多雨によって生じる湿害に耐性を示す通気組織形成能を導入したトウモロコシ系統の開発
摘要 イネを対照とした各研究課題の支援を行った。詳細は以下の通りである。1)高温耐性有望系統(高温耐性:やや強以上)及びそれらの交配親のSNP解析計34点。2)遺伝子型解析(多型調査7点、遺伝子型調査13点...
h.暖地における長距離移動性、新規発生等難防除害虫の発生メカニズムの解明と総合防除技術の開発
摘要 1)長距離移動性イネウンカ類については、トビイロウンカとセジロウンカに適応可能な簡易な微量局所施用装置を用いた薬剤抵抗性検定法を開発した。また、イネウンカ類の飛来源地域における5年間のモニタリ...
(5)熱帯・亜熱帯島嶼における持続的作物生産のための環境管理技術の開発
摘要 ・ 前作のマメ科カバークロップをマルチとした不耕起栽培による土壌侵食の軽減効果は、フィリピンのピジョンピーを前作したトウモロコシ不耕起栽培でも同様に得られた。・ 石垣島轟川流域にDNDCモデルを適用...
(5)熱帯・亜熱帯島嶼における持続的作物生産のための環境管理技術の開発
摘要 ・ 多くの作物で夜の早い時刻帯に栄養塩を含んだ水を根圏に供給すると、早朝の同量潅水より30%増収した。これは、作物がこの時刻帯に蒸散を伴わずに栄養塩を吸収する能力を有するためであると考えられる。...
(5)熱帯・亜熱帯島嶼における持続的作物生産のための環境管理技術の開発
摘要 フィリピンでこれまで利用されていなかった乾期に、ピジョンピーを先行して作付けし、刈り払った茎葉をマルチにするとともに、再生するピジョンピーを間作作物としてトウモロコシを不耕起栽培することによる...
h.暖地における長距離移動性、新規発生等難防除害虫の発生メカニズムの解明と総合防除技術の開発
摘要 1)イネウンカ類の東~東南アジア地域個体群を各種20系統以上採集して薬剤感受性と抵抗性品種加害性を検定し、これらの特性は、地域によって明確な差違があることを明らかにした。フタテンチビヨコバイは、...
5)熱帯・亜熱帯島嶼における持続的作物生産のための環境管理技術の開発
摘要 年度計画に沿って、おおむね順調な進捗をみた。フィリピン農業省土壌・水管理局との共同研究による現地の実証試験が順調に開始された。(1) 「島嶼生産環境」プロジェクト(【プロジェクト目標】 熱帯・亜熱...
5)熱帯・亜熱帯島嶼における持続的作物生産のための環境管理技術の開発
摘要 1) 水利用効率を高める灌水時刻は19時前後であった。この時刻帯での蒸散はほとんどないが、多くの作物で硝酸態窒素の吸収が高まる。キュウリの養液土耕栽培において、日中に水・夜間に培養液を供給すること...
サトウキビ等栽培環境における施肥窒素等の有効利用技術の開発と土砂・養分の動態解明
摘要 サトウキビの春植え栽培においては、慣行栽培の追加窒素分を肥効調節型肥料で施用すると、窒素施肥量を4割節減しても可製糖量は減収しないことが明らかになった。また、肥料の利用効率が高くなり、未利用分...
摘要 気象ストレスの実態を評価するモデルの基礎資料を得るために、熱帯・亜熱帯の小麦品種の低温要求度の指標を求めた。有効積算温度でみた基本栄養生長性はゴガツコムギがもっとも短く200℃日、IAC-5が...
遺伝資源利用による稲の育種(遺伝資源)―日中交雑系統の世代促進方法の検討―
摘要 中国雲南省農業科学院と熱研の共同研究で耐冷・耐病・多収品種の育成が行われている。育種材料の世代促進が行われている海南島を訪問し、世代促進栽培の検討を行った。海南島は北回帰線の南に位置し年平均気...
早生耐冷性サイレージ用トウモロコシの世代促進による採種増殖(96)
摘要 北海道立十勝農試における早生耐冷性サイレージ用トウモロコシ系統の予備選抜、予備試験の結果から有望と判定された■66C5ー4×To15(種子親)×H94F010(花粉親)、■(66C5ー4×To15...
養分供給方式の改善による畑生産安定のための土壌管理法(60)
摘要 タイ中央部の生産性が不安定な赤褐色ラテライト土壌において有機物長期連用試験を継続実施した。稲わら、ミモザ、堆肥等5種類の有機物施用区及び無施肥用区に、とうもろこしを施肥及び無肥栽培し、とうもろ...
摘要 タイ国では、トウモロコシ栽培期中の降雨量の約3分の1が地表面流出した。特に播種後1ケ月間は、降雨量の2分の1強が流失し、干ばつと土壌侵食の主な原因となっていることを明らかにした。これらの対策と...
摘要 近年の発展途上国における麦類の栽培面積の増加は著しく、その多くは熱帯・亜熱帯に位置するため、乾燥・高温等による被害が大きい。特に乾燥が生産阻害要因となっている面積は4千万ha、37%に達すると...
摘要 本調査は我が国では未導入あるいは未開発であるが、将来、導入、研究開発することによって新作物として、または遺伝資源として利用が期待される植物に関する情報を収集、整理して資源植物の収集確保の資料と...
摘要 低緯度産トウモロコシ品種は耐病性等の遺伝資源として重要である。このため、2年間にわたって農業生物資源研究所の保存品種の種子増殖を行い、その1次特性を評価をした。熱帯・亜熱帯の9カ国に由来する延...
摘要 マレイシアに分布する熱帯泥炭はその酸性を中和することにより分解速度が増大することを実証し、自然林下の泥炭よりもオイルパーム園、野菜畑の泥炭の分解速度が大きいことを認めた。泥炭土壌ではその酸性の...
ストレス耐性の生理・生化学的機作の解明-土壌水分ストレスに対する生育反応の作物・品種間差異(143)
摘要 個体当たり蒸散量と乾物増加量との関係は作物間で異なり、水利用効率はソルガム、トウモロコシで大きい値を示し、大豆、陸稲で小さい値で、落花生およびササゲは中間の値であった。低土壌水分条件下で、かん...
摘要 フィリピン大学林学部バヨッグ試験場で、樹木として遮光性の大きいヤマネ、アカシア、ナラと遮光性の小さいアルビジア、ユ-カリ、レイントリ-を選び、その脇で作物としてペチャイ(葉菜)、とうもろこし、...