大型ハーベスタによるトウモロコシ収穫事業の成立条件と酪農所得向上効果
要約 大型ハーベスタ等の利用により、大面積のトウモロコシ生産が可能であり、共同利用組織等では、6500円/10aの収穫受託料金と年間160haの稼働面積で採算を確保できる。酪農経営では、トウモロコシの増産と30kg/...
水田を利用した省力・低コスト肉用子牛生産に活用できる「水田放牧の手引き」
要約 水田放牧に適した牧草や飼料イネの栽培と放牧利用技術、放牧飼養による繁殖への影響、放牧に伴うリスクとその低減方策、環境への影響、営農への導入効果を解説した手引書である。水田を利用した省力・低コス...
中国半乾燥地酪農小規模層に対する有機野菜栽培導入の経営的効果
要約 中国半乾燥地域の酪農小規模層は、飼料高騰により経営の持続性が困難になりつつあるが、牛ふんの発酵熱等を利用した有機野菜栽培システムを導入することによって、経営状況を改善させることができる。 キー...
飼料用サトウキビ品種「KRFo93-1」の栽培方法とその利用技術
要約 「KRFo93-1」は、年2回収穫等により多収かつ作業性の良い栽培ができる。従来牧草よりも低コストで生産でき、そのサイレージは発酵品質に優れ、繁殖牛、肥育素牛、泌乳牛において、慣行給与体系に劣らない飼...
要約 小規模稲単一経営の多い中山間地域では、年金生活者の家計を維持できる所得確保の可能な放牧畜産経営により、農地管理と家畜飼養管理作業を低減しながら農地の活用と肉用牛の増頭が可能となり地域全体の所得...
要約 飼料イネ収穫圃場周囲の牧草地において、イネWCSを利用して繁殖牛を冬季屋外飼養できる。給餌に当たっては電気牧柵や給餌柵の利用により残餌量を低減できる。これによりイネWCSおよび堆肥の運搬作業等が軽減...
要約 牧草と飼料イネを組み合わせ、1頭当たり約33aの水田で、妊娠牛の約7か月間の放牧が通年可能なモデルである。このモデル導入による繁殖成績は良好で、肉用牛経営では飼養管理の省力化と飼養頭数の拡大がはか...
要約 吸引通気式等の発酵排気を直接回収可能な堆肥化施設において、アンモニアを化学的に除去した排気を潜熱回収型熱交換器に導くと、排気熱量のうち最大77%を回収して水の加温に利用できる。搾乳牛120頭規模の施...
収益性と環境影響の関連性を農場レベルで評価できる肉用牛経営計画モデル
要約 肉用牛繁殖経営において、水田の飼料利用による所得と環境影響の評価が可能な営農計画モデルである。各種の水田の飼料利用に対応して、最適な所得と環境影響の関連性を農場レベルで評価できる。 キーワード ...
牛由来Salmonella Typhimuriumの遺伝子型に基づくデータベースの構築
要約 Multiple-locus variable-number tandem-repeat analysis (MLVA)およびパルスフィールドゲル電気泳動 (PFGE)プロファイルに基づくデータベースを用いることにより、流行型のモニタリングや新型菌の検出が可...
副資材投入による搾乳牛ふん尿堆肥化における温室効果ガス排出削減効果
要約 含水率約80%の搾乳牛ふん尿堆積型堆肥化において、裁断した低質乾草を副資材として投入し含水率を70%程度にすることによって、メタン排出を約7割、 一酸化二窒素排出を6割程度それぞれ削減が可能である。 キ...
要約 新たに開発した雌牛の泌乳持続性を表す指標(分娩後240日目と60日目の乳量の差)の活用により、乳房炎発生の抑制と長命性が改良できる。公表した泌乳持続性に関する種雄牛の遺伝的能力は視覚的にわかりやすく...
要約 大規模飼料生産組織における各種作業計画策定、指示書作成、履歴管理、日当・地代集計等の管理作業を地理情報システム上で支援するシステムである。各種管理作業に対応する専用フォーム群とマップ表示により...
要約 微細な材料を含むTMRを農家のニーズに応じて、直径の異なる高密度なロールベール(直径0.85~1.1m、幅0.86m)に自動的に成形密封できる装置。ロールベールの質量範囲例は400~700kg、乾物密度は300kg/m3<...
要約 茎葉型の飼料イネ専用品種タチアオバの茎葉TDNは冬季でも高く、晩植、出穂期追肥、ストリップ放牧により、水田10aあたり180日頭以上の牛の放牧飼養が可能であり、耕種農家の冬季就農機会確保と畜産農家の家...
要約 水田放牧には、放牧管理者の怪我等のリスク、家畜自体のリスク(転落等の事故、栄養低下、熱射病等)、地域農業や地域社会に影響を与えるリスク(牛脱柵による農作物盗食や交通事故等)があり、各リスク顕在化の...
近年北海道で分離される牛由来Salmonella Typhimuriumの遺伝学的特徴
要約 北海道で分離された牛由来Salmonella Typhimuriumはパルスフィールドゲル電気泳動で型別するとⅠからⅨ型に分類され、Ⅶ型菌は2000年から出現して近年最も多く分離される。Ⅶ型菌の多くが多剤耐性を示...
高温水が生成できるCO2ヒートポンプによる生乳のプレクーリングシステム
要約 生乳のプレクーリング用アイスビルダにCO2ヒートポンプを用いる本システムは氷生成時に廃熱を回収し、洗浄に利用可能な80℃の高温水が生成できる。従来方式と比べてエネルギー消費量で約4割、ラン...
初乳中CD14陽性細胞率が低値の牛は分娩後に乳房炎を発症しやすい
要約 分娩後1週間以内に乳房炎を発症する乳用牛は、分娩直後の初乳中のCD14陽性細胞率が乳房炎にならない健康牛に比較し低値を示す。初乳中CD14陽性細胞率の測定は、分娩後の乳房炎発生予測に利用できる可能性が...
時間制限放牧とオーチャードグラス採草兼用地利用による省面積な放牧システム
要約 畑地型酪農地帯では時間制限放牧により昼夜放牧の1/3~2/3の面積で放牧を導入でき、採草兼用地の草種をチモシーからオーチャードグラスとすると、さらに面積を削減可能である。通年舎飼よりも労働時間が126...