要約 「はるの輝」などのワックスレス型ナタネ品種は、無農薬露地栽培の場合、ワックスブルームを有する従来型品種に比べて、コナガ、モンシロチョウ、モモアカアブラムシの発生量が少なく、被害も軽微である。 ...
要約 温室効果ガスの一つである亜酸化窒素の茶園における発生量は6月後半に多い。硝酸態窒素の溶脱低減に有効なLP化成を用いても慣行栽培並みに亜酸化窒素の発生量を抑制できる。また、なたね油かすの分施は亜酸...
要約 露地の春植え夏秋コギクの窒素吸収は、生育初期は緩やかであるが、花芽分化期から発蕾期にかけて旺盛となる。生育中期に窒素供給がピ-クとなる緩効性肥料を施用すると、窒素吸収量が増加して、切り花の品質...
要約 なたね油粕(以下、油粕)から無機化する窒素は、全窒素の55~70%である。10~25℃の温度範囲では、油粕の無機化は温度の影響を強く受け、その程度は油粕の製法により異なる。無機化予測は反応速度論的解析...
有機物連用における露地栽培レタス−ブロッコリー体系の効率的肥培管理技術
要約 有機物を連用した露地圃場のレタス-ブロッコリー栽培において、堆肥と有機質肥料を減肥しても化学施肥栽培並の収量が得られる。また、適正な有機物施用量は、作付け前土壌の腐植含有率から推定できる。 背...
要約 畑土壌から抽出したリン脂質中の18:2ω6(リノール酸)は大部分が糸状菌バイオマスに由来する。有機物施用直後には土壌糸状菌の増殖に伴いバイオマス当たりのリン脂質18:2ω6含量が増加することが明らかになっ...
小麦系統「東北205号」への窒素追肥が製パン適性に及ぼす効果
要約 小麦系統「東北205号」では、60%粉の粗タンパク含量12%に増加するまで、窒素追肥によって、セディメンテーション値、グリアジン及びグルテニン含量、ファリノグラムやエキステンソグラムの生地物性値及びパ...
要約 なたね油粕を140kg/10a連年施用して「コシヒカリ」を4年以上栽培したほ場においては、以後3年間基肥のなたね油粕を3割削減しても、なたね油粕施用1年目のほ場とほぼ同等の収量を確保できる。 背景・ねら...
近赤外分光分析法によるナタネ子実のリノール酸・エルカ酸の組成比の非破壊迅速測定
要約 小さい子実の近赤外測定に適用できる一粒カップを開発した。これを用いると、近赤外分光分析法により、ナタネ原粒の複数粒子実および単粒子実のリノール酸・エルカ酸の組成比が、簡易・迅速かつ非破壊的に推...
要約 食用油脂を、試料層の深さが1mmで温度調節可能なシラップカップに入れ、無反射ガラスをかぶせて近赤外スペクトルを測定すると、得られる近赤外スペクトルから食用油脂の品質劣化が簡易・迅速かつ非破壊的に...
発芽子葉を利用したナタネの種子グルコシノレート含量の簡易評価法
要約 播種後2~3日目の発芽子葉に含まれるグルコシノレートを加水分解し、遊離したグルコースをムタロターゼ・グルコースオキシダーゼ法を用いて測定することにより、グルコシノレート含量を簡易評価することが可...
要約 食用油脂を、試料層の深さが1mmで温度調節可能なシラップカップに入れ、無反射ガラスをかぶせて近赤外スペクトルを測定すると、得られる近赤外スペクトルから食用油脂の品質劣化が簡易・迅速かつ非破壊的に...
水稲の中山間地における黒色再生紙を活用した有機質肥料の施用による栽培法
要約 移植時に低温となる中山間地においては、除草に黒色再生紙マルチを用い、基肥にコシヒカリの場合なたね油粕80kg/10a施用し、本田病害虫防除2回で慣行栽培に近い生育・収量が得られる。 背景・ねらい 化学...
近赤外分光分析法によるナタネ子実のリノール酸・エルカ酸の組成る比の非破壊迅速測定
要約 小さい子実の近赤外測定に適用できる一粒カップを開発した。これを用いると、近赤外分光分析法により、ナタネ原粒の複数粒子実および単粒子実のリノール酸・エルカ酸の組成比が、簡易・迅速かつ非破壊的に推...
要約 ホウレンソウにおいて、有機質肥料を施用した場合の品質関連成分は、施肥来歴に影響され、化学肥料連用土壌よりも有機質肥料連用土壌で硝酸が低減し、アスコルビン酸が増加する。 背景・ねらい 農業におい...
要約 従来の雨落ち部重点の施肥位置を細根が多い茶樹株下に拡大することにより、株下土壌の無機態窒素濃度は年間を通じて安定しており、効率的な肥料吸収が期待でき、製茶品質は向上し施肥量の削減が出来る。 背...
要約 ナタネ単離未熟花粉にパーティクルガンにより外来遺伝子を導入し、半数性の形質転換体を作出した。コルヒチン処理によって得られた倍加半数体は正常な稔性を持ち、次世代において導入遺伝子は遺伝的に固定し...
要約 水田に稲わら、乾燥牛ふんや有機質肥料を連用して水稲を栽培すると、土壌からの窒素供給量が多くなり、土壌中の微生物バイオマス窒素量も増加する。稲わら全量還元+石灰窒素2kg/aと乾燥牛ふん100kg/aのみで...
長期積雪地帯における無エルシン酸「アサカノナタネ」の播種適期
要約 根雪日数100~110日の長期積雪地帯における「アサカノナタネ」の直播栽培での播種適期は8月下旬から9月上旬で、a当たり20~30kgの収量が期待できる。 背景・ねらい 「アサカノナタネ」は景観作物を兼ねた油...
受粉用昆虫マルハナバチは近紫外線除去フィルム被覆下でも利用できる
要約 近紫外線を全く透過させないハウス内でも、一般農ビフィルム下と同様に受粉用昆虫のマルハナバチは受粉活動をする。 背景・ねらい 平成3年12月に試験用として導入されたマルハナバチ(Bombus terrestris)は...