飼料用トウモロコシ栽培における湿害及び外来雑草害の生産阻害要因の解明と栽培技術の安定化
摘要 大型バットに給水用チューブと排水孔を設けた簡単な耐湿性検定装置を開発し、土壌水分環境を連続的に変えてサイレージ用とうもろこしを生育させ、出芽・初期生育時における耐湿性について品種間の序列を明ら...
摘要 汎用水田の大豆栽培における湿害回避技術を確立するため、過去3年水稲を移植、無代かき直播および不耕起直播した圃場で明渠で大豆を栽培し、湿害の影響を調べた。6月下旬から湿潤処理した区の大豆は排水区...
低湿重粘土地帯向き耐湿性大豆育種素材の選抜と耐湿性機構の解明(121)
摘要 耐湿性育種素材を選抜するため、在来種を主に90系統を供試した。処理前に培土を実施し、播種後5週から5週間湛水処理を行った。湛水による黄化の進行は11年より早く、処理終了時の葉色値の差は大きかったが...
摘要 汎用水田における大豆栽培では立毛間播種など稲・麦との組合せによる各種の作型が考えられている。栽培管理では高畝式など播種方式、無代かき栽培など前作稲の栽培様式による湿害回避が期待されているが、発...
摘要 水田転換畑において飼料作物を栽培する際に,排水不良によって生じる湿害のために生育不良となる場合がある。これは自給飼料作物の基幹であるとうもろこしにおいても深刻な問題であり,飼料作物を安定供給す...
低湿重粘土地帯向き耐湿性大豆育種素材の選抜と耐湿性機構の解明(128)
摘要 耐湿性育種素材を選抜するため、日本の在来種を中心に120系統を重粘土水田に栽培し、耐湿性の系統間差を検討した。湿潤処理として、圃場の周囲に畦畔と明渠を巡らし、播種後4週から9週間にわたり株元まで...
天候不順時における大区画圃場での飼料用とうもろこし栽培技術の安定化
摘要 夏作播種時における低温と長雨、収穫時における長雨にみられるように、近年不順な天候のため夏作飼料作物の生産は不安定なものとなっている。これらの影響が強く現れる汎用水田等の大区画圃場での飼料作物栽...
摘要 東海・近畿・中国地域においては、大豆の多くは水田転換畑で作付けされており、湿害や立枯性病害の発生が多く、収量が低く不安定である。またこの地域には大豆の育成地がなかったため、この地域の気象・土壌...
低湿重粘土地帯向き耐湿性大豆育種素材の選抜と耐湿性機構の解明
摘要 北陸地域に多く分布する低湿重粘土水田では畑地化の進行が遅く、排水不良による湿害が転作作物に発生し、生育収量の不安定性の主要因となっている。当地域の転作作物として重要な大豆は豆類の中では比較的耐...
摘要 北陸地域は六条大麦の主要産地であるが、単収は他地域に比べ低い。冬期間の雪・雨が多いことや、麦作が重粘土の転換畑に多く作付けされているため、湿害・雲形病・雪腐病が発生し、低収の原因となっている。...
摘要 大豆は土壌中の有機態窒素や有機態リンをよく吸収していると推測されるが、証明されておらず、吸収機構は全く不明である。水田転換畑は通気性が劣り、湿害を発生させやすいが、大豆の湿害発生機構、湿害抵抗...
花きおよび緑化植物の不良環境抵抗性評価手法の開発-宿根性花きの耐湿性(114)
摘要 キクはわが国で最も生産の多い花きの一つであり、約35%が露地で生産されていて、年次によっては一時的な多量の降雨による湿害が発生することがある。この課題では、キクの耐湿性と関連が高くかつ測定が比...
摘要 温暖地の汎用水田における自給飼料の高位、安定生産の増進を図る目的で、耐湿性に優れた高品質とうもろこし品種の育成を行った。湿害処理により絹糸抽出期は平均で12日遅れ、稈長は82■短くなった。また...
摘要 温暖地の汎用水田における自給飼料の高位、安定生産の増進を図る目的で、耐湿性に優れた高品質とうもろこし品種の育成を行う。6年度は、耐湿性検定温室を用いて生育初期から中期にかけての湿害ストレスに対...
摘要 2~4年は品種・系統の比較試験を実施して品種選定を行い、5~6年は品種を限定して圃場の土壌水分と生育反応を検討した。2年~6年の収量成立機構を検討したところ、梅雨期の多雨等で湿害が発生した年次...
多湿・低温ストレス下におけるとうもろこし等の生育・栄養特性の解明(199)
摘要 寒冷地の水田転換畑において粗飼料を安定的に生産するために飼料用トウモロコシの耐湿性評価およびソルガム類の作期移動に伴う生育反応の解明を行った。その結果、飼料用トウモロコシでは土壌の過湿化に伴う...
摘要 裸麦は耐湿性が弱いにも関わらず、排水不良な条件下で栽培されており、湿害は重大な減収要因である。また、多くの病害虫や他の環境ストレスによって、多大な減収をみることも多い。このように大麦は全体的に...
摘要 湿害を受けやすい圃場条件下で耐湿性の品種間差異を検討した。5年度は低温・多雨で大豆の生育が劣り、特に湿潤区では葉の黄化、主茎の伸長・分枝発生が抑制され、稔実莢数が少なく低収であった。湿潤区/対...
摘要 近畿・中国地域に分布する鉱質土壌は理化学性が悪く、湿害を生じやすいため有機物を施用して土壌環境を改善する必要があると考えられるが、過湿土壌への有機物の施用は土壌の還元化を助長し、作物の生育を抑...
花きおよび緑化植物の不良環境抵抗性評価手法の開発-宿根性花きの耐湿性
摘要 花き生産上重要な種には宿根性のものが多い。宿根性花きは植栽すると長期間にわたって栽培されるものが多く、不良環境耐性に優れることが必要である。本課題はわが国の多雨期に発生しやすい湿害を取り上げ、...