要約 白花一輪ギクの新品種「愛知秋1号」を育成した。「愛知秋1号」は秋ギクで、周年生産における10月から6月出荷に適しており、伸長性に優れ生育・開花が速い、花弁数が多く花も大きい、草姿・茎葉のバランス...
要約 「舞姫」は花色が透明感のある美しいピンク色で商品性が高く、本県の主要な作型にも適応でき、次代の主力品種として期待できる。 キーワード グラジオラス、育種、品種 背景・ねらい 茨城県のグラジオラスは...
スプレータイプ小ぎく品種「CM21」及び「CM28」の育成とその特性
要約 2005年度に育成を完了した黄色一重咲きの「CM21」及び赤紫色二重咲きの「CM28」は、冷涼な気象環境にある岩手県の立地条件に適合したスプレータイプの小ぎく品種である。 キーワード 品種、キク、小ギク、ス...
要約 花弁地色が鮮やかな紫ピンクで、ピンク白の縁取りが入る、華やかな雰囲気の「カーネ愛知2号」を育成した。花形は中輪の八重咲きで、スプレーフォーメーションが整っている。茎は強度があり伸長性に優れるの...
要約 秋系スプレーギクの新品種「ホワイトインパクト」を育成した。「ホワイトインパクト」は白色で大輪の丁字咲き早生品種で、茎及び花首の伸長性が高く、花房は円錐形で整う。日持ち性が良く、切り花を3週間以...
輪ギク「神馬」の葉の黒変症は収穫後の的確な水揚げで防止できる
要約 白色輪ギク品種「神馬」でシェード栽培時の収穫後に発生する上位葉の黒変症状は、収穫後の水揚げによる影響が大きく、収穫後1時間以内に清潔な水で水揚げし、その後水揚げ貯蔵を行うことで発症を防止できる...
チューリップ新品種、「新潟3号」、「新潟4号」、「新潟5号」
要約 「新潟3号」は、濃橙に黄色覆輪のユリ咲き品種である。「新潟4号」は淡赤紫、「新潟5号」は濃桃の八重咲き品種である。「新潟3号」「新潟4号」は切り花・露地花壇用、「新潟5号」は露地花壇用である。...
促成適応性に優れた小型の白系チューリップ新品種「砺波育成113号」
要約 花色が白系のチューリップ「砺波育成113号」を育成した。本品種は促成適応性が高く、安定した切り花・鉢物生産が可能である。また、小型の草姿で草丈の揃いが良く花壇用に適する。 キーワード チューリップ...
要約 輪ギク「神馬」に対して植物ホルモン異常様の障害を生じる家畜ふん尿堆肥を、生物検定により2週間以内に判定できる。対象堆肥を容量で10~20%混合した培地に茎の中位を切除した輪ギク発根苗を植えると、切...
要約 バラの循環式ロックウール栽培において、排液の硝酸態窒素濃度もしくはECから各成分の補充濃度を推測して簡易に培養液を補正できる。廃液(廃棄する排液)排出量は従来の1/10になり、使用水量は3割、硝酸...
要約 アルストロメリアの潅水同時施肥栽培では潅水量を1.5~2.1L/床m2・日(高温期は2.1~2.8L)、液肥の窒素濃度を100~150ppm(高温期は50~75ppm)で管理することで収量や品質が向上する。 キーワード アルス...
要約 シクラメンの商品価値を向上させるのに有効な情報は購入者の属性により異なる。年間購入数が少ない消費者には、家庭での管理方法等を記載した詳細なマニュアルの添付で、特に贈答用の高級品で効果が大きい。...
シクラメン園芸品種(Cyclamen persicum)、野生種(C. graecum)及びそれらの種間雑種の細胞遺伝学的特徴
要約 胚珠培養と葯培養によりCyclamen persicum (2n=4x=96)とC. graecum(2n=4x=84)の種間雑種(複二倍体と二ゲノム性半数体)が作出できる。両親と種間雑種の染色体観察から、C. graecumは同質四倍体であり、...
要約 トキワアジサイを種子親にセイヨウアジサイを花粉親に用いて胚珠培養を行うと、種間雑種が作出できる。選抜した優良3系統、スプリングエンジェルシリーズ(仮称)は常緑性、早咲き特性があり、鉢物用アジサ...
要約 矮性のトルコギキョウを用い、播種から4週間後に通気を開始し、播種から1回目の移植まではMS培地、2回目の移植をショ糖濃度40g/lのハイポネックス培地で培養することにより、小瓶の中に草丈約8cmでトルコギ...
改変エチレン受容体遺伝子(Cm-ETR1/H69A)導入による雄性不稔キクの作出
要約 69番目のヒスチジンをアラニンに置換したメロン由来改変エチレン受容体遺伝子を遺伝子組換え技術によってキクに導入することで、花粉が全く形成されない雄性不稔キクの作出が可能になる。 キーワード キク、...
大粒で収量が多く醸造適性の優れる二条大麦新品種「サチホゴールデン」
要約 二条大麦新品種「サチホゴールデン」は、早生で千粒重が大きく整粒歩合が高く多収である。オオムギ縞萎縮病ウイルス系統Ⅰ~Ⅲ型及びうどんこ病に抵抗性である。麦芽エキス及びジアスターゼ力が高く麦芽品質は...
要約 麦芽α-アミラーゼ活性には大きな品種間差異があり、低蛋白質系統「大系HL138-8-5」やその後代系統のα-アミラーゼは高活性である。高α-アミラーゼ特性は、高ジアスターゼ力、低麦汁β-グルカンなどの好ましい...
要約 ホルモン型の除草剤であるクロピラリドが牛ふん堆肥中に残留している場合、トマト栽培における生育障害の原因となることがある。トマト以外でもナス科、マメ科、キク科、セリ科に属する作物はクロピラリドに...
牛ふん堆肥に残留するクロピラリド等ホルモン型除草剤の生物検定法
要約 牛ふん堆肥に植物に対して有害なレベルで残留したホルモン型除草剤を検出するには、堆肥を混合した土壌でさやえんどうを3週間程度栽培する生物検定法が簡易な手法として有効である。 キーワード 牛ふん堆肥...