要約 トマト個体群落内の光の減衰率は、閉じた群落では同一品種において栽植密度や草丈により異なることはないが、傾斜地では平地よりも光減衰率の小さい場合がある。受光特性の違いは1日のうちの特定時刻の個葉...
要約 ヤガ類防除を目的とする緑色蛍光灯の終夜照明は、従来の黄色蛍光灯に比較してイチゴの花房出蕾への悪影響が同等または小さい。品種ごとに緑色蛍光灯の光強度に対する感受性が異なり、「さがほのか」、「とち...
ドリフト低減ノズル及び遮へい作物による農薬飛散低減と大豆病害虫防除効果
要約 ブームスプレーヤを用いた大豆の薬剤散布において、ドリフト低減ノズルを用い、「ゴールドソルゴー」を遮へい作物として栽培すると、防除効果はほぼ同等で薬剤の飛散量を慣行ノズル(遮へい作物なし)の10分...
要約 オウトウの収穫期間中に発生する実割れ果などを原料として果汁を搾り、それに酢酸菌培養液(種酢)と醸造用エチルアルコールを添加して酢酸発酵(静置法)させると、「山形県らしさ」をアピールするオウトウ...
茨城県の特別栽培農産物認証制度に適合するカンショ病害虫防除体系
要約 カンショの土壌害虫に対するD-D剤(全面処理)と殺虫剤(作条処理)による防除は、カズサホスマイクロカプセル剤(全面土壌混和)による防除に替えることができる。さらに、食葉性ガ類の防除を省略するこ...
要約 ホウレンソウの葉の表裏に観察される白色顆粒は、球形で直径は0.1~0.2mmである。本顆粒は品種に関わらず発生し、有機酸などを含む水溶液が脂溶性の膜に包まれたものである。顆粒中には糖やアミノ酸はほと...
要約
ブドウ黄緑系品種「ロザリオビアンコ」の環状はく皮による熟期促進
要約 「ロザリオビアンコ」は、開花35日後頃に主幹部に幅2~3cmの環状はく皮処理を行うと糖度の上昇と減酸が早くなり果皮の退色がすすみ、7~10日程度熟期が促進され早期収穫が可能となる。 キーワード ブドウ、...
要約 平張施設を利用したキク周年生産モデルを作成した。夏季は夏秋ギクを使用し、頭上散水、遮熱マルチ等の高温対策により8月出荷ができる。また、12月出荷後、伸長性に優れる秋ギク品種を用い、穂冷蔵、無摘心...
主要飼料イネ品種における移動性害虫の発育・増殖特性および被害程度
要約 飼料イネ品種「スプライス」は、「ヒノヒカリ」に比べてセジロウンカの産卵数が多く、卵期生存率が高い。「クサホナミ」は「ヒノヒカリ」に比べてコブノメイガの被害葉数が多い。 キーワード トビイロウンカ...
萌芽が早く、収量性が高い、若茎色が紫色のアスパラガス新品種「福島交8号」
要約 若茎色が紫色のアスパラガス「福島交8号」を育成した。この品種は、既存の紫アスパラガス品種と比較して、萌芽が早く、収量性が高い。 キーワード アスパラガス、品種、育種・選抜 背景・ねらい 福島県のア...
果汁が多くニホンナシのような食感を呈するリンゴ新品種「秋しずく」
要約 リンゴ新品種「秋しずく」は、10 月下旬に収穫可能な三倍体の晩生種である。果形は長円でやや大玉であり、外観は種子親の「王林」に酷似する。食味は甘酸適和で果汁が極めて多い。常温で約3週間、冷蔵(1±...
要約 リンゴ新品種「ゆめあかり」は、10 月中旬に収穫可能な中~やや大玉の中生種である。腰高の果形に鮮紅の果皮色を呈し、外観は優れる。多汁で緻密な肉質を有し、微酸系の食味である。室温で約2週間、冷蔵(...
要約 クリの主要害虫であるクリシギゾウムシを、高圧炭酸ガスを用いて殺虫する。温度25℃、圧力3MPaの条件下で30分処理後、ガスを10分かけて放出するとクリシギゾウムシはほぼ完全に殺虫できる。 キーワード 臭...
要約 サツマイモ新品種「べにはるか」は、主要病害虫であるつる割病に“強”、立枯病及びネコブセンチュウに“やや強”を示す複合的な抵抗性を持つ。また、貯蔵中の腐敗が少ない。 キーワード サツマイモ、べにはるか...
病害虫複合抵抗性・良食味・高品質な水稲新品種「愛知108号」の育成
要約 水稲早生品種「愛知108号」を育成し、奨励品種として採用した。「愛知108号」は、縞葉枯病、穂いもち、ツマグロヨコバイ、セジロウンカに対して抵抗性を有し、「祭り晴」、「あさひの夢」より良食味で...
病害虫複合抵抗性を有し、良質・良食味の水稲新品種「むさしの14号」
要約 水稲「むさしの14号」は、埼玉県では中生の晩に属する粳種である。縞葉枯病抵抗性、穂いもち圃場抵抗性、ツマグロヨコバイ抵抗性を有し、6月下旬の麦あと栽培では「朝の光」並の多収である。また、千粒重は...
要約 トマト新品種「ちばさんさん」は、果実の重量が30g前後でオレンジ色の中玉トマトである。一般的な大玉トマトに比べて、β-カロテン及びビタミンCが多く、食味も良好である。また、TMV(Tm-2型)、萎凋病(レー...
キーワード イチゴ、高設養液栽培、収穫株利用、省力育苗、誘引定植 背景・ねらい イチゴの大規模経営体を育成するため、高設養液栽培の収穫株を、収穫終了後に採苗親株として利用した省力育苗技術について検討す...
米麦二毛作地域向けの病害虫複合抵抗性・極良食味水稲新品種「むさしの13号」
要約 水稲「むさしの13号」は、埼玉県では中生の晩に属する粳種である。縞葉枯病抵抗性、ツマグロヨコバイ抵抗性を有し、かつ「コシヒカリ」並の極良食味である。 キーワード 縞葉枯病、ツマグロヨコバイ、良食味...