「西村早生」と完全甘ガキとの交雑からは、完全甘ガキの子は生じない
要約 早生の不完全甘ガキである「西村早生」は、「富有」と「赤柿」の交雑から生じた実生で完全甘ガキの遺伝子を持っていると推定されてきたが、交雑実験の結果、「西村早生」と完全甘ガキの間の交雑からは完全甘...
要約 浮羽郡内のカキ「伊豆」に発生したウイルス病類似症状のうち、新梢の炭疽病様症状及び冬枝基部の粗皮症状は、接ぎ木伝染性の病害である。粗皮症状は、接ぎ木接種により栽培品種である「西村早生」以外の「伊...
カキ「西村早生」と「太秋」の結果母枝選定のための雌・雄花の着花特性
要約 カキ「西村早生」や「太秋」では、樹齢に関係なく長い結果母枝ほど雌花が着生しやすい。結果母枝の種類では、不定芽由来の結果母枝に雌花が多く着生し、次いで前年の不着果枝や雌花が着生した定芽由来の結果...
要約 カキ「西村早生」の休眠覚醒に必要な低温遭遇時間は400時間程度である。12月末まで樹上で低温に遭遇させ、採取した結果母枝を水挿しして摂氏20度で発芽させると、2月上旬には着花数が確認でき、冬季せん定直...
カキ「新秋」のボックス栽培における用土の種類、量および施肥量
要約 カキ「新秋」のボックス栽培では、用土の量は果実品質、収量のバラツキが小さく、運搬の利便性を考慮して25L、用土は粒状培土か真砂土とし、肥料は肥効調節肥料の1回施用、1樹当たり窒素成分7~14gで栽培で...
要約 カキ「西村早生」の花芽原基は6月上旬に分化を開始し、その後10日程度で雌花と雄花の区別ができる。「太秋」の分化期は「西村早生」より10日程度遅れる。長い新梢は短い新梢より分化が遅れ、先端部分に雌花...
要約 カキ果実の成熟に伴い、果肉中のカロテノイド含量が増加する。カロテノイド色素の中では、「富有」はβ-クリプトキサンチンとリコペン、「伊豆」はリコペンの含量が増加する。 キーワード カキ、富有、伊豆、...
要約 カキの雨よけ栽培により、「新秋」では糖度が高まり果肉中のβ-クリプトキサンチンが増加し、果皮色が濃くなる。「伊豆」ではβ-クリプトキサンチンが増加するがリコペンが減少し、果皮色が薄くなる。 キーワ...
要約 長崎県型イチゴ高設栽培システムで品種「さちのか」を促成栽培する場合の専用基肥施肥量は、「とよのか」標準施肥量の75%相当のa当たりN成分1.3kgを施肥することにより、頂果房及び腋果房の安定した生育及び...
要約 カキ「西条」の種子内胚軸にアグロバクテリウム法によりAgrobacterium rhizogenes由来のrolB及びrolC遺伝子を導入すると、わい性の組換え体を獲得出来る。 キーワード カキ、rolB
要約 ケーンハーベスタを改造する事により、各部への繊維の巻付きを抑え、茎切断長を約22cmに調製して収穫・搬出する、ケナフの収穫作業技術を開発した。搬出をネットバッグ方式あるいは伴走ワゴン方式にするこ...
要約 根面細菌をチンゲンサイ種子に接種し、温度28℃、5日間暗所栽培後の主根の長短により、生育促進菌の出現割合が高いほ場と生育阻害菌の出現割合が高いほ場が判別でき、根面細菌による発根促進からみたほ場の土...
要約 カキ(富有)において果頂部が浅黒く変色する障害「うすずみ果」は、主要根群域のpH低下に伴うMn過剰が原因であり、下層土の土壌pHの改良により発生が抑制される。 キーワード カキ(富有)、Mn過剰...
要約 「刀根早生」と「西村早生」を交雑し、胚培養を用いてかき新品種「朱鷺乙女」を育成した。収穫時期は9月下旬から10月中旬で「刀根早生」より3~4日早い。糖度が高く、食味は良好である。果皮色は鮮やかな...
促成栽培かき「前川次郎」における加温温度に対する発芽までの生育反応
要約 1月上旬加温開始の促成栽培かき「前川次郎」において、最低気温が13℃を超えても発芽までの日数は短縮されない。最低気温を発芽までは13℃、発芽から開花終了までは18℃、開花終了後は15℃に管理することにより...
要約 「興津2号」を母親に、「花御所」を父親とする完全甘がき新品種「53-1」を育成した。「伊豆」に続いて収穫できる早生の甘がき品種で、果皮色が赤く、果実重も250g前後となり、直売に適する。 キーワー...
要約 「三社」において加工適正の高いヘタ部果皮色指数4まで成熟させても、果頂部軟化しにくい果実を生産できる葉色基準は10月上旬のSPAD値が50~52程度である。 キーワード かき「三社」、葉色、果頂部軟化 背景...
要約 ミカンキイロアザミウマは、カキやカンキツ園内の雑草で越冬でき、春~秋には園内の多様な雑草で増殖し、除草後は隣接園に移動分散を繰り返しながら個体群を維持している。 キーワード ミカンキイロアザミウ...
要約 カキ「刀根早生」の早期加温栽培において、葉果比8の着果調整および炭酸ガス施用により、果重や翌年の着花が増加する。 背景・ねらい 収益性の向上や労力分散をねらいとして、全国で約37haのカキのハウス栽...
要約 カキ「刀根早生」のハウス栽培において、かん水量を増やすと肥大は優れるが着色が遅れ、脱渋後の軟化が増える。着色始期から成熟期にpF2.3~2.6程度になるようかん水量を減らすと、脱渋後の果実の軟化の発...