要約 考案した送風式捕虫方法は、茶樹へ強制風あるいは水滴を含んだ強制風を吹き付けて害虫を吹き飛ばし、回収袋で捕獲あるいは圧死させる新しい物理的害虫防除法である。乗用形送風式捕虫機は、茶の摘採面に生息...
要約 岩手県における病害虫被害発生地域は、多変量解析手法により、病害の発生特徴から7グループに分類される。主要害虫の被害発生には地域性は認められない。また、グループ間で被害発生リスクに差が見られるの...
大分県におけるIris yellow spot virus (IYSV) によるトルコギキョウえそ輪紋病(仮称)の発生
要約 2002年3月、大分県国東町の施設トルコギキョウに葉の黄化を伴う激しい輪紋やえそ症状が発生した。病原ウイルスはIYSVと同定され、えそ輪紋病(仮称)であった。圃場内雑草のうちタネツケバナがIYSVに感染す...
要約 無人ヘリコプタによるサトウキビ害虫の一種カンシャコバネナガカメムシの防除作業は、地上慣行防除の4~5倍程度の能率が期待でき、ドリフトや作業者の被爆の問題が回避できる。また、負担面積は97.9haで総利...
要約 本種は1世代に2年を要し、成虫は2月初旬から3月中旬にかけて地上へ出現し、産卵する。3齢幼虫期間はきわめて長く、約1年にわたる。9月頃に摂食旺盛期となり、サトウキビに被害を与える。越冬した3齢幼虫は4...
要約 チャの苗に寄生させたクワシロカイガラムシが産卵を開始した時期における産卵数と発育段階第3期以上の卵巣卵数の合計値には品種間差がある。この合計値を対照品種と相対比較することで、クワシロカイガラム...
要約 ナガチャコガネの成虫発生期に、ナガチャコガネの天敵微生物クシダネマを、茶園のうね間土壌へ施用すると、翌年秋のナガチャコガネ幼虫密度が低下し、防除効果がある。 キーワード ナガチャコガネ、天敵微生...
要約 ‘さいのみどり’は関東等の冷涼茶産地において‘やぶきた’より摘採期が約2日早い早生の緑茶用品種候補である。従来の主要な早生品種である‘さやまかおり’よりも炭疽病に強く、また、クワシロカイガラムシに対...
要約 インゲンマメとその近縁種であるテパリービーンには、阻害特異性の異なる4種のα-アミラーゼインヒビタータンパク質(αAI)分子種が分布している。昆虫種に応じてαAI分子種を使い分けることにより、殺虫性遺...
要約 タバコシストセンチュウはナス台木'トルバム・ビガー'やピーマンでは増殖できず、シスト内卵・幼虫は、40℃で72時間以上、42℃以上では24時間以上で死滅する。また、有効な防除薬剤はD-D剤、ホスチアゼート...
南大東島におけるオキナワカンシャクシコメツキへの交信かく乱法の適用
要約 南大東島において、フェロモンチュ-ブ90万本を設置して、オキナワカンシャクシコメツキの交信かく乱を行った。その結果、サトウキビ畑周辺の24箇所に設置したトラップに成虫はほとんど捕獲されず、雌雄間の...
要約 にんじん、だいこんでは施肥窒素の100%が、キャベツ、はくさい、ブロッコリーでは50%が、化学肥料に対し魚かす等無機化の速い有機質肥料で代替できる。また、キャベツ、はくさいでもマルチを利用すること...
要約 イチゴ苗に寄生したミカンキイロアザミウマは47℃の温湯に5分間浸漬処理することにより完全殺虫ができる。ポリ水槽(350l)に投げ込み式ヒーターを組み合わせた装置で簡便に処理ができる。 キーワード イチゴ苗...
要約 「はるもえぎ」は、輪斑病に耐病性の緑茶用新品種候補である。摘採期が「やぶきた」より1~2日遅い中生種で、耐寒性も優れる。アミノ酸含有率が高く、製茶品質は、色沢が鮮緑色で、香味は温和でまろやかであ...
要約 二番茶摘採後に毎年せん枝を行う体系では、秋整枝から平均気温積算2,700℃、110日余り前の7月中旬に浅刈(-5cm)更新をし、その30日後、平均気温積算約850℃の8月中旬に初回整枝を浅刈位置で行い、秋整枝を初...
要約 クワシロカイガラムシの産卵期からふ化期に茶樹の樹冠内に散水することにより、卵およびふ化幼虫に対し高い密度抑制効果が認められる。 キーワード チャ、クワシロカイガラムシ、樹冠内散水、密度抑制効果 ...
要約 無農薬栽培茶園では、害虫の発生が多く、特に、チャノミドリヒメヨコバイは一番茶以降の発生密度が高くなり、二、三番茶の茶芽生育及び収量が低下する。 キーワード 無農薬茶園、チャノミドリヒメヨコバイ、...
要約 ウスコカクモンハマキ Adoxophyes dubia は、チャの重要害虫であるチャノコカクモンハマキの同胞種で、性フェロモンの組成や発育零点、有効積算温度等が異なる。本種は、静岡から沖縄までの広い地域に分布し...
要約 乾式トラップのハリガネムシ成虫捕獲性能を検討した結果、従来の水盤式性フェロモントラップと同等あるいはそれ以上の虫を誘殺した。本市販トラップの適用により、設置および管理の軽減と防除効果の向上が期...
要約 「はるの輝」などのワックスレス型ナタネ品種は、無農薬露地栽培の場合、ワックスブルームを有する従来型品種に比べて、コナガ、モンシロチョウ、モモアカアブラムシの発生量が少なく、被害も軽微である。 ...