バイオエタノール生産を目的としたオイルパーム廃棄木からの樹液搾汁システムの開発
要約 オイルパーム廃棄木より効率的に樹液を搾汁するシステムを開発した。本システムは、かつら剥き機(既存機)、シュレッダー(新規開発)、圧搾機(新規開発)により構成され、搾汁率約80%の効率で、1時間に約50...
大メコン圏における経済統合が農業に与える影響評価と貧困解消を実現するための政策提言
要約 大メコン圏の国境周辺地域の比較事例研究を通じて、農業分野の経済統合が、産地形成の進展、雇用機会の増大等により貧困解消に寄与している一方、競争激化により作目転換等を強いられている地域が存在し、激...
要約 アルカリ前処理した木質バイオマス中に残存するリグニンを酸素漂白処理により除去することでセルロースを分解する酵素が作用しやすくなり、エタノール収率増加と分解時間短縮という成果を得ました。 背景・...
サトウキビは窒素多施用条件で栽培しても硝酸態窒素が蓄積されにくい
要約 サトウキビを窒素多施用条件で栽培すると、多くの窒素を蓄積する系統があるが、飼料作物の安全性の観点から設定された許容限界値(0.2%)を越える硝酸態窒素が蓄積する品種・系統はない。 キーワード サト...
飼料用サトウキビ「KRFo93-1」は密植により新植時の初期生育と収量が向上する
要約 飼料用サトウキビ「KRFo93-1」は、製糖用の耕種基準の1.5倍から2倍で密植することにより、新植時の生育初期における茎数や仮茎長が大きくなり、生草収量および乾物収量が増加する。 キーワード 飼料用サトウ...
要約 たい肥や化学肥料を施用した圃場や点源などからの硝酸態窒素溶脱量を,GISと窒素・炭素の動態モデルを組み合わせて推定する。この手法により,バイオマスを利用した場合の地下水保全効果について評価するこ...
要約 新技術体系が慣行体系に比べ、環境影響および経済性の観点から、どの程度改善されているかを検討するための比較LCAの枠組を示す。インベントリ分析と影響評価により、複数の農業生産システムが、環境指標...
要約 バイオ燃料原料として国内で生産可能な資源作物について、栽培に必要な農業生産資材や農業機械によるエネルギー消費量、資材等の価格や労力、収量及び成分をとりまとめたデータベースである。利用者は、デー...
要約 熱帯産未利用バイオマスであるオイルパーム幹を利用する研究開発から、その樹液がバイオエタノール製造の有力な糖原料となりうることを明らかにしました。 背景・ねらい パームオイルは、世界で最も利用され...
東北タイの砂質傾斜農地における表面流出の発生メカニズムとため池の水位
要約 東北タイコンケン近郊の砂質傾斜農地における表面流出は、粘土層の上にある砂質土層が飽和状態になった時発生し、ため池の水位上昇と強く関連している。 背景・ねらい
東北タイに広く分布する砂質土壌...
要約 アルカリ前処理と酵素糖化を組み合わせた手法で、樹皮が付いたままの端材や接着剤を含む合板を、スギ材と同様にバイオエタノール製造のための原料として利用できるようになりました。 背景・ねらい バイオマ...
要約 離乳期用飼料にサトウキビ抽出物20%含有資材を0.05%添加して離乳豚に給与すると、細胞性免疫増強効果が示唆される。 キーワード サトウキビ抽出物、離乳豚、抗菌性物質、免疫増強 背景・ねらい 畜産物の安全...
東南アジアにおけるバイオ燃料増産による環境への窒素負荷の評価
要約 東南アジアにおいて、穀物単収の増大により得られる余剰農地にサトウキビなどを生産すると、2030年に3千万KL程度のバイオ燃料を生産することが可能です。しかしこのために投入する窒素肥料により、環境への...
要約 サトウキビ搾汁液に乳酸菌を接種して乳酸発酵させると、サトウキビ搾汁液中のグルタミン酸がGABAに変換される。乳酸菌Lactobacillus brevis NBRC12520によってGABAが増強されたサトウキビ搾汁液を用いて製糖...
牛ふん剪定残さ混合堆肥は夏作前施用で秋冬期レタスに肥料効果が得られる
要約 牛ふん剪定残さ混合堆肥を夏作前に施用することにより、堆肥による土壌窒素の取り込み時期を避けてレタスの栽培できるため秋冬期レタスの生育が良好になる。ジャーガルにおける施用量は3.5t/10aとするが、未...
サトウキビ品種Ni17の株出し栽培における追肥窒素量の違いが収量、糖度に及ぼす影響
要約 サトウキビ茎重型品種Ni17株出し栽培において、一茎重が軽く、低収となる多分げつ年では、追肥の増施によって、低収が緩和される。一方、一茎重が重い少分げつ年では、追肥の増施は増収につながらず、糖度を...
性フェロモンを用いた交信かく乱法のオキナワカンシャクシコメツキに対する防除効果
要約 オキナワカンシャクシコメツキ成虫を防除するために、性フェロモンを利用した交信かく乱法を7年間実施し、モニタリングトラップによる平均総捕獲数では農用地で74.0%、ススキ原で93.7%の減少が認められ、本...
さとうきび複合経営は1ha未満であっても労働力が充実している
要約 さとうきび経営では、収穫面積が1haに達しない複合経営の比率が高い。収穫面積が1ha未満の経営のうち、複合経営は単一経営に比べて労働力が充実している。 キーワード サトウキビ、複合経営、労働力 背景・...
要約 「KR96-93」は、沖縄県宮古地域での夏植え栽培において、1茎重、原料茎重が大きく、可製糖量が多い。葉焼け病に強く、脱葉性が良好で収穫しやすい。 キーワード サトウキビ、多収、夏植え、宮古地域、脱葉性...
オイルパーム古木中の糖は貯蔵中に増加し、有望なバイオエタノール原料となる
要約 オイルパーム古木の樹液中の糖は伐採後貯蔵中に増加し、最大14~16%に達することを見出した。この発見は、伐採され利用方法のない古木が、適切な熟成により、サトウキビに匹敵するバイオエタノール資源とな...