要約 本手法は、圃場において水稲の初期の生育量や形態の違いを空撮画像から数値化し、遺伝的に多様な集団に適用することにより生育量や形態の違いに関わる染色体領域を特定する技術である。 キーワード ドローン...
天然型アブシジン酸含有新規液剤散布処理でブドウ「ピオーネ」の果皮着色が向上
要約 植物生育調整剤として登録が予定される天然型アブシジン酸10%を含む液剤200倍水溶液をブドウ「ピオーネ」の着色始期に果房へ満遍なく散布することにより、収穫期の果実着色を向上させる。また、果面の汚れ、...
要約 「巨峰」や「ピオーネ」の着色不良発生は、果粒が急速に軟化するベレゾーン期以降の気温から推定できる。この技術により作成した着色不良発生予測マップによって、将来の各産地における着色不良発生頻度を把...
ブドウ「安芸クイーン」への環状はく皮は着色関連遺伝子の発現を促進させる
要約 赤色系ブドウ「安芸クイーン」主枝への環状はく皮により、着色関連遺伝子の発現が促進し、果皮色が向上する。「安芸クイーン」の果皮色向上に有効な環状はく皮時期である着色開始前から多くの着色関連遺伝子...
設置が簡易なスリット型コンテナを利用したブドウ根域制限栽培法
要約 根域枠にスリットを有するコンテナを用いて連結させ、用土はマサ土とバーク堆肥の混和工程を省略することで設置が簡易で、根域の大きさが自在の栽培ができる。この方式により、定植2年目で成園並の収量と果...
環状はく皮と着果負担の軽減の組み合わせによる温暖地ブドウの着色向上
要約 環状はく皮と着果負担の軽減を組み合わせると、着色向上効果が大きく、温暖地で栽培されている 赤色ブドウ「安芸クイーン」の着色改善に有効である。 キーワード 安芸クイーン、環状はく皮,着果負担、着色...
要約 生産量の多いつる性植物26樹種のうち13樹種は4月までにモデルを用いて長尺化を開始することで11月に樹高250cm以上の長尺苗にすることができる。またそのうち9樹種は、8月に長尺苗にすることができる。 キー...
要約 果実画像を用いて新たに開発した「ロザリオ ビアンコ」専用カラーチャートは既存のカラーチャートより精度の高い判定が可能で、高品質果実収穫のための指標として利用できる。 背景・ねらい 黄緑色大粒品種...
要約 ブドウの減農薬栽培で発生が多くなる鱗翅目害虫は、果房の被害や幼虫の形態で類似種を見分けることができる。 キーワード ブドウ、減農薬栽培、鱗翅目害虫、識別法 背景・ねらい ブドウで減農薬栽培を行うと...
要約 広食性土着天敵であるオオメカメムシの幼虫齢期は頭幅長を指標にして推定することができる。野外採集個体の発育段階別構成比の推移調査結果から、本種は成虫越冬で、千葉県ならびに茨城県では主に年1化し、...
防根シートを用いた根域制限法によるブドウ「ピオーネ」の着色促進
要約 埋め込んだ防根シートで囲った土量530~1800Lの根域に大粒ブドウ「ピオーネ」を栽植すると、果皮の着色促進が図れる。最小土量の530Lでは、濃紫黒色の果房が最大約90%を占めるとともに、収穫期が最大10日...
電照抑制栽培に適する西南暖地向き夏秋ギク型スプレーギク5品種
要約 電照抑制栽培による8、9月開花作型に適した夏秋スプレーギク5品種を育成した。いずれの品種も高温・長日開花性に優れている。 キーワード キク、育種、夏秋スプレーギク新品種、高温開花性、長日開花性 背景...
要約 パッションフルーツの養液土耕・電照栽培において、収量が多く、作業性が良い整枝法はT字型整枝とつり下げ型垣根整枝である。 キーワード パッションフルーツ、養液土耕栽培、電照栽培、仕立て法 背景・ねら...
要約 赤ワイン用ブドウの果粒を40%エタノールに3日間浸漬した果汁抽出液の吸光度(530nm)を測定することで、醸造を行わなくてもワインの色の濃さを予測できる。 キーワード 赤ワイン、ブドウ、吸光度、色の濃...
トルコギキョウの固化若苗定植と種子冷蔵によるトルコギキョウのロゼット回避
要約 トルコギキョウの秋出し作型では、固化剤を利用した若苗定植と種子冷蔵を併用することによって、ロゼットが回避され切り花品質が向上するが、品種によって効果の大きさは異なる。 キーワード トルコギキョウ...
大果で早生の完全甘ガキの新品種「貴秋(きしゅう)」(カキ安芸津15号)
要約 新品種「貴秋」は「伊豆」に「安芸津5号」(「富有」×「興津16号」)を交雑して育成した早生の完全甘ガキである。果実成熟期は「伊豆」と「松本早生富有」の中間で、大果である。 キーワード カキ、完全甘...
要約 「興津2号」を母親に、「花御所」を父親とする完全甘がき新品種「53-1」を育成した。「伊豆」に続いて収穫できる早生の甘がき品種で、果皮色が赤く、果実重も250g前後となり、直売に適する。 キーワー...
要約 花きの新たな菌類病であるカランコエ斑点病、ネメシア炭疽病、ラナンキュラス株枯病、チェリーペパー疫病およびベルゲランツス腐敗病を命名・記録したことにより、各病害がその病徴と病原菌の情報に基づいて...
要約 新品種「甘秋」(カキ安芸津14号)は「新秋」に「18-4(富有×興津16号)」を交雑して育成した早生の完全甘ガキである。果実成熟期は「伊豆」と「松本早生富有」の中間で、食味は良好である。汚損果の発生が多い...
トマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)の伝染源と成り得る2種雑草
要約 熊本県三角町のトマト黄化葉巻病発生ハウス内に自生するウシハコベ、エノキグサから、PCR検定により高頻度でTYLCVの自然感染が検出された。本ウイルスの全塩基配列をトマトから同定した長崎系統TYLCVと比較...