摘要 タイ中央平原のアブラナ科野菜圃場で、1993年2~3月にフェロモントラップを用いて、マーキング法によってコナガ雄成虫の個体群密度を推定した。同時に黄色粘着トラップを設置し、両トラップによる雄成...
摘要 タイ南部のパパイヤ生産地帯において、14圃場558個体のパパイヤにつき、病徴観察によるウイルス病発生状況調査を行った。その結果、パパイヤ輪点ウイルスP系統(PRSV-P)の典型的な病徴である、...
摘要 平成4年度までの調査により、ブラジル南部では、熱帯性ハキリアリが南へ、暖温帯性ハキリアリが北へ分布を拡大しつつあることが認められた。このため近い将来、この地域では熱帯性と暖温帯性ハキリアリの両...
中国における果菜類等の耐病性優良系統の育成ーピーマンのウイルス病抵抗性系統の収集と検定
摘要 上海近郊のピーマン栽培農家を視察し、病虫害発生状況、特にウイルス病について調査し、抵抗性育種推進上の基礎資料とする。ある農家の定植前のピーマン苗には、既にアブラムシの寄生及びウイルスの被害と考...
摘要 タイのウリ科野菜からパパイヤ輪紋ウイルス(PRSV)とキュウリモザイクウイルス(CMV)が、トウガラシからCMVとチリベイナルモットルウイルス(CVMV)が最も高率に検出され、これらが最重要ウ...
摘要 石垣島のキュウリに発生するウイルス病について病原の同定および生態の解明を行い、ウイルス病の媒介昆虫であるアブラムシ類の発生生態を調査した。1988年7月に輪点葉から分離した被膜を有する直径70...
亜熱帯地域に発生するサツマイモウイルス病の発生生態の解明(67)
摘要 サツマイモ斑紋モザイクウイルス強毒系統(SPFMV-S)と普通系統(SPFMV-O)は従来の手法によっては容易には判別が困難であったが、SPFMV-Oで吸収したSPFMV-S抗血清を使用した免...
摘要 タイにおけるバナナのウイルス病についての調査はほとんどなく、諸外国で重要病害とされているバナナバンチトップ病についてもその発生の報告がない。そこで、タイ中部、東部、南部の12県のバナナ園でウイ...
熱帯果樹ウイルス性病害の生態解明と制御技術の開発(他の果樹等)(69)
摘要 石垣島で採取したパパイヤ分離株(No.56)および宮古島で採取した分離株(No.126)の同定と発生状況調査を行った。No.56はパパイヤおよびウリ科植物にのみ感染し、モモアカアブラムシにより...
摘要 タイ国内4県のカンキツ園で、グリーニング病(GD)の発生状況を調べた。露地栽培のマンダリン3品種ではGDが激しく発病していた。これらマンダリンは感受性であり、その被害も激しいことが確認できた。...
摘要 カンキツグリーニング病は東南アジアからインド、アフリカに広く分布する虫媒伝染性病害で、カンキツ栽培に致命的な被害を与えている。その防除技術を開発するため、研究環境が整ったタイ農業局で研究を実施...
摘要 捕食・寄生性天敵の簡易大量累代飼育法の確立を目的とし、鱗し目昆虫の有力な天敵の一種であるブランコヤドリバエの人工飼育を行った。寄主アワヨトウ幼虫の体表に産みつけられたハエ卵を表面殺菌し、組織培...
摘要 中国・上海近郊の7地点の内6地点でのピーマンには激しいウイルス症状が認められた。残る1地点でのピーマンは比較的軽い症状であった。いずれの地点においてもピーマンの発病率は100%であった。トウガ...
摘要 タイ国におけるダイズ主要病害の発生実態について、現地調査と聞き取り調査を行った。タイ国のダイズ栽培には、乾期、雨期前半期、雨期後半期と3つの栽培型があるが、病害の発生は乾期ダイズで少なく、雨期...
摘要 インド、アフリカ等の半乾燥地帯において毒素産生病害ソルガム麦角病の発生が拡大し、問題となっている。本病の制御技術開発の基礎とするため、ジンバブエ国の国際半乾燥地帯作物研究所(SADC/ICRI...
熱帯・亜熱帯における畑作物に対する有害線虫の分類と生態解明(71)
摘要 香川県高松市周辺の盆栽及び野菜園、また千葉県房総半島を中心とした地域において、作物を加害する線虫の種類を調査し、各畑作物圃場から土壌200gを採集した。その結果、畑作物から検出された主要有害線...
東アジアモンス-ン地域における移動性水稲害虫の広域移動実態の解明--トビイロウンカのバイオタイプ--(74)
摘要 耐虫性稲品種を加害できるバイオタイプの地理的・季節的変異を明らかにするために、標準品種上における雌成虫の排泄量をパラフィルム法により比較した。用いた稲品種はMudgo(耐虫性遺伝子Bph1を持...
東アジアモンスーン地域における移動性水稲害虫の広域移動実態の解明-中国におけるウンカ類の広域移動実態の解明-(75)
摘要 中国南部の広西自治区玉林市及び江南地区の富陽県の2地点において現地水田圃場におけるウンカ類発生調査及び現地予察員からの聞き取り調査を行った。また過去5-10年間のウンカ類ライト・トラップデータ...
東アジアモンスーン地域における移動性水稲害虫の広域移動実態の解明-沖縄地方におけるウンカ飛来の実態-(76)
摘要 1991年の石垣島におけるトビイロウンカ飛来時の気象条件を明かにするため、850hPa面の風向風速データを下層ジェット解析プログラム(九州農試開発)を用いて解析した結果、台風が石垣島の東側を北...
摘要 野外成虫の羽化後日齢の推定に利用するため、羽化後日齢に伴う交尾率、卵巣発育度、脚部クチクラ層の発達の経過を27℃、13L-11D条件下で調査した。交尾率は同日羽化雌雄個体を対にした場合、羽化6...