ヒト由来H7N9亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスはニワトリとアヒルに対する病原性が異なる
要約 中国でヒト感染を起こしたH7N9亜型の高病原性鳥インフルエンザウイルスは、ニワトリに対して高い病原性を示し、感染した個体をほぼ死亡させるが、アヒルに対しては感染し難いうえに感染してもほとんど増殖せ...
日本に初めて侵入したH5N8亜型高病原性鳥インフルエンザウイルス
要約 2014年以降世界中に拡散したH5N8亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスの国内分離株の性状を明らかにした。過去に日本に侵入したH5N1亜型ウイルスとはニワトリに対する病原性や血清学的性質が異なる。 キー...
家畜由来Salmonella Enteritidisにおける遺伝子型の経年的変化
要約 1975年から2009年に分離された鶏、牛、豚、および山羊由来S. Enteritidis分離株のMultilocus variable-number tandem repeat analysis(MLVA)による遺伝子型別の結果は、1989年ごろから新たな遺伝子...
サブサハラアフリカの水田土壌肥沃度向上に資する在来有機物資源
要約 サブサハラアフリカの稲作において、在来有機物資源を活用した土壌肥沃度改良技術を提案するため、ガーナ国を対象としてまずこれらの賦存量を明らかにする。ガーナにおける農業活動由来の在来有機資源の賦存...
ポリメラーゼ系蛋白質の変異による鳥インフルエンザウイルスの病原性増強
要約 高病原性鳥インフルエンザウイルスは、ポリメラーゼ系蛋白質のわずかな変異や置換によって遺伝子合成能が増強され、鶏病原性を更に高める。 キーワード 鳥インフルエンザ、病原性、ポリメラーゼ遺伝子、馴化...
2009年のウズラ由来H7N6亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染経路の推定
要約 2009年2~3月に愛知県で分離されたH7N6亜型高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAI)の分子疫学的解析及び感染性・伝播性試験の結果から、このウイルスが数年間ウズラの間で維持されていたことが示唆される。...
要約 モウソウチクサイレージをブロイラーへ給与することにより、ブロイラーの液性免疫応答およびワクチンに対する抗体産生が増強される。また、腸内環境の改善により腸管免疫も増強される可能性がある。 キーワ...
要約 肉用あひる大阪種の胸肉の遊離グルタミン酸は3から12週の肥育期間に1.5倍に、保水力は約2倍に、 剪断力価は1.5倍に全て増加する。この味や歯ごたえは6週以降も増加しており、高品質なあひる肉の 生産のた...
ダチョウ卵殻表面ノリづけおよびビタミン剤給与による人工孵化技術の改善
要約 孵卵7日目までの1日当たり卵重減少率が0.5%以上と0.4%以下に中止卵がある。卵重減少率 0.5%以上の種卵には孵卵7日目に卵殻表面約1/3にノリづけ、卵重減少率0.4%以下を多く産む種禽に ビタミンADE剤と...
地域特産鶏(名古屋種)への乾燥酵母細胞壁飼料添加による免疫増強効果
要約 名古屋種の鶏に乾燥酵母細胞壁を0.5%の割合で飼料添加(酵母区)すると、飼料要求率では対照区より良い。免疫反応では、抗体産生能で最も高い抗体価は対照区より酵母区は高い傾向が見られ、遅延型過敏反応で...
要約 初期育成に、改良型電気ブルーダーとヒーターマットによる保温が有効である。グリット給与により体重の増加および育成率が改善する。成鶏用配合飼料を給与してもダチョウ用配合飼料と同等に発育する。30日齢...
名古屋種の鶏の飼料への乳酸菌およびオリゴ糖添加による免疫増強効果
要約 名古屋種の鶏に乳酸菌およびオリゴ糖を飼料添加(乳酸菌区)すると、抗体産生能では、最も高い抗体価は対照区より乳酸菌区は高い傾向が見られる。遅延型過敏反応では、乳酸菌区は対照区より有意に腫脹差が大...
要約 飼料に緑茶資材を添加して地域特産鶏(駿河若シャモ)に給与すると、免疫増強効果・ストレス抑制効果が認められる。また官能試験においても評価が高く、高付加価値肉用鶏生産技術として利用できる。 キーワ...
輸入アヒル肉からの新規遺伝子型H5N1鳥インフルエンザウイルスの分離
要約 中国から日本に輸入されたアヒル肉から分離されたH5N1亜型鳥インフルエンザウイルスを遺伝学的ならびに病原学的に解析した。分離ウイルスは鶏に対し高病原性であり、既知の遺伝子型とは異なる新しい型であ...
要約 地鶏に対するヘラオオバコ乾草の給与は、腹腔内脂肪率を減少させ、むね肉及びもも肉の色相角度を高め、浅胸筋の脂質過酸化度及び肝臓の酸化臭成分(ヘキサナール)の濃度を低減する効果がある。 キーワード ...
要約 凍結保存したニワトリ始原生殖細胞(PGC)を同性の他系統ニワトリ胚に移植して作出したキメラニワトリ同士の交配によって個体の再生を行うことができる。 キーワード 始原生殖細胞、凍結、再生、ニワトリ、...
サトウキビ抽出物を利用した伊勢赤どりの抗菌性物質無添加飼料給与技術
要約 伊勢赤どりにサトウキビ抽出物を20%含有する市販資材を0.05%添加した飼料を給与することにより、細胞性免疫の増強効果と鶏腸管内サルモネラ増殖抑制効果が認められる。 キーワード サトウキビ、肉用鶏、抗菌...
要約 名古屋種の鶏にキトサンを飼料添加(0.25%、0.5%、1%の3区分:キ添加区)すると、抗体産生能では、最も高い抗体価は対照区よりキ添加区は高い傾向が見られる。遅延型過敏反応では、0.25%及び0.5%のキ添加区...
要約 肉用鶏に乳酸菌等を含む市販微生物資材Pの0.2%添加飼料を給与することにより、液性免疫の増強効果と鶏腸管内サルモネラ増殖抑制効果が認められる。 キーワード 肉用鶏、微生物資材、抗菌性物質、無添加飼料...
要約 抗菌性物質無添加飼料に緑茶抽出物乾燥粉末を0.05%添加して静岡型地域特産鶏肉駿河若シャモに給与すると、免疫増強効果が認められる。また経済性においても抗菌性物質添加区と差が無く、抗菌性物質の代替と...