バイオディーゼル燃料製造副産物を原料とした酵母による油脂生産
要約 ヤマブドウから分離した酵母Pseudozyma parantarctica TYC-2187株は、グリセリンから油脂への変換能が高く、油脂を菌体内に高濃度に蓄積する。蓄積した油脂の構成脂肪酸はバイオディーゼル燃...
セルトレーを用いたブドウ「ピオーネ」の効率的な挿し木苗生産技術
要約
ブドウ「ピオーネ」の挿し木育苗に市販の固形培地を充填した72穴セルトレーを用いると、育苗圃の小面積化が図られるとともに、成苗率が高い。また、穂木基部の切り口を接着材でコー...
表計算ソフトエクセルを用いた土壌中水分移動計算用のソフトウェア
要約 本ソフトウェアでは、簡易な操作で土性や給液条件の違いが土壌中での水分分布に及ぼす影響について汎用表計算ソフト(マイクロソフトエクセル)上でシミュレートすることができ、その結果を視覚的に分かりや...
ブドウ「巨峰」の高うね根域制限栽培による新梢伸長抑制と根量増加および果実品質向上
要約 ブドウ「巨峰」は防根シートを利用した高うね根域制限栽培を行うことによってベレゾーン以降の新梢伸長が抑制される。また、主幹から1mで深さ40cm以内に分布する根が増加する。さらに、糖度、着色など果実品...
要約 牛乳、ビートグラニュー糖、甘味糖によるあっさりした味のプレーンミルクジャムの製造法を開発するとともに、これを利用した県内産の機能性成分を含む農産物入りミルクジャムを開発した。 背景・ねらい 現在...
要約 ブドウ台木「1202」「5BB」「110R」「5A」「LN33」は、地温15℃程度で新根発生が良好で、細根が幹元近くから発生しやすい特性を持つ。これらの台木品種は、生育初期の新根発生量や「デラウェア」の新梢伸長が...
防根シートを用いた根域制限法によるブドウ「ピオーネ」の着色促進
要約 埋め込んだ防根シートで囲った土量530~1800Lの根域に大粒ブドウ「ピオーネ」を栽植すると、果皮の着色促進が図れる。最小土量の530Lでは、濃紫黒色の果房が最大約90%を占めるとともに、収穫期が最大10日...
要約 ソラマメ種子を流水中に3~4日さらし,わずかに発根させるとコナカイガラムシ類の餌として継代飼育に利用できる。 キーワード コナカイガラムシ類、飼育、ソラマメ催芽種子 背景・ねらい 近年、ブドウ、カキ...
要約 ハウス加温栽培の砂質ブドウ園において、肥効調節型肥料とかん水タイマーを組み合わせた安価なかん水施肥装置を用いることで、施肥量やかん水量を1/2以下に減らしても慣行栽培と同等の収量、品質が得られ、...
トルコギキョウの固化若苗定植と種子冷蔵によるトルコギキョウのロゼット回避
要約 トルコギキョウの秋出し作型では、固化剤を利用した若苗定植と種子冷蔵を併用することによって、ロゼットが回避され切り花品質が向上するが、品種によって効果の大きさは異なる。 キーワード トルコギキョウ...
要約 ブドウ「ピオーネ」における7月上旬以降の着色期の土壌乾燥処理(pF3.3でかん水)は、果実の着色を向上させ、収穫時期をやや早める。処理による枝の生育に対する影響はほとんど認められず、着色向上対策と...
要約 超早期加温及び早期加温ハウス栽培ぶどうで被害が問題になるカンザワハダニに対し、2~4月にチリカブリダニを2~3個体/㎡、2週間間隔で3回放飼すると、高い防除効果が得られる。 背景・ねらい カンザワハ...
要約 数時間で100地点以上の土壌水分測定が可能なTDR土壌水分計は、測定土壌水分の検量線を個々のプローブごとに作成することにより測定精度が向上し、果樹園における土壌水分環境の迅速測定を可能にする。 背景...
ミツバチ卵へのDNA注入を目的としたマイクロインジェクション法
要約 ミツバチに外来DNAを注入する目的で、卵へのマイクロインジェクション法を開発した。この方法でDNAを注入した卵は、高湿度35℃の条件で72時間後約60%が孵化する。 背景・ねらい 形質転換体作成のため外来DNA...
要約 ブドウ晩腐病は、主に果実に発生する病害であるが、新たに開花前の花蕾での発生が確認された。発病花蕾に多量に形成された分生胞子は、病原性を有し、熟期に果実を腐敗させ、二次伝染源となることが明らかに...