農牧輪換システム等に適したイネ科牧草等の生理生態学的特性の解明・評価(341)
摘要 ブラジルにて栽培されている熱帯イネ科牧草4種[Panicum maximum (PM), Brachiaria decumbens (BD)、B. brizantha (BB)及びB. humidicola (BH)]の窒素養分吸収とその利用については、PM、BD、BBは窒素反応...
耕地の気象環境の長期・広域動態評価手法の開発と気象要素に対する作物反応の解明
摘要 i)耕地気象要素の評価については、昨年度構築した積雪・凍結土壌地帯向けの長期観測システムにより、数理モデル開発に必要な気象・土壌・積雪の総合的なデータセットを取得することができた。また、この課...
家畜からの窒素、リン、重金属等の排泄量低減を目的とした栄養管理技術
摘要 市販の養豚飼料には2mm以上の粒度部分が約10%含まれており、これを2mm以下に粉砕することによりタンパク質消化率が6~7%向上し、排せつ物中の窒素排せつ量が低減すること、さらにフィターゼ添加によりリン...
反すう家畜の健全性・生産性に影響する飼料・栄養素の機能特性の解明
摘要 デンプン含量(OCC)が高く、かつ、その消化性が異なる穀類(大麦、玄米、トウモロコシ)の中性デタージェント繊維(NDF)分析において、ND溶液処理時に耐熱性αアミラーゼを添加して煮沸を行うことによりND処...
不良環境条件下における不耕起播種が飼料作物の出芽及び初期生育に与える影響の解明(98)
摘要 飼料用とうもろこしの不耕起播種の可能性を検討するため、不耕起播種した場合のとうもろこしの出芽及び初期生育を調査した。その結果、イタリアンライグラス収穫後の不耕起播種では、施肥した場合には再生し...
摘要 飼料作物の気象変動に対する収量の安定性を検討した。その結果、飼料用とうもろこしは6、7月の低温・寡照によって初期生育と稔実が不良で10年なみの低収量となり、ソルガムも早生品種ほど大きな影響を受け...
天候不順時における大区画圃場での飼料用とうもろこし栽培技術の安定化(97)
摘要 飼料用とうもろこし85品種を供試して過湿条件下での出芽、初期生育を比較したところ、ナスホマレ、DK616、TX120、TH8913、九交105等の系統は過湿条件下でも比較的良好な初期生育を示し、過湿による初期生育...
摘要 ショクヨウガヤツリの塊茎形成に伴う内生変化をタンパク質合成・代謝の点から検討した結果、塊茎形成に伴って生産・蓄積され、萌芽とともに分解される塊茎に特異的なタンパク質を明らかにし、二次元電気泳動...
摘要 長大型飼料作物のロールベールサイレージ調製技術において発酵品質と開封後の好気的安定性を検討した。トウモロコシ(セシリア)を細切してロールベールに調製し、その際にプロピオン酸を添加した。1ヶ月貯...
微細断型ロールベーラによる長大型作物梱包技術の開発(154)
摘要 10年度までの試作ロールベーラ(呼び直径90cm)に改良を加え、トウモロコシ及びソルガムの収穫試験を行った。その結果、ロスは3%以下と、目標をクリアした。ここで得られた結果等を基に、操作性や作業性を...
トウモロコシ、ソルガム、イタリアンライグラス圃場における無脊椎動物相の解明
摘要 トウモロコシやソルガムは夏作の、イタリアンライグラスは冬作の代表的な飼料作物であり、それらを加害する個々の重要害虫についての試験研究はあるが、無脊椎動物相全体としての構成は不明な点が多い。これ...
長大型飼料作物における微量要素濃度の実態把握と変動要因の解明
摘要 黄熟期におけるトウモロコシの微量要素濃度の実態について調査した結果、Fe、Cu、Mo、Coでは試料間で10倍以上の濃度の差異が認められた。また、トウモロコシとならぶ代表的な長大型飼料作物である...
安定同位体分析を用いた農業生態系におけるCO2動態の解明とモデル化(216)
摘要 作物が光合成に利用する二酸化炭素の供給源は、大気中からの取り込みと土壌から放出されるものがあるが、これまで野外レベルで二酸化炭素の動態は解明されていなかった。しかし、同位体自然存在比(δ13C値...
摘要 遺伝子組み換え技術を用いて作られた作物の安全性や環境への影響を評価するために、トウモロコシ花粉の飛散数や落下数を実際の圃場で観測し、落下数の推定手法を検討した。風向と風速等を変数とする統計的な...
摘要 わが国の食料の安定的供給を図るには、国内と国外の毎年の生産量をできるだけ早い時期に知ることが必要である。そのために、迅速かつ適切な情報収集・分析体制の整備と技術的対応が求められている。本研究で...
鱗翅目昆虫に対する害虫抵抗性遺伝子導入トウモロコシの安全性評価
摘要 我が国においてBtタンパク質を発現する害虫抵抗性遺伝子導入トウモロコシが栽培された場合に、その花粉が飛散して生態系に生息する鱗翅目昆虫の発育に及ぼす影響を予測し、その安全性を確保するための評価...
肉牛肥育における飼料エネルギーの利用特性と内分泌系による制御機構の解明(136)
摘要 肉用牛飼養においてビタミンAの適切な管理による肉質制御がきわめて重要な研究課題となっている。ビタミンAの最少必要量(臨床的欠乏にならない)と保健量(潜在的欠乏にならない)をもとめ、肉質を重視す...
養鶏における飼料構造等生産様式及び生産物の流通構造に関するファクト情報の収集と解析(142)
摘要 (1)国産ブロイラー製品の主力商品であるもも肉とむね肉および輸入飼料用とうもろこしの年間市場規模は,それぞれ1887億円,848億円,1816億円であった(90-96年).(2)月間処理羽数規模30万羽以上のブロイラ...
摘要 生育初期の温度差が、その後の作物生育にどのように影響するかを調べるための実験手法の確立を目的とした。温度勾配温室(TGTと称する)の利用を検討するため、装置の製作およびトウモロコシを供試して予...
草地緩衝帯や河畔林の水質保全機能の評価と活用技術の開発(261)
摘要 畑地-草地地目連鎖系において、畑地より地下水により流入する窒素は草地緩衝帯で浄化される。この浄化の機作を調べるため12年度は、牧草による窒素吸収と脱窒の評価を行った。牧草の窒素吸収に由来する浄...