中山間地域におけるオオムギ生産による耕作放棄地の発生抑制・再生条件
要約 オオムギ生産とその加工・直接販売により追加所得を実現することで、農家が主体的に耕作放棄地を再生しうる。加工品の需要確保と農家の生産意欲を向上させることが、耕作放棄地の発生抑制および再生に重要な...
要約 ガラス室内で主茎を生育させた穂ばらみ期のイネ葉鞘に、液体培養で得たイネ稲こうじ病菌の分生子懸濁液を注射接種し、発病した病粒数を調査し、基準品種と比較することで、品種の抵抗性程度を評価できる。 ...
要約 飼料用稲収穫跡の飼料用ムギ混播栽培において、堆肥散布、肥料散布後の耕起と整地を省略する簡易播種法で、慣行法にくらべ播種関連作業時間の35%を低減できる。簡易播種法の収量は慣行法と同等である。 キー...
品種特性データの操作性が向上した系譜図作成ソフトウェア;EvoTree PLUS
要約 系譜図自動作成ソフトウェア;EvoTreeを多種類の品種特性データ(文字列・数値)に対応できるデータ構造へ改変し、データの操作性・汎用性を高めた。改良したEvoTree PLUSはマニュアル・作物系譜データ等と共に...
要約 耕うん同時畝立て播種機の大麦・大豆汎用利用による麦後大豆の狭畦多条播栽培、大麦の耕うん同時播種作業およびエアーアシスト水稲条播機による高能率作業を組合せた水田輪作体系では、作業の競合回避、収量...
要約 オオムギの耕うん同時畝立て播種は、慣行の畝を立てない散播と比較すると、越冬後の畝上部の土壌粗間隙率が高く維持されること、純同化率を高く維持することで個体群生長速度が高くなることから、越冬後の湿...
葉の水分保持に関与するオオムギのEibi1遺伝子の単離と機能解析
要約 葉のクチクラ層の構造が崩れ水分を保持できないオオムギの突然変異体eibi1を解析し、その原因がHvABCG31遺伝子の機能消失によるものであることを発見した。イネでも、対応する遺伝子であ...
オオムギ完全長cDNA 24,783配列をデータベースから公開
要約 全ゲノム情報が解読されていないオオムギから大規模な完全長cDNAライブラリーを構築し、このうち代表的な24,783のcDNAの全長配列を解読した。本配列は各遺伝子の機能情報と共に生物研のウエブサイトから公開...
加熱後褐変を生じにくい食用大麦品種育成に有用なプロアントシアニジンフリー遺伝子
要約 大麦の褐変原因物質プロアントシアニジンとカテキンを激減させる12の突然変異遺伝子のうち、ant27、ant28、ant29の3遺伝子は、加熱調理後に褐変を生じにくい食用大麦の実用品種育成に...
赤かび毒デオキシニバレノールを分解する細菌Nocardioides sp. WSN05-2株をムギ栽培圃場から分離
要約 ムギ類赤かび病菌が生産するかび毒デオキシニバレノール(DON)を分解する細菌Nocardioides sp. WSN05-2株をムギ栽培土壌から分離しました。DON処理したムギ穀粒にWSN05-2株を接種したところ、7日間...
大麦粉のフラバノールおよび総ポリフェノール含量を簡易に定量する方法
要約 大麦粉のメタノール抽出液のフラバノール含量をDMACA試薬を用いて定量すると、バニリン法と比べて検出感度が高い。また同じ抽出液を用いて総ポリフェノール含量をFolin-Denis検出試薬を用いて定量すると、プ...
要約 ゲノムが解読されたイネの全遺伝子の発現情報を田植えから刈取りまで全生育過期間について詳細に解析、データベース化し、全世界に公開・発信した。本データベースは、作物の中で最も正確かつ情報量の多い遺...
モチ性パンコムギ穀粒のフラクタン含量はウルチ性のものに比べ有意に増加する
要約 Wx-D1座の対立遺伝子が異なるウルチ・モチ性準同質遺伝子系統においては、モチ性穀粒の全フラクタン含量は、ウルチ性のものに比べ、50%以上増加する。この増加は、個々のフラクタンの増加に起因する...
糸状菌のかび毒デオキシニバレノール(DON)生産誘導機構の解明
要約 デオキシニバレノール(DON)産性フザリウム属糸状菌では、アグマチン、アスコルビン酸、大麦表皮等の添加剤がDONの産生を強く誘導する。アグマチンの効果は、DON生合成に必要な物質の供給増加であると考えら...
オオムギ縞萎縮病抵抗性に関わるrym5座複対立遺伝子の判別DNAマーカー
要約 rym5座の縞萎縮病抵抗性を司るeIF4E遺伝子内の塩基配列変異をもとに開発したfra2Bマーカーは、Ⅰ型ウイルス抵抗性のrym5遺伝子、Ⅰ型とⅢ型に抵抗性のrym5a及びrym5b遺伝子、罹病...
オオムギ縞萎縮病抵抗性で中折れしにくい麦茶用六条大麦新品種「カシマゴール」
要約 六条皮麦新品種「カシマゴール」は、オオムギ縞萎縮病抵抗性で、早生で穂数が多く多収である。成熟以降の中折れが発生しにくく、「カシマムギ」並の麦茶適性を有する。 キーワード 六条オオムギ、オオムギ縞...
要約 供試系統をセルトレイであらかじめ養成し、オオムギ雲形病発生圃場に直接設置することにより圃場抵抗性を評価できる。本検定法は多雪年の雪害が回避できるとともに、簡易であるため現地発生圃場等多地点での...
ポリマルチ畦間に大麦リビングマルチを利用するサツマイモの無除草剤栽培法
要約 サツマイモ栽培において、3月中旬頃にポリマルチを設置しマルチ畦間に秋播き性の高い大麦を10g/㎡程度播種すること(リビングマルチ)により、無除草剤で栽培期間中の雑草抑制が可能である。サツマイモの上い...
要約 小型コンテナで大豆と麦類を混作して栽培すると、麦類の根は生育初期に大豆株位置側まで伸長し、大豆の根の発達を抑制する。麦類のうち、大麦は小麦に比べてより強く大豆の根を抑制し、大豆地上部の生育も抑...
要約 麦焼酎粕濃縮液は、泌乳牛用混合飼料に使用しても、飼料の乾物摂取量に影響しない。また、乳牛の血液性状、泌乳量、主要乳成分に影響を与えず、濃厚飼料の節減効果が期待できる。 キーワード 麦焼酎粕濃縮液...