摘要 春夏どりでは、乾腐病に対するベンレート水和剤及びトリフミン水和剤による土壌混和処理の高い防除効果が明らかとなった。秋冬どりでは、乾腐病に対する生育期薬剤散布の防除効果は見られなかった。しみ腐病...
将来的な地球温暖化がレタス生産に及ぼす影響評価と対策技術の開発 1)地球温暖化によるレタス生産への影響評価 ア レタス主要病害虫のモニタリングと過去の発生時期の比較
摘要 目的:主要病害虫について発生状況を調査し、気象条件や過去のデータと比較検討して、温暖化の進行により将来問題となる病害虫を推定する。 成果:本場で6作・マルチ3種、現地で5作・マルチ2種について...
摘要 トマト育苗時の高温による苗不良の原因を明らかにし、総合的な育苗管理技術を確立する。本年度は現地調査を実施した。その結果、遮光を実施していても温室内気温が40℃を超え、第1花房が第13節と上昇して...
Ⅰ-3 状況変化に対応し、生産力を支える研究の推進 [11] 高品質安定生産をめざした病害虫・雑草管理技術の確立 5 サトイモ疫病の防除対策の確立 (2)サトイモ疫病菌の簡易検出技術の開発
摘要 サトイモ疫病の伝染環を明らかにするため、ベイト-PCR法による検出技術を用いて定植前の種芋の汚染程度を調査した。その結果、5~10%の割合で種芋が疫病菌に汚染されていることを明らかにした。
Ⅰ-3 状況変化に対応し、生産力を支える研究の推進 [11] 高品質安定生産をめざした病害虫・雑草管理技術の確立 5 サトイモ疫病の防除対策の確立 (1)サトイモ疫病の発生生態と有効な防除技術の解明
摘要 サトイモ疫病の初発生の目安となる気象条件を明らかにした。また、生育期散布剤による防除体系の有効性や、省力的なダイナモ顆粒水和剤の高濃度少量散布や新規粒剤の効果が高いことを明らかにした。減収を...
摘要 アブラナ科根こぶ病の防除に資するため、HeSoDiMの検証及び改良を行い、本県に適合したヘソディムマニュアルの作成及びAIアプリの開発を行った。最終的に現地圃場データによる検証の結果、完成したマニュ...
摘要 サトイモの植付け前散布の雑草茎葉処理剤の実用性試験を実施した結果、十分な除草効果があり、薬害も認められなかったことから、実用可能と判定した。
摘要 暖地園芸作物の主要病害虫に対する農薬の登録拡大を図るため、殺菌剤ではバラ1剤、トルコギキョウ2剤、ヒマワリ1剤、殺虫剤ではメロン3剤の効果検定と実用性評価を行った。全ての薬剤で実用性ありと判...
摘要 パレード20フロアブルのセル苗潅注処理と非SDHI系剤を組み合わせた場合の防除効果を明らかにした。圃場の湛水処理によるセル苗潅注処理の防除効果低下を再現できなかったため、次年度に試験方法を変えて調...
摘要 ネギ栽培圃場において、物理的除草を行わない雑草管理によってネギアザミウマに対する各種天敵の定着が促進されることが明らかとなった。秋期の各種殺虫剤散布による天敵カブリダニに対する悪影響について...
摘要 コナジラミの主要薬剤に対する感受性を調査し、平成30年度の結果と傾向が変わらないことが分かった。そのため現地でコナジラミが多発する要因として、薬剤の散布ムラが推察された。TYLCVの伝染源について...
摘要 エダマメの難防除害虫であるダイズシストセンチュウに対して、夏期緑豆すき込み法による防除方法を確立するため、緑豆の適切な播種時期を明らかにした。また、現地における緑豆すき込み法導入事例を蓄積した...
イノベーション創出強化研究推進事業(応用研究ステージ) 画期的機能を持つ接ぎ木システムの実用化と接ぎ木効率を向上させる接ぎ木促進剤の開発
摘要 平成28年から現在までにトマト果実を高糖度化する台木の選抜に成功したほか、ナスの収量増加、害虫忌避性を示す台木の選抜を行った。これらの実績を踏まえ、トマトの果実が高糖度となる台木に最適な穂木の選...
ネギネクロバネキノコバエ、黒腐菌核病を対象としたネギの防除体系の実証
摘要 埼玉県北部のネギ産地で問題となっている新害虫「ネギネクロバネキノコバエ(以下ネギネ)」と「黒腐菌核病」について、個別の防除体系を確立したが、より省力的・安定的な防除体系の確立を行う必要がある。...
ニラのネギネクロバネキノコバエに対する熱を利用した防除技術の開発
摘要 県中部のニラ生産圃場において、地下葉鞘部や地下茎葉部を加害するネギネクロバネキノコバエの発生が確認された。本種は本県と埼玉県で特殊報が発出された新奇の害虫であり、ニラにおける詳細な生態は不明で...
新たな脅威となる害虫種に対する対策技術開発と薬剤抵抗性管理のためのデータ整備 →「新規病害虫及び難防除病害虫に対する効果的な防除技術の開発」
摘要 近年問題となっている害虫の薬剤抵抗性管理のためには経時的な感受性の把握が必要であるが、県内の感受性検定の実施は一部の害虫のみに留まっている。そこで近年未実施の害虫を中心に現時点での感受性を把...
6新規資材を活用した農作物の省力生産技術の開発 (5)新しい殺菌剤・殺虫剤の選抜及び利用法の確立
摘要 目的:主要農作物病害虫に対する新農薬の実用的な防除効果及び新防除技術の実用的な防除効果を検討する。 成果:各薬剤の防除効果および薬害を調査。いちご、にら、ももの重要病害虫を対象に、計18剤の試験...
カンショの高付加価値化に向けたオーガニック栽培技術と特徴ある新品種に適する干しいも加工技術の開発
摘要 目的:カンショの有機栽培に向け、病害虫抵抗性品種、線虫対抗作物(緑肥)及び輪作作物等の活用による病害虫防除技術を開発し、将来的な生産拡大を目指す。
大規模露地野菜の収量および品質低下を引き起こす生理障害および害虫被害の発生生態と対策技術の確立
摘要 目的:大規模露地野菜栽培で問題となる生理障害及び虫害対策を確立する。キャベツでは、石灰欠乏症の発生軽減技術の開発を、ネギではネギハモグリバエ新系統の効果的な防除対策を確立する。 成果:キャベツ...
摘要 目的:生産者が撮影した電子画像から病害虫診断を行うシステムを開発するため、AI学習用のトマト主要病害虫の電子画像データを取得し、さらに、開発された診断技術を活用し、現地ほ場での実用性を検証する。...