野菜・花きの栄養環境制御による病害軽減技術の開発およびその機構解明(84)
摘要 野菜・花き生産では連作障害、特に土壌病害の回避対策が不可欠であり、化学合成農薬への依存度を低減した環境保全型の新たな病害抑制技術の開発が求められている。一方、無機栄養条件のうちカルシウム(Ca)が...
摘要 トマトの施設生産が環境へ与える負荷の軽減をはかり、トマトの施設生産がもっている環境保全機能をより一層高めるため、トマト栽培に伴う正と負の環境影響を客観的に評価するLCA手法の開発を試みた。まず...
摘要 キク栽培の省力・軽作業化を目的として、ロックウール耕と比べて改植が容易で液温制御の必要性の少ない養液栽培方式の開発を行った。いくつかの方式を検討した結果、高温期においてもキクが安定生育するとと...
摘要 各種の養液栽培方式でキクを栽培したところ、土耕栽培に匹敵する品質の切り花が得られた保水シート耕(毛管水耕)方式が、キクの養液栽培には適すると判断された。しかし、保水シート耕では茎が肥大しすぎる...
野菜・花きの栄養環境制御による病害軽減技術の開発およびその機構解明(88)
摘要 これまで代表的品種で確認した高カルシウム(Ca)条件による青枯病の発病抑制が多くのトマト抵抗性品種・系統で認められ、品種のCa吸収能は青枯病抵抗性と相関することが示された。また、発病が抑制され...
摘要 キク栽培においては、苗更新時の土の入れ替えや土壌消毒に要する労力が、経営規模拡大の阻害要因の一つとなっている。養液栽培ではこれらの問題を回避できることから、キクでもロックウール耕を中心にいくつ...
地域特産作物の栄養系大量増殖のための発根・順化法の開発(128)
摘要 リンドウの組織培養苗では、増殖培地から茎葉を切り出し、挿し木状態で屋外に順化する方法(direct rooting)が、発根苗を順化する従来の方法よりも、順化成功率が高く、その後の生育にも優れ...
摘要 光量を一定に調節した白、赤、黄、緑、青の各種人工光源を持つ簡易環境制御室で、ペチュニアのポット栽培を行い、光質が花の色バランスに及ぼす影響について検討した。花冠半径、覆輪部の幅、着色部の幅の具...
ハーベスタブル・ストック期間中の葉菜類の生育とビタミン含有量に及ぼす低温の影響解明(139)
摘要 収穫適期に達したほうれんそうや小松菜を、冬にハウスの裾を開けて低温にあてると、草丈の伸長、葉面積の拡大が著しく抑制された。その結果、平均気温3℃以下でほうれんそうの収穫適期を3カ月以上、同-2℃...
地域特産作物の栄養系大量増殖のための発根・順化法の開発(136)
摘要 挿し木では越冬芽の形成が困難なために、栄養系増殖が実質的に不可能なエゾリンドウを用いて、越冬芽形成のための環境条件を探索した。挿し木の時期、生育期間中の温度条件及び日長の異なる処理を行ったとこ...
摘要 光量を一定に調節した白、赤、黄、緑、青の各種人工光源を持つ簡易環境制御室で、ゼラニウム及びペチュニアのポット栽培を行い、花卉類の生育に光質が及ぼす影響について検討した。ゼラニウムの場合、白色光...
摘要 培養中のミクロな気象環境から、作物を取り巻く極地的な気象環境至るまでのストレスに対する野菜・花きの生理生態反応を解明し、ストレス付与による生育制御法及びストレス耐性の付与技術を開発する。これま...
地域特産作物の栄養系大量増殖のための発根・順化法の開発(77)
摘要 栄養系増殖の困難なエゾ系リンドウを用いて、挿し木発根と挿し穂増殖に有効な環境制御法を検討した。通常の霧処理や水挿しに比べて、挿し木床をべたがけ資材で被覆し、初期のみ霧処理する方が、挿し木の発根...
ハーベスタブル・ストック期間中の葉菜類の生育とビタミン含有量に及ぼす低温の影響解明
摘要 環境条件の良い秋から初冬にかけて生育させた葉菜類の生育を冬の低温で抑制し、生きたままハウス内の圃場で保存して必要に応じて収穫することにより、厳冬期に出荷する技術が確立されつつある。これまでの研...
摘要 地域特産作物の品種は遺伝的に固定が不十分で、優良系統の増殖には、挿し木や組織培養などの栄養繁殖に期待が寄せられている。しかし挿し木では発根が、また組織培養では培養根の順化が困難だとされている。...
摘要 温室内の高温抑制に関して、コンピュータを用いた制御技術の開発とシステム化を図る。夏期にバラとカーネーション、コチョウランの栽培農家で実測を行い、温室内環境の熱・水分収支に関するシミュレーション...