要約 茶樹の中切り更新後の再生芽数および再生部位は更新時期で異なり、一番茶後の中切り更新の時期が早いほど、再生芽数は少なくなり、特に表層に近い部位での再生芽の発生は少ない。また、「やぶきた」の再生芽...
要約 黒ごま「ごまえもん」はセサミンを多く含み、草丈が低くやや多収である。病害や寒さに強く寒冷地でも穫れる。 キーワード 黒ごま、リグナン、寒冷地、耐病性 背景・ねらい ごまは戦後の日本各地で一万haを越...
要約 トンネル被覆や防霜ファンによる秋冬期の防霜は赤焼病の発生を抑制する。秋冬期の防霜と薬剤防除を組み合わせた発病抑制技術は、赤焼病の発生を要防除水準以下に維持し、一番茶収量の減少を抑える。 キーワ...
病虫害複合抵抗性品種「みなみさやか」を利用した減化学農薬防除体系
要約 病虫害複合抵抗性品種である「みなみさやか」とBT水和剤、チャハマキ顆粒病ウイルス・リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルスを組み合わせた防除体系では、化学農薬の年間使用回数は6回程度でよく、10aあたり...
要約 三番茶摘採不適地域において秋摘み茶生産を行う場合は、多収品種の中でも「おくみどり」が多収で10aあたりの収益性が高い。 キーワード チャ、秋摘み茶、おくみどり、多収、収益性、最終摘採時期 背景・ねら...
マイクロ波照射によるナタネ種子加熱は圧搾率を高め酸価の上昇を抑制する
要約 ナタネ種子の圧搾工程の前処理として、マイクロ波照射による種子加熱を行うことにより、種子細胞内の微細構造が破壊され、120℃以上の加熱では圧搾率が有意に増加し、圧搾後のナタネ油の酸価の上昇を抑制する...
要約 青果用には「ベーター312」「YCC102」「あまね五寸」(晩春・初夏まき)、「恋ごころ」(晩春まき)、「紅あかり」「美輝」(初夏まき)、加工用には「AC-187」「AC-188」「キャロリーン」「TX03037」「CH02...
根中糖分が高く、製糖品質が優れるてんさい新品種候補「北海98号」
要約 てんさい「北海98号」は、国際共同研究により育成した単胚・三倍体一代雑種系統であり、根中糖分が高い。また、不純物価が低く、製糖品質が優れる。 キーワード テンサイ、一代雑種、根中糖分、不純物価 背...
要約 サイレージ用トウモロコシ一代雑種の親品種である自殖系統「Ho90」(エイチオーキュウジュウ)は、早生のフリント種で、組合せ能力が高く、耐倒伏性およびすす紋病抵抗性に優れ、一代雑種品種の親系統として...
サイレージ用トウモロコシ一代雑種の耐倒伏性に優れる新親自殖系統「Mi101」
要約 サイレージ用トウモロコシの親自殖系統「Mi101」(エムアイヒャクイチ)は、中生のセミデント種で、耐倒伏性に優れ、組合せ能力が高い。耐倒伏性に優れる春播き用の一代雑種の親系統および晩播・夏播き用の...
マルチを利用した播種期前進化による直播エダマメの作期拡大技術
要約 低温期に播種したエダマメは、黒色ポリマルチを利用すれば出芽は安定し旺盛な生育と収量が得られる。また、品種と播種期を組み合わせた段播計画により、4月下旬から6月上旬播種の省力的な直播栽培だけで、...
要約 国際連合食糧農業機関が管理するAGROVOCに、日本固有の農林水産業・食品およびその関連分野の用語を追加した日本農業シソーラス(JAT)を開発した。JATを基に編修した形態素解析辞書は茶筌による用語の解...
要約 バイオ燃料原料として国内で生産可能な資源作物について、栽培に必要な農業生産資材や農業機械によるエネルギー消費量、資材等の価格や労力、収量及び成分をとりまとめたデータベースである。利用者は、デー...
オイルパーム古木中の糖は貯蔵中に増加し、有望なバイオエタノール原料となる
要約 オイルパーム古木の樹液中の糖は伐採後貯蔵中に増加し、最大14~16%に達することを見出した。この発見は、伐採され利用方法のない古木が、適切な熟成により、サトウキビに匹敵するバイオエタノール資源とな...
フェストロリウム「東北1号」は排水不良な耕作放棄水田跡地等でも導入できる
要約 フェストロリウム「東北1号」の耐湿性はきわめて強く、オーチャードグラスが導入できない排水不良な耕作放棄水田跡地等にも容易に導入できる。このような不良環境下でも、利用初年目は年間約1250kg/10aの乾...
ナタネを含む寒冷地水田輪作体系におけるナタネの耕種的雑草化防止策
要約 ナタネ刈り取り後、耕起した場合に比べ不耕起条件でナタネ落ち種の減耗は早い。ナタネ残さを移動させることで、さらに減耗は早まる。1ヶ月以上の湛水は、ナタネ種子を死滅させるのに有効で、1作の復田によ...
要約 異なるナタネ品種を隣接して栽培した圃場において、花粉源とした品種中の交雑率は11.6%であるが、花粉源から風下側に離れるにしたがって交雑率は減少し、隣接で4.1%、30m離れると0.1%、60mで0.01%となる...
極早生の緑茶用新品種「しゅんたろう」(旧系統名:「枕系47-18」)
要約 「しゅんたろう」は「くりたわせ」より摘採期が2日ほど早い極早生系統である。「しゅんたろう」の生育・製茶品質・収量は「くりたわせ」より優れ、炭疽病と輪斑病に抵抗性を有する。 キーワード チャ、し...
チャにおける高アントシアニン新品種候補「枕個03-1384」
要約 「枕個03-1384」は炭疽病、輪斑病に抵抗性を有し、高アントシアニン系統である「茶中間母本農6号」よりも新芽中のアントシアニン含量が高く、栽培特性に優れている。 キーワード チャ、枕個03-1384、品種...
要約 茶園で樹高を低くするために行われる中切り処理後の再萌芽数増加には、大きな品種間差異が認められる。「べにふうき」の再萌芽数の増加は、「やぶきた」より遅く、再萌芽数増加が比較的遅い「ゆたかみどり」...