要約 なたね「東北96号」は成熟期が早い無エルシン酸系統である。九州南部地域において「ななしきぶ」より成熟期が4日早く、梅雨入り前に収穫可能である。また、圧搾油の食味がやや優れる。 キーワード なたね、...
ハトムギタンパク濃縮物は2型糖尿病モデルマウスの脂質代謝を改善する
要約 ハトムギ種子由来のタンパク濃縮物を摂食する糖尿病マウスは、種子を摂食するマウスと比較して糞への胆汁酸、コレステロールの排泄が多く、血漿コレステロール低減作用等脂質代謝が一層改善されるとともに、...
国産ナタネ油の約5%はバイオ燃料製造を兼営する地場搾油である
要約 ナタネ市場は生産・搾油とも寡占状態にあるが、2003年以降、地場搾油と廃食用油回収・バイオディーゼル製造を兼営する小規模搾油所が増加しており、これらは国産ナタネ油生産全体の約5%を占めている。 キー...
土壌pH上昇による野菜可食部カドミウム濃度低減効果の品目間差異
要約 野菜7品目のポット栽培試験のデータを線形混合モデルにより解析すると、栽培土壌のカドミウム濃度低下と比べて土壌pH上昇による可食部カドミウム濃度低減効果の方が品目間差異は大きい。土壌pH上昇による低...
トウモロコシ新品種「きみまる」は赤かび病抵抗性が強く、かび毒の濃度も低い
要約 飼料用トウモロコシの赤かび病抵抗性とフモニシン濃度には大きな品種間差がみられる。農研機構育成の新品種きみまる(北交72号)は、赤かび病抵抗性が強くフモニシン濃度が顕著に低い。また、他のかび毒に関し...
超高濃度有機性排水を浄化できるハイブリッド伏流式人工湿地ろ過システム
要約 有機物濃度が極めて高いバレイショデンプン工場廃液や養豚尿液を浄化するハイブリッド伏流式人工湿地ろ過システムを開発し、性能評価を行った。既存システムより省スペースで低コストな人工湿地システムを、...
要約 一季成り性のイチゴ品種「豊雪姫」は寒高冷地の無加温半促成栽培(低温カット栽培)および露地栽培に適しており、多収性で商品果率が高い。炭疽病に対して中程度から高い抵抗性、うどんこ病に中程度の抵抗性を...
要約 ウシに自動採血装置を用いることにより5分間隔で採血を行う事ができる。このため採食に加えて反芻行動時の血液の変化を捉えることができる。反芻行動には血中遊離脂肪酸濃度の減少がおこる。 キーワード ウ...
要約 放牧は、草地の枯れ草や草高を減少させ裸地を増加させることによりハウチワカエデとイタヤカエデの当年生実生数を少なくしダケカンバを多くするが、採食や踏圧によりこれらの生存率や樹高を低くすることによ...
要約 イタリアンライグラス×トールフェスクの後代において、フェスク特異的染色体領域は検出されないが、顕著な染色体構造変異が観察される。ライグラス染色体は、フェスクとの交雑によって、変異原を用い...
要約 贈答用リンゴの受け取りをきっかけに、自らも同じ生産者のリンゴを購入し、贈答利用する消費者がいる。また、消費者の多くが「おすそわけ」の習慣を持つ。こうした消費者間で行われるリンゴの授受が農家直販...
水稲幼苗の高地温依存の低気温障害の原因は光合成電子伝達の遮断にある
要約 地上部だけ低温(10℃)に曝した水稲(「あきたこまち」)幼苗の葉が枯れる原因は、除草剤DCMUの作用部位、すなわち葉緑体内の光化学系ⅡのQAとQBの間の光合成電子伝達の遮断にある。 キーワード イネ、気温・地温...
要約 13℃2週間の根域低温処理は、蒸散を持続的に抑制するとともに、葉面積拡大及び乾物生産を顕著に減少させる。その程度は低湿度条件でより大きい。 キーワード 吸水、根域温度、水稲、成長 背景・ねらい 水田の...
地上部の蒸散要求が水稲の根のアクアポリン発現の日周変動を引き起こす
要約 水稲の根の吸水に関わる膜タンパク質アクアポリンの発現量は日中に高く夜間に低い日周変動を示す。この日周変動は、地上部の蒸散要求が根に伝わりアクアポリン遺伝子発現を誘導することにより引き起こされる...
要約 東日本大震災で発生した津波が沿岸のアマモ場と稚魚に及ぼした影響と、攪乱からの回復過程を把握するため、岩手県宮古湾内のアマモおよび魚類の生息状況について調査し、震災前のデータと比較した。その結果...
Googleマップによる気象予測データを用いた水稲栽培管理警戒情報システム
要約 東北地方のユーザーを対象にして、圃場位置、品種、移植日に対応した水稲の生育、高温障害、冷害、病害発生予測の情報をGoogleマップまたは携帯端末で提供できる。このシステムは気象被害軽減のための栽培管...
要約 無エルシン酸なたね「キタノキラメキ」は、「キザキノナタネ」と比較し、北海道十勝地域で越冬株率が高く、やや多収である。 キーワード なたね、多収、越冬性、無エルシン酸、食油用 背景・ねらい 北海道は...
ヒエ、ハトムギ種子は2型糖尿病モデルマウス(db/db)の脂質代謝を改善する
要約 ヒエまたはハトムギの20%混合飼料を2型糖尿病モデルマウスに摂食させると、肝臓コレステロールの低下等脂質代謝を改善する。肝臓コレステロールの低下にはヒエ、ハトムギ摂取による糞への胆汁酸排泄、及び肝...
要約 ハクサイの主要カロテノイドはβ-カロテン、ルテインであるのに対し、オレンジハクサイの主要カロテノイドはプロリコペン、β-カロテン、フィトエンである。総カロテノイド量、ポリフェノール量は通...
要約 牛脂肪中の香り成分であるγ-オクタラクトンやγ-ノナラクトンのほとんどは貯蔵中の脂質過酸化によって増加するのに対して、δ-テトラデカラクトンは貯蔵初期段階で数百ppbが存在している。...