キュウリ誘引用支柱を利用した簡易ハウスでの高収益野菜栽培体系
要約
キュウリの誘引用支柱を利用して作成した簡易ハウスは、安価で設置が容易な点が特長である。このハウスを活用し、夏秋キュウリと冬野菜とを組み合わせた栽培体系を導入することで農...
被覆周縁部固定による土壌還元消毒のホウレンソウ萎凋病に対する防除効果向上
要約 土壌還元消毒中、ポリフィルム被覆周縁部に水を封入したポリダクト(折幅20cm)、または、単管パイプを設置し固定すると、被覆周縁部でのホウレンソウ萎凋病の防除効果が高まる。 キーワード 土壌還元消毒、...
塩分濃度の高い堆肥の施用による野菜のカリウム含量および糖度の向上
要約 塩分濃度の高い堆肥を利用するとカリウム含量および糖度が高い作物になる傾向がある。ただし、土壌中の陽イオンバランスの関係で作物中のカルシウム含量が下がり、水分ストレスがかかるために果実が小さくな...
ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...
要約 ホウレンソウの移植栽培を導入することにより、直播栽培よりも、夏作野菜の栽培期間は2週間延長でき、また、ホウレンソウは高価格期の1月から出荷することが可能になる。移植栽培ホウレンソウの糖、ビタミン...
植物内生細菌処理による不良環境条件でのホウレンソウの発芽率向上効果
要約 植物内生細菌Enterobacter cloacae SM10株の懸濁液にホウレンソウ種子を浸漬処理して播種すると、土壌中の水分過剰や不足、高温、塩類集積などの不良環境条件におけるホウレンソウの発芽率が向上する。 キー...
デルフィニウムに発生したPythium aphanidermatumによる苗立枯病(新称)
要約 定植直後のデルフィニウム幼苗に発生した立ち枯れ症状はPythium aphanidermatumによるものであり、病名をデルフィニウム苗立枯病と提案したい。 キーワード デルフィニウム、デルフィニウム苗立枯病、Pythiu...
要約 植物内生菌Enterobacter cloacae SM10株でホウレンソウ種子を浸漬処理すると、ホウレンソウ萎凋病(Fusarium oxysporum f.sp. spinaciae )の発病が抑制される。 キーワード ホウレンソウ萎凋病、生物防除...
要約 都産生ごみ堆肥は、窒素含有率が3%前後と高いが、施肥量を調節することによって、慣行の家畜糞堆肥と同様に利用できる。施用量は、10a当たり果菜類で2t、葉茎菜類で1~2t、根菜類で1t程度であれば、...
要約 単色光源である発光ダイオードを、電照栽培用の光源として光中断を行うと、橙および赤色光によって、短日植物では花成が抑制され、長日植物では花成が促進される。中間性植物の花成では、光源波長域による差...
野菜栽培における黒ボク土での交換性マグネシウムおよびカリウム含量の適正範囲
要約 野菜栽培における黒ボク土での交換性マグネシウムおよびカリウム含量の適正範囲は、MgO飽和度8~16%、K2O飽和度2~10%である。 背景・ねらい 千葉県内の土壌実態調査から、黒ボク土普通畑の交換性マグネシウ...
各種有用微生物を用いたトマトとホウレンソウのFusarium
要約 植物生育促進菌類(PGPF)、Humicola 菌を育苗期に処理することによりトマト萎凋病、根腐萎凋病及びホウレンソウ萎凋病の発病が抑制される。 背景・ねらい トマトとホウレンソウの生産現場では土壌病害が重...
沖縄県中央卸売市場における青果物主要品目の価格予測と県外移出可能性
要約 沖縄県中央卸売市場における時期別価格予測式が29品目55時期区分で得られた。また、運賃負担力から求めた県外市場向け新規移出品目として、キュウリ、トマト、ナス、チンゲンサイ、ホウレンソウ、セルリー等...
要約 菌食性線虫のニセネグサレセンチュウ(Aphelenchus avenae)は、3種類の病原性糸状菌を餌にするとよく増殖する。本線虫の福島系統は、このうちRhizoctonia solaniによるカリフラワーの苗立枯症の発生を抑制し...
非病原性フザリウム菌と移植栽培の組み合わせによるホウレンソウ萎凋病の防除
要約 ホウレンソウ萎凋病の発病抑制効果が高い非病原性フザリウム菌を選抜した。圃場レベルにおいて、この非病原性フザリウム菌を育苗中に接種した移植栽培は、移植栽培のみの発病抑制効果をさらに高める。 背景...
要約 家庭内における野菜消費が消費者の年齢や性別によって品目別に大きく異なることを明らかにした。また、加工・外食等を含めた需要予測を行い、家庭内・外の分野別に将来の需要量を予測した。 背景・ねらい 近...
要約 市街地に立地する優良な農産物直売所の売上伝票等から品揃えと値決めの方法を分析した。日頃の買い物に利用されるためには月間の品揃えが50種類程度必要であることと値決めには品目や直売所の特性に適合した...
要約 水稲は83%の市町村で栽培され、31%で振興されている。しかし、労働力で68%、収益性で47%が問題をもっている。野菜類は労働力で40%、収益性で35%が問題を持つが、生産見通しは各作目とも現状維持が40%~60%の...
要約 つくば地区の圃場で栽培されていた数種蔬菜類の根から、窒素固定活性高く根の分化・伸長及び植物体の生長を促進する窒素固定菌アゾスピリラムを分離した。これらの菌株はA.brasilenseとして固定された。キ...
要約 白血病細胞分化誘導作用を示す食品はがん予防に寄与する可能性があると考えられる。本研究ではホウレンソウやナス等の野菜類の水溶性高分子画分がU-937白血病細胞の分化を誘導することを明らかにした。ま...