リンゴ「ふじ」に対するキノキサリン系・MEP水和剤の摘葉効果
要約 キノキサリン系・MEP水和剤(商品名:「ジョンカラープロ」)は、「ふじ」に対して摘葉効果が高い。希釈倍数を500倍とし、散布量は400~500リットルを目安とする。葉摘み時間は、着果枝果台部の落葉率が45~...
リンゴわい性台木を使用した若木における低樹高化のための側枝形成法
要約 わい性台使用リンゴ樹の定植年に地上1m 位置で切り返し、発出した側枝を車枝状に配置することで主幹延長枝の生育抑制を行う。翌年に延長枝を地上2m芽のない部分で切り返すことにより樹高3m 以下、結実...
要約 リンゴ「ふじ」わい化栽培において、摘花剤利用により摘果作業時間の約35%、摘葉剤利用により摘葉作業時間の約20%を省力化できる。また、JM7台を用いた低樹高化栽培により脚立を使用しないで主要作業...
キウイフルーツのショ糖溶液を用いた人工受粉における花粉の適正希釈倍率
要約 キウイフルーツ「ヘイワード」でショ糖溶液(寒天0.1%添加)を用いた人工受粉では、花粉の希釈倍率が250~500倍の範囲で十分な結実が確保でき、果実肥大および果実品質は慣行の溶液受粉とほぼ同等である。ま...
要約 リンゴの「葉とらず栽培」における好適樹相は平均新梢長10~20cm、葉色(SPAD値)48~52、葉面積23~30cm2、2次伸長枝率10%以下、葉中窒素濃度1.8%以下である。この樹相により、着色度140以上、均一度80%以...
要約 肥効調節型肥料のロングトータル313-180日タイプ及び270日タイプを窒素で株当たり各々2.0g、計4.0g、珪酸加里肥料を加里で1.0g、ようりんを5.0g定植時に培地上へ施肥する全量基肥高設ベンチ栽培は、液肥...
要約 比較的温暖な地域におけるオウトウの根域制限Y字形仕立て栽培において、5、6年生樹では「香夏錦」の収量が多い。 キーワード オウトウ、品種、根域制限栽培、Y字形仕立て、栽培適性、香夏錦 背景・ねらい ...
要約 大阪府のぶどう園は、複雑な地質母材からなるためCECは園により非常に差がある。点数をこなすためCECの測定は省略し、pHと塩基含量からCECを類推する一次式を作成する。さらに、表計算ソフトにより処方箋を...
要約 二次花穂を利用した花穂整形とフルメット10ppm混用ジベレリン25ppmの満開期1回処理を併用すると摘粒作業を行わなくても従来と同等の「ピオーネ」果実の生産が可能となり、花(果)房管理が大幅に省力化でき...
環状はく皮および針金結縛処理による共台主幹形モモの樹勢抑制と品質向上
要約 水田に植栽された共台で主幹形のモモは、樹勢が強く、品質面での問題を抱えているが、収穫の30~15日前に、主幹部に対して幅5mmの環状はく皮または針金結縛処理を行うと、副梢の伸長が抑制され、果実の糖度...
リンゴの低樹高栽培を実現する改良ソーレンと改良ソラックス樹形
要約 リンゴのわい化栽培において、主幹形に代わって改良ソーレン、改良ソラックス樹形を用いるとJM5を中間台として使用した場合には結果部位を1.5~2.0mまでに、JM7を使用した場合には結果部位を2.5mまでに抑...
要約 高品質の一次加工品(塩漬け梅)ができる完熟落果ウメを、平坦園で効率良く収穫するには、樹間中央部に果実が集まるように傾斜をつけてネットを張り、福井園試等が開発した落果集果機を用いる。この収穫法に...
要約 ニホンナシ「南水」において、花芽かき取り処理は、果実品質・収量に影響することなく効率的に開花数を制限でき、着果管理作業が省力化できる。また、作業可能な期間が長いので、計画的に作業を行うことがで...
要約 加温ハウス栽培マンゴー「アーウイン」では、被覆複合肥料を用いて施肥回数を年3回から2回に削減することにより、収量、果実品質を低下させることなく10a当たりの労働時間を約90分削減することができる。 キ...
要約 病原性アグロバクテリウム菌の検出が可能なPCR用プライマーを新たに設計し、コロニーPCR法による病原性菌株の特異的検出法を開発した。本法により、リンゴ根頭がんしゅ病菌の簡易診断が可能である。 キーワ...
要約 日本ナシ「豊水」は有機配合肥料区に比べ肥効調節型肥料区は収量が多く、果実品質も優れ、年1回施肥や年間窒素投入量を削減するなど、施肥作業の省力化が可能となり、環境への負荷も軽減できる。 キーワード...
ボーベリア・ブロンニアティ剤連年処理による果樹カミキリムシ類の防除
要約 カンキツのゴマダラカミキリおよびイチジクのキボシカミキリに対して、天敵微生物資材のボーベリア・ブロンニアティ剤を露地圃場において2~3年連続処理すると、高い防除効果が得られる。 キーワード ボーベ...
要約 肉用繁殖牛の冬季分娩・夏季クリ園放牧は、クリ園の下草管理や獣害回避の効果があり、クリ栽培では所得を7千円/10aから37千円/10aへと改善するとともに、子牛生産のコストを約23万円/頭まで低減し、クリ...
要約 カキ「平核無」のヘタを包まず出して、輪ゴムで袋を止める樹上脱渋法により、果実品質は変わらず、従来の方法に比べ脱渋のための袋かけ及び収穫作業時間ともに短縮され、処理時期が2週間程度拡大し、汚損果...
要約 寒天やジェランガム溶液に懸濁した花粉はキウイフルーツの人工受粉に利用でき,花粉を1000倍量まで溶液で希釈しても現行の石松子を増量剤とした受粉と同程度の果実が収穫できる.また、現行の石松子を増量剤...