背景・ねらい ウリ科野菜の育苗では、発芽後の子葉の重なりを避けるために整列播種が推奨されている。さらに、セル成型トレイを利用して居接ぎを行う作業や全自動接ぎ木装置による接ぎ木作業では、子葉展開方向が...
要約 キュウリ促成長期栽培の作期の中で、促成短期栽培と半促成栽培の2作型を組み合わせる方式は、慣行の促成栽培長期1作方式に比べ、総収量で15%、A品果収量で34%増収となる。労働時間は10a当たり約200時間多く...
イミダクロプリド粒剤とククメリスカブリダニを組み合わせたアザミウマ類防除
要約 雨よけ栽培キュウリにおいて、定植時にイミダクロプリド粒剤を施用した条件で、ククメリスカブリダニ(100頭/株)を定植10日後から1週間間隔で3回放飼すると、定植1ヶ月後までアザミウマ類に対してイミダク...
大果系キュウリ品種「Nevada」、「KU-369」の特性と省力効果
要約 大果系キュウリ品種「Nevada」、「KU-369」は、本県の主要品種より収量が多く、主要品種に近い歯切れ感を持つ。これらの品種を利用すると、収穫果数が約半分であるために、収穫・調製・出荷作業の省力化が図...
要約 年間を通して高品質生産が可能となる施設キュウリの短期採り栽培を組み合わせた周年生産方式において、各作期に適した品種の品種特性として親づるの節成り性、子づる・孫づるの伸長程度、及び上物収量などが...
非病原性フザリウム菌と移植栽培の組み合わせによるホウレンソウ萎凋病の防除
要約 ホウレンソウ萎凋病の発病抑制効果が高い非病原性フザリウム菌を選抜した。圃場レベルにおいて、この非病原性フザリウム菌を育苗中に接種した移植栽培は、移植栽培のみの発病抑制効果をさらに高める。 背景...
チリカブリダニを導入した施設栽培きゅうりにおけるワタアブラムシの防除法
要約 チリカブリダニを導入する場合のワタアブラムシの防除法として、導入する以前は、イミダクロプリド粒剤やオレイン酸ナトリウム液剤などでワタアブラムシの密度低下をはかり、導入後はチリカブリダニに影響の...
要約 キュウリモザイクウイルスに付随するサテライトRNAのcDNAを遺伝子導入したトマトは、同ウイルスに抵抗性を示す。遺伝子導入トマトの感染株率は感受性品種と同じであるが、ウイルス増殖を抑制して病徴は軽微...
要約 2種類のサブグループからなるキュウリモザイクウイルスについて、それぞれのサブグループに特有な塩基配列を見いだし、その配列を利用して両者を識別して検出する遺伝子診断法を開発した。 背景・ねらい キ...
要約 少量土壌培地耕はイチゴ栽培に適応性が高く、栽培床を高床とすることで作業姿勢の改善が図られる。また培養液管理は単剤のOK-F-1を用いると利便性が良く、非循環施用に比べ栽培期間中の施肥削減が図られる循...
要約 キュウリのうどんこ病菌Sphaerotheca fuligineaの分生子懸濁液は冷蔵庫内(5℃)で少なくとも1週間の保存が可能である。またうどんこ病抵抗性は10の5乗個/mlの分生子懸濁液を子葉あるいは第1本葉に噴...
要約 キュウリのうどんこ病抵抗性は25~30℃の高温条件で抵抗性を示す温度依存型抵抗性であり、春季及び秋季における抵抗性品種の発病は1日当たりの高温時間数が少ないことに原因があると考えられた。抵抗性素材...
非殺菌性化合物アシベンゾラルSメチルによるキュウリ病害抵抗性の誘導
要約 非殺菌性のベンゾチアジアゾール系化合物,アシベンゾラルSメチルをキュウリ葉に施用することによって炭疽病や黒星病に対する局部的及び全身的獲得抵抗性が誘導される。化合物処理により,キュウリ葉のパ...
要約 カンキツに発生するワタアブラムシはナズナ等の雑草で越冬し、春季にカンキツを寄主選好する。夏季にカンキツに寄生せず、エノキグサ等の雑草に寄生する。本種はカンキツと雑草上の間を主に寄主転換しながら...
要約 メロン黄化えそ病の病原ウイルスはミナミキイロアザミウマにより永続伝搬され、ウリ科植物に強い病原性を持ち、トスポウイルスに属する新しいウイルス(メロン黄化えそウイルス)である。 背景・ねらい 温室...
要約 水稲は83%の市町村で栽培され、31%で振興されている。しかし、労働力で68%、収益性で47%が問題をもっている。野菜類は労働力で40%、収益性で35%が問題を持つが、生産見通しは各作目とも現状維持が40%~60%の...
イネ・キチナーゼ遺伝子の導入による灰色カビ病抵抗性キュウリの作出
要約 耐病性育種素材を作出する目的で、イネから単離したキチナーゼ遺伝子をキュウリに導入した組換えキュウリを作出した。得られた組換えキュウリの灰色かび病抵抗性を検討したところ、極めて高い抵抗性を示す組...
要約 わが国のウリ科作物に広く発生して被害を与えているカボチャモザイクウイルスの複製酵素遺伝子の塩基配列を解析し、そのウイルス複製酵素の517アミノ酸残基からなる一次構造を推定した。 背景・ねらい カ...
要約 きゅうりに被害を及ぼすキュウリモザイクウイルス(CMV),ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)及びカボチャモザイクウイルス(WMV-2)に対して混合弱毒ウイルスを接種することによりモザイク病の防除が...
要約 スイカの子葉展開期に3~6mMのSTS(チオ硫酸銀)を散布すると多雌花性系統ほど第1雌花着生節位が低くなる。この性質を利用すると定植期(5~6葉期)までに実生集団から多雌花性系統を効率よく選抜することが...