生物多様性保全に配慮した里山林の評価手法と管理技術に関する調査
摘要 (目的)被害や撹乱を受けた里山地域の森林について,生物多様性に配慮した持続可能な森林経営に向けた生物指標を探索し,林分の管理技術を開発する。(研究の要約)ナラ類集団枯損被害は,平成元年以来,増...
15.有用昆虫および昆虫機能の利用技術(2)蚕を利用した天敵増殖法の検討
摘要 卵殻の薄い3系統の蚕卵を産卵台紙に固定し、シャーレ内でオオメカメムシ、ヒメオオメカメムシに給餌したところ、ヒメオオメカメムシは摂食できず死亡した。オオメカメムシは摂食行動をとったが摂食卵数が...
ふくおか安心農産物認証制度を支援する減農薬防除体系の確立 (1)施設果菜類における50%減農薬防除体系の確立 (i)トマト、ナスの減農薬防除体系の確立
摘要 促成栽培トマトについては、トマト黄化葉巻病の媒介虫シルバーリーフコナジラミの薬剤感受性低下が懸念されるため、殺虫剤に替わる防除法として、紫外線カットフィルムの展帳や防虫ネットの効果を検討した...
ペプチド等化学物質の生理的役割に着目したバッタ等の体色制御機構および甲虫等の休眠・繁殖・耐寒性等の解明(A571)
摘要 ドウガネブイブイの幼虫休眠の内分泌支配を知るため、生理食塩水を休眠幼虫に投与したところ休眠覚醒が起こり、水分上昇が内分泌系に作用していることが示された。乾燥したネムリユスリカ幼虫は水に戻すと蘇...
摘要 1~3齢に限られているカイコの人工飼料育期間を延長できる人工飼料を開発し、省力養蚕技術を確立する。また、カイコ以外の有用昆虫の人工飼料における大量増殖法についても検討する。 自給人工飼料の開発...
摘要 アザミウマなど微小害虫の防除に有効で、施設内の有用昆虫には病原性がない天敵微生物を探索・選抜するとともに、メロン栽培での施設内環境を調査して、安定した効果を発揮させる有用微生物の処理方法を確立...
ペプチド等化学物質の生理的役割に着目したバッタ等の体色制御機構および甲虫等の休眠・繁殖・耐寒性等の解明
摘要 トノサマバッタを高温で飼育するとアルビノのような体色の薄い個体が現れることを発見し、白化した個体にコラゾニンを処理すると黒化が誘導されることなどから、ホルモン不足が白化の主な原因であることを明...
葉根菜鱗翅目害虫のJH合成酵素遺伝子の単離、及びオオタバコガの休眠性の解明
摘要 i)カイコ幼若ホルモン酸メチル基転移酵素(JHAMT)遺伝子はJH合成活性の盛んな4齢幼虫のアラタ体で継続的に発現するが、JHを合成しない終齢幼虫中期以後のアラタ体では発現せず、変態時におけるJH合成活性がJH...
環境負荷軽減技術の開発試験 7 昆虫機能利用技術の開発 (1) 有用天敵昆虫の選抜と大量飼育法並びに害虫防除利用技術の開発 ア 有用天敵昆虫の検索、大量飼育法の開発
摘要 有用天敵の可能性が示唆されたオオクチブトカメムシについて、大量飼育法を検討する。オオクチブトカメムシはカイコ幼虫で容易に飼育可で、成虫期間が約3か月と長いため、成虫での利用可能性が高い。 研究...
ペプチド等化学物質の生理的役割に着目したバッタ等の体色制御機構および甲虫等の休眠・繁殖・耐寒性等の解明
摘要 ドウガネブイブイの前蛹、蛹の脳抽出物は3齢幼虫の休眠を覚醒させなかった。これらの抽出物は休眠覚醒の阻害効果をもつことを示唆した。対照として投与した蒸留水は覚醒効果をもつことを示した。ネムリユス...
ハルザキヤマガラシのコナガ抵抗性機構の解明及び昆虫の変態抑制に関与する遺伝子の探索と機能解明
摘要 i)ハルザキヤマガラシの葉に含まれる第二のコナガ摂食阻害活性成分として、天然新規のサポニンであるオレアノール酸セロビオシドを単離した。類縁するサポニンについてコナガ摂食阻害活性を調べたところ、...
ハルザキヤマガラシのコナガ抵抗性機構の解明及び昆虫の変態抑制に関与する遺伝子の探索と機能解明
摘要 i)キャベツなどの重要害虫であるコナガが加害しないハルザキヤマガラシの葉から、コナガ摂食阻害活性物質であるサポニンの一種を単離し、その化学構造を決定した。今後、この摂食阻害物質及び類似物質の利用...
ペプチド等化学物質の生理的役割に着目したバッタ等の体色制御機構および甲虫等の休眠・繁殖・耐寒性等の解明
摘要 トノサマバッタの体色と飼育温度との関係について検討し、温度が体色に影響することを確認した。チャバネアオカメムシの卵吸収に伴う卵巣や卵黄顆粒の変化について抗血清等を用いて組織化学的に追跡し、卵吸...
フィブロイン遺伝子、カルボキシエステラーゼ遺伝子等に着目した昆虫生理機能関連 遺伝子の単離と分子進化学的解析
摘要 カイコとクワコのミトコンドリア全ゲノムの一次構造の比較を行い、両種間に大きな分化の生じていることを明らかにした。昆虫集団の遺伝的多様性について昆虫4目86種568系統を収集し、重要な農業害虫のゲノム...
摘要 バチルス菌 Bacillus thuringiensis (Bt菌) の殺虫性毒素蛋白質(ICP)が示す特異的な殺虫活性の評価法の一つとして、鱗翅目昆虫の中腸解離細胞を用いた in vitro 検定法の開発を目的に、数種鱗翅目昆虫の中腸...
摘要 カイコの高度利用研究が進展するなかで、飼育環境の清浄化を維持する管理技術の重要性が一段と高まっている。飼育面においては飼育形態の変化や多様化する社会環境に適応した効率的な病原防除法の確立が強く...
組換えウイルスの不活化技術及び生産施設の清浄環境維持技術の開発
摘要 組換えウイルスを利用してカイコで有用物質を生産するにあたっては、大量に飼育したカイコに組換えウイルスを接種して蚕体内で増殖させるため、ウイルス感染蚕を飼育した生産施設内の残存ウイルスが施設外へ...
バキュロウイルスの効率的接種法と組換え産物の清浄化法の開発(199)
摘要 ウイルスの効率的な経皮接種方法の開発を目途とし、200メッシュの酸化アルミ粉末を窒素ガスの圧力でカイコ幼虫及び蛹に噴射し、体表面に微細な傷を生じさせた。この傷をBmNPVを含有する培養液に浸漬...
摘要 昆虫に特徴的な行動である「羽ばたき飛翔uフェロモン源探索行動謔闖繧A工学的な手段による解析および行動の再構成を行った。まず自由飛翔中の筋電位を計測するために、小型FM無線送信機(2チャンネル装備、大...
ウワバ類の飼育法の改良と有用産生物の探索及びその解明(107)
摘要 ヤガ科(NOCTUIDAE)の中でもキンウワバ亜科(PLUSIINAE)はきわめてよくまとまった一群を形成しており、類縁関係の解析に用いる実験材料として有用であると考えられている。本研究ではウワバ類の交尾行動と...