摘要 登熟期の温度変動が穎果の発育に及ぼす影響を、生理機能、粒重、品質の各レベルで明らかにする。高温による粒重の低下は登熟の中期、白未熟粒の発生については高温、低温とも最終粒重の約25%まで登熟が進行...
低湿重粘土地帯向き耐湿性大豆育種素材の選抜と耐湿性機構の解明(121)
摘要 耐湿性育種素材を選抜するため、在来種を主に90系統を供試した。処理前に培土を実施し、播種後5週から5週間湛水処理を行った。湛水による黄化の進行は11年より早く、処理終了時の葉色値の差は大きかったが...
摘要 転換1年目の圃場で、東北205、206,207号の特性を中心に調査した。播種直後の降雨による湿害で初期生育阻害、生育むらが発生した。メッシュ状に調査地点を取って生育と収量との関係を調査したとこ...
摘要 水田転換畑において飼料作物を栽培する際に,排水不良によって生じる湿害のために生育不良となる場合がある。これは自給飼料作物の基幹であるとうもろこしにおいても深刻な問題であり,飼料作物を安定供給す...
Zoysia属の分子マーカーによる連鎖解析と農業形質の遺伝解析(64)
摘要 シバ(Zoysia)属は東アジアが原産地とされているC4植物であるが、冬期に休眠して凍害を回避するため、我が国の気候条件に適応した牧草・芝草として北海道南部から沖縄県先島諸島まで広く栽培・利用されて...
摘要 そば遺伝資源の特性調査を行うために、日本、ネパールなどの遺伝資源39点を8月下旬に播種した。9月中旬の豪雨により、湿害を受け、さらに9月下旬に台風により著しい風害を受けた。このためすべての供試遺...
低湿重粘土地帯向き耐湿性大豆育種素材の選抜と耐湿性機構の解明(128)
摘要 耐湿性育種素材を選抜するため、日本の在来種を中心に120系統を重粘土水田に栽培し、耐湿性の系統間差を検討した。湿潤処理として、圃場の周囲に畦畔と明渠を巡らし、播種後4週から9週間にわたり株元まで...
摘要 イネの障害型冷害では低温によって生殖器官が特に大きな被害を受け、受精障害・不稔が発生する。これまで、花粉の数が障害型耐冷性と密接な関係にあることなど、量的な面から解析と評価を行ってきた。12~...
摘要 東海・近畿・中国地域においては、大豆の多くは水田転換畑で作付けされており、湿害や立枯性病害の発生が多く、収量が低く不安定である。またこの地域には大豆の育成地がなかったため、この地域の気象・土壌...
摘要 北海道のダイズ作において冷害は安定生産を脅かす大きな問題となっており、耐冷性品種の開発が求められている。そこで、新たな遺伝資源や耐冷性関連形質の発掘のための基礎的知見を提供することを目的とし、...
低湿重粘土地帯向き耐湿性大豆育種素材の選抜と耐湿性機構の解明
摘要 北陸地域に多く分布する低湿重粘土水田では畑地化の進行が遅く、排水不良による湿害が転作作物に発生し、生育収量の不安定性の主要因となっている。当地域の転作作物として重要な大豆は豆類の中では比較的耐...
東北タイ総合プロジェクトワークショップ参加及び、タイにおける野菜の生理障害と栽培技術に関する実態調査
摘要 東北タイ総合プロジェクトワークッショプに参加し、研究の紹介を行った。議論の結果、べたがけ栽培のような簡単な栽培法はタイでも広がる可能性があると思われた。労働賃金上昇に伴う高コスト化、非持続的栽...
摘要 そばは国内作付面積が増加傾向にあるものの、登熟の不揃いや、倒伏、湿害など、安定多収を妨げる問題が未解決のままであり、収益性が低い。そばは異型花柱性の他殖性作物で、昆虫による花粉媒介が結実に不可...
摘要 シロクローバ新品種開発のために内外より遺伝資源を導入・評価を行ない有用育種資源を見出す。10年は北欧及東欧を中心に導入したシロクローバ遺伝資源について移植後利用2年目及び移植当年の調査をした。...
摘要 大豆は、冷害、湿害、干害等の環境ストレスによって収量が大きく低下するだけでなく、裂皮が発生し、種子の外観品質が低下する。環境ストレス耐性には品種間差異があるが、その遺伝的・生化学的メカニズムは...
摘要 次世代稲作技術構築にあたっては、育種・栽培等の新技術による低コスト化、複数の病害虫や冷害に強く雑草耐性を有し、直播適性の高い水稲生産技術の開発とともに、生産される米の品質・食味が消費者ニーズに...
摘要 生殖器官の発生過程における物質代謝を解析する手法はイネを用いた研究により大幅に進展している。本課題ではこの手法を利用して畑作物の生殖器官における生理特性の解明を行い、生殖器官の形成に関与する生...
暖地向き資源作物の生理・生態的特性の解明と安定栽培技術の開発(106)
摘要 そば2品種を用いて4月播から10月播までの7作期で栽培を行い、生育反応を調査した。秋そば品種(九州在来種)は、8月及び9月播種の作期以外では低収となった。夏そば品種は、10月播種を除いて開花盛...
摘要 海産生物のバイオアッセイ系の一つとして利用するため、マガキの精子や幼生の保存方法を開発することを目的として凍結保存実験を行い、次の結果を得た。[精子]:凍害保護剤としてヂメチルスルフォキサイド...
作物遺伝資源育種情報の総合的管理利用システムの確立(クフェア特性調査)-クフェア新導入系統の特性評価と増殖(64)
摘要 クフェア属植物の特性調査及び育種素材としての評価を行うため、種子を増殖、保存することを目的とする。7年度は、USDAより導入した20系統のうち6系統から採種できたが、発芽しない系統が存在した。...