要約 低温下でホウレンソウの糖度が上昇する効果、いわゆる「寒締め」効果は、根が低温に曝されることにより発現し、気温の直接的な作用は小さい。 キーワード ホウレンソウ、寒締め、低温、根、糖度 背景・ねら...
要約 福島、栃木県内の秋冬作露地栽培ホウレンソウのβ-カロテン含量は、有機栽培より慣行栽培で生産されたものの方が有意に高い。それには、土壌と肥料の種類の違いがそれぞれ関与している。 キーワード ホウレン...
要約 カンショの葉身部には眼病予防成分であるルテインが多量に含まれる。収穫時期により含量は変動し、春から夏季にかけてしだいに減少する。ルテイン含量の高いカンショ葉身部は、β-カロテンも多い。 キーワー...
要約 露地ホウレンソウの窒素吸収量は、播種後の有効積算温度(基準温度摂氏2度)により推定でき、収穫期の有効積算温度(摂氏800~900度)における窒素吸収量は、10~12kg/10aである。有効積算温度摂氏250度まで...
要約 牛ふん炭化物の葉菜類に対するカリウムの施用効果は栽培時期によって変動があるものの、概して化学肥料の加里に匹敵するほど高く、化学肥料のカリウム代替物として有効である。その場合の炭化処理温度として...
要約 5種の露地野菜を対象として、産地の作型事例と気象データに基づき、北海道から九州までの1kmメッシュ単位で、作型成立の可能性を判定し、適作物・適品種や栽培適地・適作期の選定を支援する情報を、インター...
露地ショウガにおける黄色蛍光灯を用いたアワノメイガの総合的防除
要約 露地ショウガにおいて、黄色蛍光灯を栽培初期から収穫期まで終夜点灯し、アワノメイガの被害の多くなる8月以降には、本種の卵寄生蜂類に影響の少ない選択性殺虫剤を併用することで、化学農薬の散布回数を大...
要約 土壌中のホウレンソウケナガコナダニに対する太陽熱、蒸気、熱水、土壌還元消毒の防除効果はいずれも高い。経済性や省力性、処理時期から、短時間蒸気消毒処理が実用的で、春と秋の増加前の処理や多発時の次...
ホウレンソウの年4作3回不耕起連続栽培における新規畑の土壌管理技術
要約 水田転換初年目の灰色低地土、未耕の黒ボク土に3年間分の牛ふん堆肥36t/10aを一括施用し、菜種油粕を利用した年4作3回不耕起連続栽培でホウレンソウを栽培すると、堆肥施用作業の省力ができ、期間中の施肥窒...
要約 「佐賀2号」は、ワケギ品種「ビルマ在来」とネギ品種「九条太」を両親とする3倍体のワケギで、草丈が高く、葉身が太い大型の系統である。本系統は、他のワケギ品種に比べて低温期の伸長性が優れ、秋冬作に適...
要約 小型・軽量なエンジン式野菜根切り収穫機は露地圃場や施設内において、ホウレンソウ等の根部を切断刃の前後運動により、効率的に切断することができる。 キーワード エンジン式、野菜、根切り収穫機、小型・...
要約 ホウレンソウを、窒素施用量合計8g/m2で養液土耕栽培すると、汁液硝酸イオン濃度が播種後23日頃(5、6葉期)より徐々に低下するパターンで推移し、収量を落とすことなく硝酸イオン含有率の低い高品質の収穫...
要約 土壌と抽出液の比率(土:液比)1:5、室温、30分の抽出条件で0.01M塩酸によって土壌から抽出されるCd(0.01M塩酸可溶性Cd)含量は豆類、麦類、野菜類等の可食部Cd含量と相関が高く、これら作物のCd含量の推定...
要約 収穫を朝どりから夕どりにすることにより、新鮮生重量当たりの硝酸イオン濃度は、こまつなで平均11.0%、ほうれんそうで平均14.9%低下する。 キーワード ホウレンソウ、コマツナ、硝酸塩、収穫時刻、夕どり ...
農耕地土壌の化学性を指標とした作物のカドミウム汚染リスク評価
要約 コムギおよびダイズ子実、ホウレンソウのカドミウム濃度は、土壌のpH(KCl)、全炭素および0.1N-HCl抽出カドミウム濃度を説明変数とした重回帰式により推定でき、これにより作物のカドミウム汚染リスクを圃場...
要約 春まき、春夏まき、夏まき作型におけるほうれんそうの抽台性、発芽・生育特性、外観品質、収穫作業性について品種特性を明らかにした。供試品種を草型等から4タイプに分類した。 キーワード ホウレンソウ、...
オープンハウスの夏どりホウレンソウ栽培に適した遮光資材の選定指標
要約 遮光資材の通気性は、空隙率が大きいほど優れる。アルミ蒸着資材は空隙率が高く、太陽光反射率が高いために施設内に熱気が滞留せず、昇温抑制効果が高い。夏どりホウレンソウ栽培では、オープンハウス内にア...
要約 寒締めによりハウス内の温度が低下することで、ホウレンソウの乾物重当たり糖含量が顕著に増加する。その大部分はショ糖(シュークロース)の増加によるものであり、ショ糖含量の増減は収穫前の気温・地温と...
要約 溶存酸素を高めた水にホウレンソウ種子を浸漬処理すると酸素濃度が高いほど発芽が促進される。溶存酸素濃度は酸素濃縮機により高めることができる。セルトレイに播種する場合、溶存酸素濃度の高い水へ6~2...
太陽熱消毒や防虫ネット等を利用したスイカ後作ホウレンソウの有機栽培
要約 ハウス太陽熱消毒、防虫ネット、フェロモン剤等を利用し、油粕、魚粉を主体とした施肥によりスイカ後作ホウレンソウの有機栽培が可能である。 キーワード ホウレンソウ、太陽熱消毒、有機質肥料、防虫ネット...