要約 カボスの貯蔵では、収穫前の8月下旬にジベレリン10ppm以上を散布することで、果皮緑色を長期間保持することができる。その効果は、散布時期が収穫適期に近いほど高く、散布濃度が高いほど高い。 キーワード ...
要約 早生ウンシュウミカンの半樹結実または交互結実法は浮皮が少なく、高糖度となるS級以下の小玉果生産が できるため、完熟栽培に適する。完熟栽培での浮皮の発生はジャスモン酸とジベレリンの混用散布により...
要約 8月上旬~9月上旬に、黒色化繊布でユズ果実を被覆すると、長期貯蔵中の果皮障害である 「こはん症」の発生を大幅に軽減できる。 キーワード ユズ、果皮障害、こはん症、黒色化繊布、果実被覆 背景・ねらい...
要約 「不知火」は満開後90日以降では、早い時期に土壌乾燥するほど果実品質へ与える影響は大きく、より高糖・高酸となる。高品質果実生産のためには、品質へ影響を及ぼす夏季の土壌乾燥を避け、秋季以降に乾燥さ...
要約 ウンシュウミカン作農家は従来からの隔年結果対策に加えて、隔年結果是正と高品質生産を両立する技術に期待するとともに、費用の節減、マルチ栽培等の高品質化、直売等の販売対応の工夫、品種更新や品目の転...
ハウス栽培キンカンの年明け出荷作型における発芽・開花期の屋根掛け効果
要約 発芽期から開花期まで屋根掛け栽培することで、1番花の開花数、結果数は増え、結果枝率は高くなる。また、結果枝は長く基部径も太くなる。 キーワード キンカン、年明け出荷作型、屋根掛け栽培、結果安定 背...
キーワード 樹、カンキツ、カボス、CA貯蔵、ガス組成、果皮色、果皮障害 背景・ねらい カボスはハウス、露地、貯蔵と周年出荷が確立されている。しかしながら、露地出荷が大半を占め、出荷最盛期には価格が下落す...
温州みかん果皮飼料添加によるβ-クリプトキサンチンを多く含む鶏肉の生産
要約 肉用鶏に温州みかん果皮乾燥粉末を2~4%飼料添加して給与することにより、生産性を維持しながら、β-クリプトキサンチンを2~5倍(約8.8~55.4μg/鶏肉100g)含む鶏肉を生産することができる。 キーワード 肉...
要約 農産物の流通履歴、特にロット形態の変更を効率的に記録し照会できるデータベースである。流通過程におけるイベントのIDと、関係するロットのID、地点のID、時刻を関連付けてデータベースに記録することで...
要約 徳島県内で枝変わりとして発見された「上板6号」は、果皮の緑色が濃く着色が遅い濃緑晩生系統で、従来のスダチ系統よりも貯蔵性が高く、1~3月に出荷できる長期貯蔵用品種として有望である。 キーワード ...
要約 ユズ(淡緑色、着色1分以上)を収穫したコンテナごとポリ袋に入れ、これにエチレン発生剤を入れ密封し、30℃の処理庫に24時間放置後開封し、20℃の処理庫に置くことにより、5~7日で着色する。従来のカラー...
要約 沖縄におけるカンキツ「南香」は、7月下旬~8月上旬と8月下旬~9月上旬に裂果のピークが見られ、3ppmジベレリンの散布により7月下旬~8月上旬の裂果が軽減される。 キーワード カンキツ、「南香」、裂果、ジ...
要約 極早生ウンシュウ「おおいた早生」の2月下旬加温開始の省エネハウス栽培では8月下旬に糖度(Brix)11、滴定酸0.9%以下の果実となり、暖房燃料の大幅な節減が可能である。 キーワード 極早生ウンシュウ、おお...
温州ミカン「白川」の植調剤・枝別摘果・マルチによる高品質果実安定生産技術
要約 温州ミカン「白川」に、パクロブトラゾール、エチクロゼートの処理および枝別摘果、マルチ被覆を組み合わせて実施することで、樹勢が安定し隔年結果は小さくなり、高品質果実が安定生産できる。 キーワード ...
要約 カンキツ新品種「肥のあかり」は、「日南1号」から育成した極早生温州の珠心胚実生種である。「豊福早生」より着色が早く、高糖度で減酸が早いことから、9月下旬には収穫、出荷が可能である。 キーワード カ...
11月に成熟する減酸の早いカンキツ交雑品種「広島果研11号」の育成
要約 「広島果研11号」は、「清見」と「サザンレッド」を交配して育成した大果で減 酸が早く良食味のマンダリンタイプの交雑品種で、育成地では11月下旬が成熟期となる。 キーワード カンキツ、品種、育種、マ...
冬期葉中カリウム濃度によるウンシュウミカン「大津4号」の着花量予測
要約 大津4号の3月1半旬の葉中カリウム濃度から、着花量を推定できる。また、葉を採集した前後2ヵ年の収量の変動値と葉中カリウム濃度の関係から、規格外の大果比率を下げる樹体、結実管理方法を判定できる。...
要約 「今田早生」の珠心胚実生である「広島果研7号」は、育成地での成熟期が9月下旬で、同時期の極早生ウンシュウに比べて糖度が高く、減酸が早い。 キーワード カンキツ、品種、育種、極早生ウンシュウ、珠心...
要約 カンキツ「カラ」は二次肥大が始まる直前の糖度が最も高い時期に収穫し、低温貯蔵することで高糖度を維持しながら、出荷時期を1ヶ月程度遅らせることができる。貯蔵時の庫内温度は5~10℃に保つのがよい...
ウンシュウミカンでの周年マルチ点滴潅水同時施肥法の経済性と導入効果
要約 周年マルチ点滴潅水同時施肥法を導入すると、慣行と比べて極早生で17.5時間/10aの省力効果がもたらされる。マルチ及び点滴潅水装置の追加費用が必要になるが、早期出荷や高品質化による価格上昇で所得は表...