摘要 作物ウイルス病の防除において抵抗性品種の利用は最も有効な方法であるが、抵抗性の分子機構はほとんどわかっていない。また、従来の交雑育種で利用できる遺伝子源は限られている。本研究では、ウイルスや植...
“gene-for-gene理論””””による小麦赤さび病菌レース判別法の確立(173)
摘要 日本国内で得られた5種の分離菌株を、海外より導入したレース判別系統に接種した。比較的病原性が低いと思われるレース2Aについて、海外より導入した判別系統では、いずれの系統も抵抗性反応を示し、レー...
大麦縞萎縮病抵抗性遺伝子(ym4,Ym2)と裸性遺伝子(n)の連鎖距離
摘要 当研究室では大麦品種「徳島モチ裸」に大麦縞萎縮病抵抗性遺伝子(ym4)が存在することを発見した。この遺伝子は第1染色体上に座乗し、裸性遺伝子(n)と連鎖していることが判っている。本実験では、こ...
DNAマーカーと半数体育種法を利用した効率的な耐病性選抜法の確立と高度耐病性小麦の育成(186)
摘要 CIMMYTでは広範な遺伝資源を利用してコムギの重要病害であるさび病・赤かび病等に対する耐病性品種育成が行われている。本課題ではこれら耐病性育種を一層効率化するため、マーカーによる間接選抜法の...
高降雨ストレスに対する障害抵抗性麦類の育種技術の開発(177)
摘要 ハンガリーのセゲドにあるCereal Research Instituteにおいて赤かび病抵抗性で、さび病抵抗性や高品質な製パン性を付与した小麦の8系統を選抜した。これらを他の遺伝資源とともに...
“gene-for-gene理論””による小麦赤さび病菌レース判別法の確立
摘要 東北地域は小麦赤さび病の多発地帯で、小麦栽培の安定生産上大きな問題になっている。また、最近、抵抗性品種の罹病化が起きており、新たなレースの分化が懸念されている。そこで、本研究においては、まず東...
摘要 本研究の目的は、穀類種子に含まれる酵素阻害タンパク質遺伝子を水稲に導入することによって虫害抵抗性稲を作出することである。各種の酵素阻害タンパク質のうち、米糠トリプシンインヒビター(RBTI)は...
摘要 大麦縞萎縮病抵抗性遺伝子は木石港3に由来するYm、御堀裸3号由来のYm2、Ea52およびはがねむぎに由来するym3がこれまでに同定されている。当研究室では在来品種徳島モチ裸がym3と他の抵抗性...
亜熱帯条件を利用した世代促進による耐病性小麦育種素材の育成(37)
摘要 8倍体および6倍体ライコムギに由来する小麦赤さび病抵抗性遺伝子が座乗するライムギ染色体は、添加または置換型小麦の種子タンパク質(セカリン)を電気泳動法で分析した結果、いずれも2R染色体と判明し...
摘要 アブラムシ伝染性ウイルス病「オオムギ黄萎病」の被害発生状況、品種間差異、診断法等を調べた。その結果、(1)点播栽培では被害がかなりみられたが、裸麦の主要な栽培形態である全面全層播き栽培では被害...
亜熱帯条件を利用した世代促進による耐病性小麦育種素材の育成(28)
摘要 赤さび病抵抗性である4系統の小麦が持つ小麦-ライムギ転座染色体をゲノミックin situハイブリダイゼーション法により解析した。小麦ゲノム中のライムギ染色体部分を確認するとともに、2系統は小麦...
摘要 大麦縞萎縮病抵抗性遺伝子Ymとエステラーゼアイソザイム遺伝子Est1-Est2-Est4は組換価0.54%で密接に連鎖しているので、このアイソザイムをプローブ(釣り糸)としてYm遺伝子を単離す...
摘要 大麦縞萎縮病においては同病ウイルスの系統分化が明らかになり、品種育成の上からも抵抗性遺伝子の縞萎縮病に対する反応についての情報が必要となっている。また、抵抗性遺伝子を重複して持つ系統による反応...
酵素結合抗体法(ELISA法)による大麦縞萎縮病抵抗性簡易検定技術(58)
摘要 縞萎縮病の発病判定は肉眼観察でほぼ確実にできるので、紛らわしいものを確認する時以外はELISAを行なう必要はなかった。一方、圃場によって罹病性系統でも発病しないことが多いので、木石港3の抵抗性...
摘要 近縁種が持つ耐病性遺伝子の栽培小麦への導入や育成素材の染色体的解析を、世代促進法を利用しながら進めることを目的とする。ライムギ品種ペトクーザに由来した小麦赤さび病に対する抵抗性遺伝子は、貯蔵タ...
摘要 異なる抵抗性遺伝子を持つさび系系統間の交配による抵抗性遺伝子の集積を目的とした組合せの後期世代から、一般特性と生産力(1-3カ年試験)の優れた7系統を選抜し、さび系67号-73号の系統名を付し...
摘要 アブラムシ伝染性ウイルス病「オオムギ黄萎病」被害程度の品種間差異を調べるとともに、圃場における診断精度向上のために、病徴観察とELISA診断を行った。(1)日本内外のオオムギ39品種の幼苗にア...
酵素結合抗体法(ELISA法)による大麦縞萎縮病抵抗性簡易検定技術(59)
摘要 大麦縞萎縮病抵抗性品種を効率よく育成するため、約70品種の抵抗性程度と耐性程度を常発圃場で2年間にわたって調べた。その結果、(1)裸麦連作圃場では白麦6号を除く日本の六条皮麦は全く発病しなかっ...
オオムギ縞萎縮及びオオムギマイルドモザイクウイルスの系統診断技術および抵抗性検定法の開発
摘要 縞萎縮病抵抗性オオムギ品種が各地で発病した問題に対処するため、病原性の異なるオオムギ縞萎縮及びオオムギマイルドモザイクウイルスの系統を分離し、その特性を解明し、系統診断技術を確立し、日本各地で...
摘要 14組合せのF1のうち、大麦縞萎縮病抵抗性であり、ヘテロシスが認められ超多収系統育成が望める4組合せを選抜した。さらに、F3では、3組合・3系統の大麦縞萎縮病抵抗性・多収系統を選抜した。F4で...