摘要 豚由来大腸菌1,595 株より300 株を選抜して全ゲノム系統解析を実施し、多剤耐性菌の多い系統に特異的な遺伝子を特定した。また、高度多剤耐性菌に2薬剤が奏功することを明らかにした。豚の浮腫病の原因とな...
摘要 1.ウシの生殖細胞を可視化するため、CRISPR/Cas9アシストによるPOU5F1遺伝子ノックインを実施した。現在まで11株の細胞において設計通りの相同組換えが確認され、ウシ体細胞においてもCRISPR/Cas9アシス...
プリオンの異常化機構の解明とBSE等のプリオン病の清浄化技術の開発
摘要 プリオン病研究に関しては、 a) L型非定型BSEプリオンをウシに経口投与(10g)し、74及び81ヶ月後に各組織における異常プリオンタンパク質の分布をウェスタンブロット法及び免疫組織化学染色法で調べ、感染...
摘要 CWDプリオンの高感度検出系を開発した。 試験管内増幅法を用いて分子レベルでのシカ、ウシ、ヒツジ、ヒトへのスクレイピー、CWD、BSEプリオンの感染リスクの推定を行った。
プリオンの異常化機構の解明とBSE等のプリオン病の清浄化技術の開発
摘要 プリオン病研究に関しては、 a) L型非定型BSE感染牛由来の異常プリオンタンパク質の試験管内超感度増幅法(PMCA法)の増幅条件を確立した。 b) リコンビナントプリオンタンパク質のアミロイド線維形成を指...
プリオンの異常化機構の解明とBSE等のプリオン病の清浄化技術の開発
摘要 プリオン病研究に関しては、a)牛海綿状脳症(BSE)実験的経口感染牛におけるプリオンの動態を明らかにし、骨格筋の筋紡錘に異常プリオンタンパク質が蓄積することを明らかにした。子牛を用いたループ試験で...
BSE等プリオン感染高感度検出のための遺伝子改変マウスの作製
摘要 BSE、スクレイピー、及びCWDのバイオアッセイ用として、新たに5種類の遺伝子改変マウス(ノックインマウス)の作出に成功した。Bankvole、ヒツジ(ARR)、及びシカのプリオン蛋白遺伝子を導入したノックインマ...
摘要 1)プリオン病の診断技術の開発に関しては、PrPScに対する特異的なプローブとしてのアプタマーの作製とそれを用いたプリオン濃縮法を確立した。血清などからのプリオン濃縮法への有用性が示唆されており、...
摘要 目的:わが国の羊にはスクレイピーが散発しており、公衆衛生上の問題からこの制圧も重要な課題となる。羊にはPrP遺伝子の多型に起因するスクレイピー自然抵抗性が存在するので、これに基づいて次世代繁殖羊...
摘要 牛のウイルス性乳頭炎の原因と考えられるパラポックスウイルス(PPV)および牛ヘルペスウイルス2型(BHV-2)について、全国各地から集めた牛血清を使用し抗体調査を行った。PPVに関しては、野生...
摘要 7月中旬小笠原諸島母島で甲虫相、母・父・兄島で訪花昆虫相を調査した。母島内8箇所のマレーストラップで採集された甲虫をピアンカのα(重複度)で分析すると、(1)桑ノ木山の3箇所、(2)南崎の2箇...
摘要 ニホンジカ資源を畜産的に利活用するための基本となる飼料給与の合理化を図るため、ニホンジカの各種飼料の利用特性を究明するとともに、維持・増体に必要な栄養要求量を明らかにする。8年度は成長期のニホ...
摘要 牛悪性カタル熱(MCF)はウシカモシカ型と羊型に大別される。前者はAHV-1の感染によるものであるが、後者のウイルスはまだ分離されていない。MCF発症牛と抗体陽性羊の材料から得られたPCR産物...
摘要 牛悪性カタル熱(MCF)は、ウシカモシカ型と羊型に大別される。前者はウシヘルペスウイルス3型の感染によるものであるが、後者の病原体はまだ分離されていない。MCFが疑われた牛の病性鑑定由来材料3...
摘要 牛悪性カタル熱は、ウシカモシカ型と羊型に大別される。前者はウシヘルペスウイルス3型の感染によるものであるが、後者の病原体はまだ分離されていない。牛胎児甲状腺細胞で培養したウシヘルペスウイルス3...
摘要 κ-カゼインはカゼインミセル形成のキー物質で、このアミノ酸配列が変化すると、乳の性質に変化が生じる。κ-カゼイン分子構造の特徴と許容される変異の範囲を検討するため、14種の偶蹄目の動物について、...
摘要 PCR法によって対象生物のDNAを増幅し、その産物の塩基配列を比較することは生物種の分類や鑑別のために有効な方法の1つである。PCR法の成否はプライマーの設計にかかっており、この研究は広範囲の...
摘要 κ-カゼインの分子構造と物性との関係を見るため、多数の哺乳動物についてκ-カゼインのアミノ酸配列を決定し、分子構造の特性を検討する。5年度はウシκ-カゼイン遺伝子の塩基配列から設計したプライマー...
摘要 ニホンシカにおける血液生化学的検査の基礎データを得るため、シカ(6頭)頚静脈にカテーテルを装着してできるだけストレスの少ない条件下で採血を行い、キシラジンによる血液学的、生化学的成分の経時的変...
摘要 乳蛋白質のカゼインは構造の異なる数種の分子が会合し、ミセルとなって乳中に存在している。この中でもκ-カゼインは疎水性と親水性の両部位を合わせ持つことによってカゼインミセルの安定化に寄与し、乳蛋...