
次世代高生産性稲開発のための有用遺伝子導入・発現制御技術の高度化と育種素材の作出
摘要 有用遺伝子を活用した育種素材の開発に関しては、 a) ラン藻由来のカルビンサイクル構成遺伝子を導入した系統の一部では、乾物重、分げつ数が有意に増加する系統が認められたが、 光合成速度については、出...

摘要 1)果樹害虫の減農薬管理のため、ネギアザミウマの合成ピレスロイド抵抗性について遺伝子診断技術を確立した。薬剤作用点であるナトリウムチャネルをコードする遺伝子に3種類の点突然変異が存在し、抵抗性...

摘要 1)カメムシ寄生蜂(チャバネタマゴクロバチ)については、発育時に短日処理を行うことにより、雌成虫の造卵抑制及び、低温耐性を獲得することを見出した。2)くり害虫であるモモノゴマダラノメイガに対し...

摘要 目的:農業用排水路や畦畔の法面において、耐久性が高く、草刈り作業の省力化に適したグラウンドカバープランツ(以下、「GCP」)を選定し、生育や被覆状況等の経年変化の調査並びに播種・育成方法の検討を...

摘要 気候温暖化に伴う環境変動については、1)北海道十勝地方では、過去には土壌凍結が発達していたため融雪水の下方浸透が抑制されていたが、土壌凍結が減少した近年は融雪水の浸透が促進され土壌水分移動量が...

摘要 水田法面の除草作業の省力のため、耐久性の高いグランドカバープランツを選定し、生育状況の調査、播種・育成法を検討する。センチピードグラスのティフブレアとコモン種を供したが耐寒性および耐干性に差が...

アカヒゲホソミドリカスミカメの加害機構の解明と斑点米発生防止技術の開発
摘要 i)網枠を用いた放飼試験の結果、登熟が進んだ黄熟期の稲穂であってもそれが割れ籾の場合は斑点米が発生することを明らかにした。またこの場合周囲に餌植物があればカメムシの加害は少なく、斑点米被害は少...

摘要 温帯から熱帯にかけての地域で水稲を加害して問題となっているスクミリンゴガイについて、フィリピンにおける個体群動態・天敵相・生理的特性・分類に関する研究を行い、日本の貝との比較を行った。個体群動...

摘要 十勝地域及び北農試(札幌)の実圃場を対象として、■除草剤処理同日播種法、■夏造成法、■春造成時における同伴作物としてのエンバクの混播により、アルファルファ単播草地(品種はマキワカバ)を造成した。...

スタイナーネマ・クシダイの液体培地による大量増殖技術の開発(185)
摘要 25度で増殖したスタイナーネマ・クシダイ感染態幼虫は直ちに5度で保存されると25日後には大部分が死亡するが、10度で8日間以上保存するという前処理が施されると、線虫体内に耐寒性物質であるトレハ...

摘要 合理的な整せん枝管理技術の開発を目的として、成木茶園の光合成及び物質生産構造の解析を行った。晩秋期においては、光合成に有効な葉層の厚さは約10cmと判断され、秋整枝強度の指標が示された。春期の...

小麦の養分吸収特性からみた黒ボク土の有機物管理技術(113)
摘要 黒ボク土では、他の畑土壌に比べ、低温時の土壌窒素およびリン酸の供給力が低く、このことが小麦の生育収量、品質に対する不安定化の一因となっている。本課題では、土壌有機物管理を通して、早春の低温時の...

摘要 小麦の安定多収化の実現には活力の高い根系を形成、維持させることが必要である。そこで出液速度を指標として国内外の品種の根活力を測定した結果、根系が深い品種ほど根活力が高いことが明らかになった。ま...

寒地型牧草の混播によるバーミューダグラス草地の雑草防除法の確立
摘要 バーミューダグラスの耐寒性品種の育成は、この草種の栽培可能地帯を拡大した。現在、関東地方においてもその栽培が可能であり、特に放牧草地へのバーミューダグラスの導入は、寒地型牧草の夏期の生産力低下...

摘要 直播適応性品種開発のための基礎資料を得るために、生態型の異なる品種の直播における栽培特性について検討した。アメリカ品種は耐倒伏性は優れるが収量性、いもち病耐性には難点があること、中国、半矮性イ...

摘要 小麦品種の耐湿性や耐寒性などの環境ストレス耐性は土壌中の根の分布と関係が深いと言われている。しかし、圃場での根の分布調査には膨大な時間と労力が必要である。そこで、幼植物の種子根の伸長角度により...

摘要 植分研チームの遺伝資源の保存点数は4年12月現在、桑427、暖地イネ科牧草156、かんきつ類554、もも222、茶833、いぐさ179の2371品種・系統である。保存と特性調査に特に問題になっ...

摘要 林畜複合における生産機能向上の基盤となる林床の飼料資源を富化し、それを放牧により有効利用・管理する技術を開発する。平成3年度は林床への導入可能な牧草を探索する目的で、耐寒性に優れた30草種・品...

バーミューダグラス高消化性品種導入による高栄養放牧草地の管理技術の開発(58)
摘要 7草種の寒地型牧草地とバーミューダグラスの耐寒性,消化性の優れた品種の草地を組み合わせた高栄養放牧草地の開発・利用法を検討した.春より一群として放牧した供試牛群を,7月から9月の間,二分し,夏...

摘要 マメ科アカシア属の樹種は、せき悪地改良、治山事業、早期育成林業のために用いられてきたが、これらの樹種は暖帯から熱帯に分布することから、その利用開発を進めるために低温に対する特性をしらべた。九州...