中山間カンキツ作新技術の経営経済的評価と営農モデルの策定(4)
摘要 実証園農家(愛媛県吉田町)の中晩柑圃場への狭幅作業道の導入前後における主な作業の10a当たり作業時間を比較したところ、全作業時間は116.1時間から105.7時間へと9%減少し、作業別では摘果...
摘要 12年度は客土や土壌改良材添加により細根量が多く発生することを明らかにした。堆肥処理では、果実の着色が良く糖度が高く、収量が増加した。11年度細根増加効果の見られたマルチ下点滴潅水同時施肥法に...
摘要 現在稼動している非破壊型選果機では、糖度測定においては、選果機間の差があるものの、従来からの破壊検査と比較し、0.9以上の高い相関が見られたが、酸度の測定精度については0.4~0.5と相関が低...
カンキツ果樹水分生理制御技術による高品質果実生産技術の開発(9)
摘要 12年度はジベレリン(GA)とプロピルデヒドロジャスモン酸(PDJ)で、温州ミカンの浮き皮が抑制され、5ppmGA≒10ppmGA>10ppmPDJ>5ppmPDJ+5ppmGAの順に効果が高...
摘要 12年度は乾燥ストレスをかけたカンキツ樹の茎流量は湿潤樹の20~30%に抑制されたが、潅水後速やかに回復し、24時間以内に湿潤樹との差は無くなることを明らかにした。蒸散速度が低い場合には光合成...
摘要 香川県下において,日南1号,宮川/興津早生,青島温州計310樹体の樹体調査(収穫前糖酸度,葉色,着果量,収穫時糖酸度)を実施した。10,11年度の調査結果を入力データにして,重回帰分析で予測式を...
摘要 12年度における香川県大野原地区の7、8月2ヶ月間の降雨量は、確率年が100年以上となり、異常干ばつであった。この期間に200mmの降雨があれば干ばつが回避できるが、降水量が200mmを越えな...
摘要 園地の地形データを既存の1/2500地形図を利用して作成できるソフトウェアと画面上で直観的操作により園内道を設計できるソフトウェアを開発し、路線延長計算機能や鳥瞰図表示機能を備えた園内道設計支...
摘要 12年度は一雨降雨内の時間雨量の2乗和を降雨強度指数として計算すると、土壌流亡量との関係が高く、精度よく推定できることが明らかとなった。液体マルチング吹き付けにより、法面の土壌侵食量は裸地の4...
摘要 急峻傾斜地カンキツ園における省力的管理作業を図るため、モノレールと狭幅作業道の利用法について検討した。まず、小型運搬車等を導入するため、単軌条運搬車から作業道へ運搬車を効率的に積み下ろしする方...
摘要 12年度は営農試験地を含む現地カンキツ団地(受益面積約2ha)における、小規模灌漑施設を整備する計画が進められている。その整備にあたって、受益地における効率的水管理と本プロジェクトで開発中の根...
摘要 カンキツの栽培条件が糖酸度等に及ぼす影響を解析・予測するニューラルネットワークモデルによって、11年度は主にカンキツの植栽位置の斜面方位が果実品質に及ぼす影響を解析した。北から時計回りに、北東...
カンキツ果樹水分生理制御技術による高品質果実生産技術の開発(10)
摘要 11年度は温州ミカンの浮皮が10ppmプロピルデヒドロジャスモン酸と10ppmジベレリンの混合液散布で明白に抑制されることを明らかにした。温州ミカンの着色開始前の9月処理で効果が顕著であった。従来見られた...
摘要 11年度は非破壊選果機を導入しているカンキツ選果場を調査し、施設の故障時の対応に選果施設の各工程を多くの会社で請け負っているプラントでは、時間のかかる傾向にあることを明らかにした。また、非破壊選...
摘要 11年度は通年マルチ処理によって、細根量が増加することを確認した。堆肥あるいは客土処理で、堆肥中や客土した土中に新根が多数伸長していた。より一層の細根量の増加を図るには、一般的客土よりも堆肥様有...
中山間カンキツ作新技術の経営経済的評価と営農モデルの策定(6)
摘要 11年度は園内作業道導入による品質への影響把握を行い、極早生種では早期出荷と糖度上昇で11円/kg、南柑20号では2円/kgの単価上昇が確認できた。それを踏まえ園内作業道・小型機械導入の経営評...
摘要 11年度は、みかんの用途別仕向量及び食糧需給表による消費仕向量の動向からトレンド分析を行い、消費仕向量として2000年では1062万トン、2005年では823万トンと推定した。これらの量を生産...
摘要 カンキツ栽培における立地条件等(標高、傾斜、方位角、日照時間、土壌硬度、レキ含有率、葉色および結果量)を説明変数とし、収穫時の糖度および酸度を予測するモデルをニューラルネットワークにより開発し...
島しょ部温州みかん産地における省力化技術導入の経営経済的効果の解明(7)
摘要 島しょ部傾斜地の温州みかん作経営を対象としてスピードスプレイヤ導入の効果について体系(慣行、SS)別に線形計画モデルを構築し、SS導入の経営経済的効果を試算した。温州みかん作付けの限界規模は、...
摘要 ミカン消費の特徴を家計調査年報より整理し、1人当たり年間消費量がこの25年間で1/4の6kgまで減少していること、特に若年世代での購入量の減少が大きい等の特徴が明らかになった。こうした特徴を踏...