害虫及び天敵への外来遺伝子導入に関する基盤的研究-エビガラスズメ卵への遺伝子導入法の開発-
摘要 欧米ではショウジョウバエに次ぐ実験昆虫としてタバコスズメガが多用されているが、タバコスズメガでは未だ遺伝子導入法が確立していないため遺伝子レベルの研究はあまり進んでいない。本課題では、タバコス...
摘要 昆虫の生殖系列形成の分子機構については、ショウジョウバエでの研究のみが進展しているが、生殖細胞の形成様式は昆虫の種によって大きく異なるため、多様な種を用いた研究が必要である。本研究では、ショウ...
昆虫におけるトランスポゾンの探索と種内及び種間の変異の解明(9)
摘要 Bm1の挿入サイト周辺の構造変異をカイコとその祖先種と考えられるクワコ(B. mandarina)の間で比較・検討したところ、カイコ休眠ホルモン-フェロモン生合成活性化神経ペプチド(BomDh...
摘要 有用昆虫における微胞子虫の感染防除技術および微胞子虫の利用による害虫防除法の開発に資するため、オオモンシロチョウから分離した微胞子虫の性状解明および電解イオン水の蚕関連微生物に対する不活化効果...
摘要 8年度において氷核活性を有するエルビニア属細菌がカイコ腸内で増殖し、虫体の過冷却点を上昇させることが分かったので、9年度は氷核活性細菌を利用した害虫防除の可能性について検討した。クワの重要害虫...
摘要 昆虫の脱皮と変態は脱皮ホルモンによって調節されていることから、脱皮ホルモンの分泌あるいは作用を任意に制御できれば、害虫防除や有用昆虫の増殖・利用の効率化が期待できる。脱皮ホルモンの分泌活性につ...
バイテク養蚕技術の開発-組換えウイルスの効率的な接種技術の開発及びウイルス拡散防止技術の確立-(188)
摘要 遺伝子組換えバキュロウイルスを用いたカイコでの有用物質大量生産技術を確立するため、ウイルスの効率的な接種法の開発およびウイルス拡散防止法について検討した。その結果、経皮接種法として空気圧式簡易...
摘要 カイコの中腸解離細胞を用いたバチルス菌Bacillus thuringiensis(BT菌)の殺虫性毒素蛋白質のin vitro検定法の開発を行うため、細胞調製に用いる蚕品種の検討及び、毒素の...
摘要 幼若ホルモンによる昆虫の変態抑制に関わる遺伝子をクローニングし、その機能を解明し、それらの遺伝子を利用したバイオテクノロジーに基づく新たな害虫防除手段の開発する。10年度にはハスモンヨトウ、カ...
摘要 カイコの中腸組織から調製した解離細胞を用いて、バチルス菌Bacillus thuringiensisの作る殺虫性毒素蛋白質の毒素活性のin vitro定量法の確立を行った。トリプシンで活性化し...
バイテク養蚕技術の開発-組換えウイルスの効率的な接種技術の開発及びウイルス拡散防止技術の確立-(170)
摘要 組換えウイルスの効率的な接種技術及びウイルスの拡散防止技術を確立するため、NPVの経口及び経皮による効率的接種法並びにウイルス拡散防止法について検討した。その結果、5齢幼虫100頭当たり3分以...
摘要 有用昆虫における微胞子虫の感染防除技術及び微胞子虫の利用による害虫防除法の開発に資するため、蚕由来微胞子虫Nosema bombycis及び柞蚕由来微胞子虫Nosema sp.の13種の鱗翅目...
摘要 Autographa californica核多角体病ウイルス(AcNPV)がカイコ核多角体病ウイルス(BmNPV)のカイコ卵巣由来BmN4細胞への感染増殖に対して示す干渉効果について検討した...
摘要 全齢人工飼料育に適合した防疫管理技術の開発を目的とし、人工飼料育における蚕病発生及び薬剤耐性菌の出現、飼育環境における病原菌の検出等に関する調査を行った。その結果、人工飼料育における蚕病発生は...
摘要 氷核活性細菌は、越冬害虫の防除等に利用の可能性がある。その基礎試験として、氷核活性遺伝子をもつエルビニア属細菌、数株のカイコ腸内への定着とそれによる過冷却点の変化を調べた。接種細菌の確認は氷核...
摘要 顆粒病ウイルスの感染力増強物質(VEF)のカラムクロマトグラフィーによる精製法の改良を試みた。顆粒病ウイルス封入体のアルカリ可溶成分をゲルクロマトグラフィーで分画して得られた溶液を25mMトリ...
摘要 天敵ウイルスは環境調和型害虫防除素材であるが、宿主特異性が高すぎて類縁の害虫すら同時防除できないという欠点がある。そこで微生物殺虫剤としてより実用性の高い素材化を図るため、ウイルス宿主域拡大技...
摘要 有力な環境調和型の害虫防除素材の一つである天敵ウイルスの大量増殖技術開発の一環として、培養細胞系を用いた増殖技術開発を試みる。8年度は、7年度樹立したアンティカルシャ・ジェマタリス(Antic...
摘要 ウイルス感染等により変形した培養細胞の細胞内部構造の変化を観察するために、BmN4細胞に感染性を示すカイコ核多角体病ウイルス(BmNPV)と感染性を示さないアメリカシロヒトリ核多角体病ウイルス...
昆虫病原ウイルスの宿主特異性変異株の特性解明とその利用(157)
摘要 昆虫核多角体病ウイルスの宿主特異性決定機構を解明する目的で以下の実験を行った。1)アメリカシロヒトリ孵化幼虫細胞を培養しNISES-HCL92培養細胞系を樹立した。2)カイコとアメリカシロヒト...