摘要 ネパールの納豆様大豆発酵食品キネマは、地域住民の食生活に占める重要さにも関わらず、従来あまり調査研究がおこなわれていなかった。そこで、平成4年10月6日から平成4年12月4日まで、ネパール国及...
農業限界地における窒素固定生物の生理・生態-遺伝子工学的手法による根粒菌の分類(178)
摘要 農業限界地の様々な環境ストレスに適応可能な共生系をスクリーニングする手段として、栽培種だけでなく野生種を宿主植物として利用する事は有効であると考えられる。そこでアズキ亜属の栽培種とその近縁野生...
摘要 アズキ近縁野生種は、東南アジアが遺伝的多様性の中心であると考えられる。マレー半島で収集したアズキ近縁野生種3種42系統(Vigna minima1点、V. trinervia34点、V. re...
荒廃林地の回復とアグロフォレストリー-植物の成長と環境条件の解析-
摘要 アグロフォレストリーにおいて、上木として植栽されたアカシアやユーカリ等の被陰が、林内植栽された各種マメ科作物の成長や開花結実に及ぼす影響を調査した。生存率はリマ豆、ダイズ、モンゴ豆の順に高かっ...
摘要 インドネシアのジャワ島西部・東部地域と近辺小島(バリ・ロンボク)における純畑作体系地帯と田畑輪換体系地帯の畑作物(だいず等豆類、かんしょ、キャッサバ等)栽培圃場の植物寄生性線虫の種類と密度、及...
摘要 インドネシアでは、国民の貴重なタンパク源として大豆の増産が試みられている。しかし、単位面積当たりの収量の増加は困難な状況にある。この原因の一つとして大豆種子の品質に問題があり、このために十分な...
摘要 このプロジェクト研究は、インドネシアの田畑輪換による生態系調和機能に焦点を当てているが、このような機能が成立するためには、社会経済的条件との調和が不可欠の条件となる。インドネシアの大豆需要は、...
摘要 タイ北部ではトウガラシ、ナスなどに対するナミラセンセンチュウ、ヤリセンチュウ、ニセフクロセンチュウなどの加害が認められた。東北部ではネコブセンチュウによるケナフやキマメの、ニセフクロセンチュウ...
摘要 タイ国におけるダイズ主要病害の発生実態について、現地調査と聞き取り調査を行った。タイ国のダイズ栽培には、乾期、雨期前半期、雨期後半期と3つの栽培型があるが、病害の発生は乾期ダイズで少なく、雨期...
遺伝資源利用による稲の育種(遺伝資源)―日中交雑系統の世代促進方法の検討―
摘要 中国雲南省農業科学院と熱研の共同研究で耐冷・耐病・多収品種の育成が行われている。育種材料の世代促進が行われている海南島を訪問し、世代促進栽培の検討を行った。海南島は北回帰線の南に位置し年平均気...
摘要 タイ国の大豆発酵食品TUA-NAO(トゥアナオ)に関与する微生物から有用酵素生産菌の分離を行った。タイ北部チェンマイおよびメーホンソン周辺のトゥアナオ製造地の農家を訪問し,トゥアナオとその原材...
摘要 インゲンマメは温帯マメ科作物の中でも耐暑性が低く、我が国でも西南暖地以南では夏期は山間地以外では栽培が困難である。しかし、熱研の遺伝資源収集によって、東南アジアから耐暑性の高い系統が収集されて...
摘要 ブラジルの熱帯乾・雨期地帯の土壌型を異にする2圃場で大豆-小麦を不耕起栽培し、作物の生育・収量及び土壌理化学性の変化を調べ、同地帯における不耕起栽培の適応性、導入上の諸問題を検討した。不耕起栽...
摘要 土壌肥料的側面から、インドネシアの田畑輪換大豆作の実態解析を行った。東部ジャワ、西部ジャワ、ランポンを調査した。東部ジャワでは大豆は比較的良く管理されており、要素欠乏による生育障害と考えられる...
摘要 インドネシアにおける畑作物加害線虫の種類と、これら線虫によるマメ類などの被害を調べ、耕種的方法による被害回避を検討する。畑作圃場から検出された9属の植物寄生線虫のうち、検出頻度が高かったのはラ...
摘要 これまでの調査において、インドネシア、マレイシア、フィリピン、タイ等、東南アジア4カ国の米、豆類、芋類、ヤシ類を原料とする伝統食品について、主に食品学的、栄養学的な調査を実施した。米については...
摘要 インドネシアの水田において田畑輪換が伝統的に行われており畑作が果たす農業生態系調和機能の解明を図るため,東ジャワ,西ジャワ及びランポン州の田畑輪換地及び畑地に作付された大豆について,連作障害,...
熱帯乾・雨期地帯における畑作の作付体系に関する研究(栽培条件)(129)
摘要 熱帯乾雨期地帯における畑作生産技術システムの開発・改善に資するため、ブラジル・ボツカツ農科大学との共同研究により、小麦-大豆の不耕起栽培体系の適応性を検討した。土壌の物理性調査では不耕起により...
荒廃林地の回復とアグロフォレストリー-植物の成長と環境条件の解析(137)
摘要 造林木による被陰が,各種マメ科作物の生長と開花結実に及ぼす影響を調査した.生存率はリマ豆,ダイズ,モンゴ豆の順に高かった.個体のバイオマスは各種とも暗くなるにつれて減少した.発達開始前のツボミ...
ストレス耐性の生理・生化学的機作の解明-土壌水分ストレスに対する生育反応の作物・品種間差異(143)
摘要 個体当たり蒸散量と乾物増加量との関係は作物間で異なり、水利用効率はソルガム、トウモロコシで大きい値を示し、大豆、陸稲で小さい値で、落花生およびササゲは中間の値であった。低土壌水分条件下で、かん...