木本性作物における幼若性(juvenility)の解明とその制御技術の開発(163)
摘要 日本ナシの花芽分化における植物ホルモンの影響を検討するとともに、形態形成に関与する遺伝子と花芽分化との関係を検討して、果樹の花芽分化を支配する要因の解明を行った。芽のジベレリン、オーキシン及び...
果樹細胞の生理的ショックに伴う物質の局在変化に関する基礎的研究(181)
摘要 日本ナシの芽について、各種の細胞膜を含むミクロゾーム画分におけるカルシウム結合活性の測定法を検討した。70μg程度以上のタンパク質濃度のミクロゾーム画分を使用することにより、カルシウム結合活性...
ナシ黒星病抵抗性の遺伝機構の解明とその利用技術に関する研究(250)
摘要 ナシの黒星病抵抗性の後代検定に必要な菌の分生胞子の形成条件について検討した。黒星病菌の菌糸懸濁液をPSA培地上に拡げ、10℃、暗黒下で18~22日間培養後、15℃、BLB連続照射条件下に15~1...
木本性作物における幼若性(juvenility)の解明とその制御技術の開発(181)
摘要 日本ナシ‘長十郎’の芽(新梢の頂芽を除く先端の3~5芽)を花芽分化期前後に経時的に採取してジベレリン、インドール酢酸及びアブシジン酸の量的変化を調査した。その結果、これら植物ホルモンのいずれにつ...
摘要 13CO2を使用するトレーサー法を用いて同化産物の転流、蓄積過程における炭素の流れを検討した。収穫期直前に水ストレスを与えた日本ナシ‘豊水’鉢植え樹を対象に、13CO2を定濃度・定比活性条件で6...
落葉果樹の光合成,物質生産と気象要因との関係の解明(170)
摘要 日本ナシの光合成特性の差異について検討した。供試樹は、‘筑水’、‘幸水’、‘豊水’、‘新高’の4品種である。‘筑水’は全体に光合成速度が低く、また収穫期が早いものは光合成速度の低下も早く、収穫の1カ月以...
みつ症発生に関連する生育調節物質の細胞膜機能に及ぼす影響解明
摘要 みつ症の発生に関与すると考えられるジベレリン及びジベレリンの生合成阻害物質について、13Cまたは14Cでラベルしたこれらの物質を用いて、日本ナシ組織の各細胞画分におけるこれらの物質の吸着状況を...
摘要 ハロゲンランプを光源とし、透過光を画像解析装置(アビオニクス:SPICA)■)で撮影する方法を用い、透過光の不均一性を解析することによりみつ症の発生の有無を検討した。日本ナシ‘豊水’の成熟期の果...
摘要 果実品質を高めることを目的に炭酸ガス処理を行った。縦2m×横4m×高さ2.5mのビニールハウスを設置し、オウトウは収穫20日前から、日本ナシは50日前から毎分100、200mlの純炭酸ガスを8時...
木本性作物における幼若性(juvenility)の解明とその制御技術の開発(174)
摘要 日本ナシについて、幼若性打破の指標である花芽形成が、植物ホルモンの動態とタンパク質組成に及ぼす影響について検討を加えた。花芽形成前後に芽のオーキシン含量は急激に低下し、二次元電気泳動の結果、花...
摘要 果樹の開花時期における低温の襲来は、しばしば晩霜害を引き起こし、収穫皆無になることがある。日本ナシの晩霜害を想定し、雌しべと雄しべを除去した後、ジベレリン(GA4)を花叢に散布し、単為結果を生...