摘要 生産段階における食の安全を確保するための簡易かつ特異性の高い診断手法の開発に関しては、a) 腸管出血性大腸菌多様性獲得因子について、ゲノムから挿入配列の切り出しを促進する因子であるIEEは環境応答(...
摘要 花成関連遺伝子については、1)キクタニギクから花成関連遺伝子としてFT相同遺伝子を単離した。FT相同遺伝子の中で、CsFTL3は花成誘導条件である短日条件の下で葉において発現が誘導された。また、ロゼット...
ウマのサルモネラ感染症の分子遺伝学的診断法に関する基礎的研究(95)
摘要 本課題では血清学的手法による鑑別診断が困難なS.Abortusequi(SA)とS.TyphimuriumについてPCR法を用いた早期鑑別診断法の開発を試みた。9年度はSAの生物学的性状の解析およびリボソームRNA遺伝子に注目して...
摘要 VP7遺伝子可変領域の塩基配列を基にVP7血清型G3、G13およびG14の型別プライマーをそれぞれ設計してPCRによるVP7血清型別法を開発した。本法により1996~1997年に分離した野外株65株はG3あるいはG14に型別さ...
摘要 スクレイピーの病性鑑定材料をマウスに接種し、伝達試験を行った。マウスの臨床症状、潜伏期及び脳における空胞病変分布の違う2株(Tsukuba-1、Tsukuba-2)が樹立でき、数代継代した。感染マウスの脳の病理...
摘要 馬パラチフスはO4血清群サルモネラの一血清型であるS. Abortusequi(SA)を原因菌とする馬の伝染病である。本症の血清学的診断には市販の凝集反応用抗原が用いられているが,この診断用抗原ではSA以外のO4...
摘要 本研究の目的はSalmonella Abortusequi (SA)感染馬をSalmonella Typhimurium (ST)感染馬やワクチン接種馬と区別し得る血清学的診断法の開発に必要な抗原成分を検索することである。2次元電気泳動-免疫ブロ...
日本国内における馬バベシア症の浸潤・流行に関する組換え体抗原等を用いた調査研究(42)
摘要 馬のバベシア原虫Babesia caballiのフタトゲチマダニによる媒介性を調べるため,マダニ体内の原虫遺伝子の検出を試みた。バベシア感染SCIDマウスを吸血した成ダニ,その卵,幼ダニを材料とし,原虫表面の分...
摘要 北海道日高地方における1996年分離株のG型は、G3が25株(86%)23農場(85%)、G14が4株(14%)4農場 (15%)を示し、G3が主要なG型であった。一方、1997年分離株のG型...
ウマのサルモネラ感染症の分子遺伝学的診断法に関する基礎的研究(92)
摘要 同じ血清群に属するSalmonella Abortusequi(SA)とS.Typhimurium(ST)との鑑別診断を目的として、16S-23S Intergenic Spacer Regi...
摘要 北海道日高地方で採材された子馬下痢便より36株(24農家)の馬A群ロタウイルスを分離した。標準株を用いて開発したPCR法によるG型別を分離株に応用した結果、いずれの株も型別可能となり、17株(...
ウマのサルモネラ感染症の分子遺伝学的診断法に関する基礎的研究(111)
摘要 32株のS.Abortusequi(SA)の生化学性状を検討したところ全株SAに特徴的な性状を有しており、ラムノース非分解型の生物型であった。次に血清学的診断手法では鑑別診断が煩雑であるS.T...
ウマのサルモネラ感染症の分子遺伝学的診断法に関する基礎的研究
摘要 馬に流産を引き起こす馬パラチフスはかつて大流行した経緯から届出伝染病に指定されている。近年その発生は散発的になってきているものの、馬の場合経済的損失が大きく、輸入される機会も多いことから防疫上...
摘要 輸入検疫及びアフリカ馬疫の不測の発生時に対応可能な遺伝子工学的技術による迅速かつ的確な診断法の開発を目的とする。すなわち、当該研究は平成8年度までに実施された日本中央競馬会との交流共同研究にお...
口蹄疫ウイルスに関連する有用ペプチド開発の基礎研究(137)
摘要 近年著しい進展を遂げたペプチドの化学合成技術を応用して、天然の口蹄疫ウイルスを使用せずに本病の侵入防止に有効な診断技術を開発するため、各ウイルスの共通抗原となる可能性の高い非構造蛋白質の中で口...
摘要 平成8年度はボリビアサル(茨城県)、リスザル(愛媛県)の主として肝細胞にに寄生する原虫、山羊(熊本県)と馬(北海道)のクリプトスポリジウムを電子顕微鏡的に観察した。両サルともに、肝に小壊死巣が...
摘要 馬A群ロタウイルスは子馬下痢の主要原因の一つである。中和試験で区別されるロタウイルスの血清型抗原は感染防御抗原として重要であり、2種の外殻蛋白VP7とVP4の両方に独立して存在する。馬A群ロタ...
摘要 "デザインしたプライマーを用いたPCRの条件が確立された。その条件では馬の生殖器から分離されてくる細菌及び遺伝学的に馬伝染性子宮炎原因菌に一番近いと報告されている菌ではPCR産物は形成されず、...
摘要 羊からマウスへスクレイピーを伝達し、マウスにおけるプリオン蛋白質の増殖臓器、マウススクレイピーの潜伏期、病変等を明らかにした。羊のスクレイピーからマウスへ伝達したTsukuba1株は、マウスで...
PCR法によるスローウイルス感染症の病原体遺伝子の検出(110)
摘要 5年度までに牛白血病ウイルス、馬伝染性貧血ウイルス、プリオンゲノム検出のためのPCR法の基礎的条件について検討した。6年度は牛白血病ウイルスに対してPCR法の野外調査への応用の可能性について検...