要約 桑セル成型苗の機械移植では根鉢の強固なセル苗が必要である。淡色火山灰土を用いて、培養シュートのさし木・発根・馴化を行うことにより、機械移植に耐えるセル苗を育成できる。また、レタス移植機による植...
要約 桑種茎直播法による新桑園造成法と従来の苗木植付法の経済性を比較したところ造成時間は6分の1、造成費用は3分の1であった。また、本法は完全機械化桑園を造成するのに対応する。 背景・ねらい 養蚕経営上の...
要約 桑葉は一度茹でることで食味が向上し、調理品としての評価が高く、加工品は、茹でた桑葉の乾燥粉末を利用した麺類、搾汁を利用した豆腐、及び菓子への利用ができ、また、冬期生産の桑葉は葉が小型化するため...
野菜用ロータリーカルチおよびアズールスプレーヤの桑園での利用法の確立
要約 トラクターに連結する野菜など他作物用管理作業機を桑園用管理作業機に改良した。ロータリーカルチは中耕および雑草防除作業、アズールスプレーヤは除草剤および害虫防除薬剤散布作業に対応することがわかっ...
要約 改良型蚕飼育装置および無蒸煮人工飼料を用いた全齢人工飼料育の上蔟時に循環扇による通風と回転蔟を横置きにすることにより必要回転蔟数を3/4に減らすことが可能であることが明らかになった。 背景・ねらい...
温暖地・密植向け桑系統 本83-67・本83-72および本83-73の選抜
要約 桑品種「ときゆたか」に「はやてさかり」を交雑し、温暖地・密植向き桑系統本83-67、本83-72および83-73を育成した。いずれも、収量は「しんいちのせ」程度であり、枝条伸長はやや劣るが、枝条数は多い。前2...
要約 桑炭そ病菌は分生胞子を罹病桑葉上に形成するが、PDA培地上では形成しない。そこで、桑葉に含まれる胞子形成誘導因子を調べたところ、ビオチンに誘導作用のあることが判明した。胞子形成は0.01ppm以下でもみ...
要約 桑農林1~9号の栽培特性を植付3~5年目まで調査した結果、「ゆきしらず」を除く品種は多収で、「ゆきしらず」、「しんけんもち」及び「あおばねずみ」以外は秋季の葉の硬化が遅く、収穫回数の増加が可能であ...
広食性新蚕品種「日603号・日604号×中604号・中605号」
要約 繭糸質が優良で低コスト人工飼料に適合する春蚕用の広食性蚕品種「日603号・日604号×中604号・中605号」(愛称:はばたき)を育成した。既存の広食性蚕品種より繭糸長が著しく長く、織度も細く、高品質繭の...
要約 種茎直播法において、播種後、覆土をロータリー耕耘で行うことにより従来の桑園造成を大幅に省力化した作業体系が可能となる。造成時間は約10分の1に短縮され、秋末には苗木密植と同等の枝条数が得られる。 ...
インド蚕品種の核多角体病ウイルス及び濃核病ウイルスに対する抵抗性
要約 インド蚕品種のSarupat, NistariおよびMoriaは核多角体病ウイルス(以下、NPV。)に抵抗性が高かった。Sarupat, Nistari, Moria, C. NichiおよびPure Mysoreの5品種は濃核病ウイルス(以下、DNV。)Ⅰ型に抵...
要約 1芽種茎を用いた施設育苗による桑稚苗の育成と開発改良した桑稚苗用移植機での桑園造成機械化一貫体系は従来の苗木密植桑園造成に比し、大幅な能率向上が図られ、圃場における活着、成育も良好である。 背景...
要約 桑種茎直播法に適応するカラヤマグワ系品種は「あおばねずみ」および「はやてさかり」で播種時期は4月中旬、種茎の大きさは3芽付、被覆期間の積算地温は400~500度Cという条件ならば、母樹からの種茎位置で2...
要約 桑のセル成型育苗法は、混合培養土を充填したプラスチックセルトレーに、蒸留水に20分浸漬した15mm以上の培養葉条を直挿しし、保温保水に留意しながら培養することで、発根と順化を同一容器同一工程で行うこ...
要約 これまでにβエクダイソンを利用することにより、蚕の熟化が促進され経過が斉一になり上蔟作業の省力化が図られることがわかった。この薬剤は平成6年度に市販される見込みであるため、この使用方法を作成した...
要約 細繊度蚕品種の飼育条件および上蔟条件と作柄との関係を明かにし、有効な技術を組合せて飼育参考表を策定した。 背景・ねらい 特殊用途用細繊度蚕品種の成育特性を把握し、
蚕品種の持つ能力を最大限に発...
要約 市販されている飼育装置を一部改良することにより、繭糸質に影響を及ぼすことなく5齢期人工飼料育における蚕糞蚕沙処理が容易になるとともに、上蔟時の労力削減につなげることが可能となった。 背景・ねらい...
要約 4齢期の蚕児・給与桑を園芸用被覆材で包むように被覆し飼育すると、桑葉の萎凋防止に効果があり、4齢期齢中2回給桑育が可能となった。 背景・ねらい 現在、農家における4齢飼育は、1日2~3回給桑が実施され...
要約 春蚕期では平均気温(Xa)と桑の発芽発育状況(Xb)が、晩秋蚕期では平均気温(Xa)と平均最長枝条長(Xb)との相関が高いことから、これらを用いて県下4地域(水沢・一戸・花泉・種市)の桑の収量予想式を作成した。<...
要約 クワ縮葉細菌病(Pseudomonas syringae pv. mori)の抵抗性は、古条挿し木葉では温度25℃、湿度95%RH条件で接種7日目、新梢水挿し葉では温度20℃、湿度90%RH条件で接種5日目で判定が可能であり、抵抗性検定方...