステム
要約 赤外線、加速度および角速度センサで構成されたユニットを牛の背部に装着し、ICTを活用することで、授精適期時刻の推定に重要な指標である乗駕許容行動を98%の適合率で検知し、観察困難な時刻、場所でもリア...
要約 開発したアブ防除用新型トラップは折りたたみ可能で運搬・保管性に優れ、ホームセンターで購入可能な資材を用いて1個数千円で自作できる。このトラップは炭酸ガスを使わずに、牛の背中側から吸血する種類も...
要約 水稲の催芽種子を代かきと同時に浅層土中に散播することにより、無コーティングでも十分な苗立率が得られる。播種作業は一人で可能であり、播種時間は30aが約1時間である。全刈収量は同地域の鉄コーティング...
北海道太平洋沿岸・沖合におけるサケ幼稚魚の分布と春定置網での岩手産サケ幼稚魚の出現状況
要約 岩手県や北海道太平洋沿岸において秋サケの回帰尾数が減少していることから、太平洋沿岸でのサケ資源の減少要因を明らかにし、ふ化放流手法の改良を通じたサケ資源の回復に資することを目的とした。本研究で...
要約 エゾアワビの貝殻内唇断面に形成される障害輪の有効性を調べた。岩手県沿岸では低水温期に障害輪が1本形成され、年齢形質として有効であることが示唆された。また、放流貝は放流時にも障害輪が形成されるこ...
要約 エゾアワビ浮遊幼生に対する着底誘引効果が高い緑藻Ulvella lens(アワビモ)と初期稚貝の好適餌料であるCylindrotheca closterium(針型珪藻)を併用した低コスト、かつ餌料環境が整った...
苦土石灰のうね内部分施用と低吸収性ダイズ品種による子実カドミウム濃度低減
要約 深さ20 cmまでの平均カドミウム濃度が1.4 mg kg-1と高い水田転換畑の場合、土壌pHが6.5に近づくように全面施用の苦土石灰量の50%をうね内に部分施用とし、低吸収性ダイズ品種・系統を用いれば、子実カドミウ...
伏流式人工湿地ろ過システムは有機排水を冬期も含め長期間安定して浄化できる
要約 伏流式人工湿地ろ過システムは、酪農施設、養豚場、養鶏場などからの排水に含まれる有機物や窒素、リン、大腸菌などを冬期も含めて5~10年間にわたり安定して浄化できる。運転費用は一般的な活性汚泥処理の5...
プラウ耕・グレーンドリル播種による稲-麦-大豆の2年3作輪作体系
要約 耕起にスタブルカルチ、播種にグレーンドリルを用いる本体系を仙台平野津波被災圃場で実証した平均収量は、水稲乾田直播533kg/10a、小麦403kg/10a、狭畦密植大豆226kg/10aであり、60kg当たり費用合計は東北...
塩化カルシウム土壌抽出法による野菜可食部カドミウム濃度の品目間差異の推定
要約 野菜の可食部カドミウム濃度の品目間差異は、0.05molL-1塩化カルシウム抽出法による土壌中のカドミウム濃度と可食部カドミウム濃度の回帰係数を用いると、土壌中カドミウム濃度や土壌pHの影響を...
要約 ストレスの指標となる尿中コルチゾールレベルは、ホルスタイン種では放牧飼育下の方が舎飼い飼育下よりも高い。一方日本短角種では、舎飼い飼育下の方が放牧飼育下よりも高い。 キーワード 放牧、舎飼い、ホ...
油脂TBA試験紙を用いた牛肉脂質過酸化度の測定と脂質安定性の予測
要約 脂質過酸化を促進する貯蔵条件および油脂TBA試験紙を用いて簡易に測定した牛肉脂質過酸化度から冷蔵貯蔵時の消費期限における脂質安定性を予測することができる。 キーワード 牛肉、貯蔵、油脂TBA 試験紙、...