要約 食料不足が深刻なアフリカで、圃場湛水のための畦畔を備え、均平•代掻・苗移植等の作業で特徴付けられる「アジア型水田稲作」の有効性を実証し、計画から維持管理、施設の補修までの一連の整備技術及び...
要約 我が国には200種類を超えるサクラの伝統的栽培品種があります。祖先が育てた栽培品種を正しく継承して、将来の利用に役立てていくため、DNAマーカーによる精度の高い品種識別技術を開発しました。 背景・ね...
単純反復配列(SSR)マーカーを基にしたカーネーション連鎖地図とその利用
要約 構築したカーネーション連鎖地図は16連鎖群で構成され、全長843.6cMであり、178個のSSRマーカーを含んでいる。SSRマーカーCES1161ならびにCES2643は系統85-11に由来する萎凋細菌病抵抗性を持つ個体を選抜で...
要約 ニホンナシから単離した8種類の新規レトロトランスポゾンは、約9kbpのコピア型の遺伝子配列を持ち、構造的に2種類に大別できる。蛍光 in situ ハイブリダイゼーション解析から、数十のコピーが染色体に散在...
カーネーションの加齢による自己触媒的エチレン生成能低下のメカニズム
要約 花持ちに優れるカーネーションでは、加齢に伴い自己触媒的エチレン生成能が低下する。これはACC合成酵素遺伝子Dc-ACS1のエチレンによる発現誘導が加齢に伴い低下するために起こる。 キーワード 自己...
要約 成長の良い精英樹同士を掛け合わせ、より成長が優れた品種の開発を進めています。中には5年生で樹高が7mに達するほどのすばらしい成長を示すものがあり、下刈省力化等への寄与が期待できます。 背景・ねらい...
要約 刈り取り部と切り花収容部およびフラワーネット回収装置を備えた小ギクの一斉収穫機である。切り花に損傷を与えることなく刈り取りでき、慣行の収穫布を用いて切り花を結束できる。搬出台車との組み合わせに...
要約 「きたほなみ」と「チクゴイズミ」の交配後代から製粉性で選抜した小麦系統は、軟質で「きたほなみ」並に製粉歩留が高く、アラビノキシラン含量は「きたほなみ」と同様に低く、暖地においても飛躍的に製粉性...
界面活性剤と硫酸第一鉄処理によるスギ樹皮培地栽培シクラメンの生育改善
要約 定植培地をスギ樹皮単用としたシクラメン鉢物栽培において、界面活性剤および硫酸第一鉄を培地に処理すると生育が改善される。 キーワード スギ樹皮培地、シクラメン、界面活性剤、硫酸第一鉄、生育改善 背...
要約 開発した半地下栽培装置は、地熱を有効活用するためにハウス内に掘られた溝の中で作物を栽培するものであり、これによって、無加温で寒冷地の厳冬期にチューリップの促成栽培を行うことができる。 キーワー...
要約 フェスク属とロリウム属の属間交雑植物であるフェストロリウムにおける祖先種ゲノムの構成を評価するために、ゲノミックin situハイブリダイゼーション(GISH)法、画像解析法の応用により開発した、フ...
要約 イネ、トマト、タマネギ、ヒマワリ、ダイズを供試して水耕栽培を行い、イノシンを添加すると、イネ、トマト、ヒマワリ、ダイズで根、特に根毛の発育促進効果が認められる。この効果はイノシンの窒素成分によ...
要約 ダイアンサス属野生種の香気成分は、芳香族化合物、テルペノイド、脂肪酸誘導体を主成分とするグループに大別される。主要な芳香族化合物は花弁の展開部、主要なテルペノイドは花弁の基部に多く存在する。 ...
トレニアクラスB遺伝子の花弁形成における機能解析と花器官形質改変への利用
要約 トレニアクラスB遺伝子TfGLOおよびTfDEFは花器官の形成や下流の遺伝子発現制御において、部分的に協調して同様の機能を示す一方で、異なった機能も担っている。これら2種類のクラスB遺伝子の...
要約 トルコギキョウの覆輪は環境によって表現型が大きく変動するため、覆輪着色面積率が最も高くなる20℃一定で底面給水により5月に開花させる条件で、面積率の低い個体を選抜して交配親とすることで、覆輪安定性...
萎凋細菌病抵抗性カーネーション実用品種「花恋(かれん)ルージュ」
要約 「花恋ルージュ」は、DNAマーカー選抜により開発された赤色のスタンダードタイプの萎凋細菌病抵抗性カーネーション実用品種であり、野生種Dianthus capitatus由来の強抵抗性を有する。 キーワード カ...
EOD反応を活用したスプレーギク等の省エネルギー型効率的生産技術
要約 秋冬季のスプレーギクならびにトルコギキョウ施設生産において、日没の時間帯から数時間の温度、光環境に着目した変夜温管理あるいは遠赤色光照射処理により、切り花品質の確保と使用燃料の削減および栽培期...
エチレン合成阻害剤とオーキシンを用いたトルコギキョウ切り花品質保持期間延長
要約 エチレン生合成阻害剤アミノエトキシビニルグリシン(AVG)1mMとオーキシンナフタレン酢酸(NAA)5μMを組み合わせた処理は、トルコギキョウ切り花の品質保持期間を著しく延長する。 キーワード AVG、NAA、トルコ...
要約 愛知県内でセルトレイで育苗中のキクに生育障害が発生したため、原因を調査したところ、Plectosporium tabacinumが病原菌であることが判明し、本病を「キク苗腐敗病」と命名する。 キーワード キク、...
アサガオ花弁におけるカロテノイド生合成系酵素遺伝子の発現解析
要約 アサガオの花弁では、カロテノイドの生合成に関わる酵素遺伝子の発現が低く抑えられている。特にβ-カロテン水酸化酵素遺伝子の発現は顕著に低く、花弁にカロテノイドが蓄積されるためには水酸基が付加される...