夏秋ギク「スーパーイエロー」のエセフォン処理による7、8月開花
要約 夏秋ギク「スーパーイエロー」の露地栽培における7、8月の開花作型で、切り花長90cmを確保し、計画的に開花させるには、7月中旬開花では4月10日定植の自然開花、以降は5月10日頃まで定植を順次遅らせると...
要約 夏秋小ギクに対する定植または摘心からの深夜5時間電照は、花芽分化を抑制する効果があり、旧盆出荷に合わせた開花調節が可能である。また、電照に伴う一部品種のボリウム低下は、栽植密度、仕立て本数を制...
要約 点滴灌水施肥栽培(養液土耕)における施肥量と養分吸収量、品質との関連を解析し、養分吸収量を把握した。切り花重68~84gの養分吸収量は、N:380~400mg、P2O5:100~120mg、K2O:810~870mg、CaO:140~20...
要約 摘心した夏秋小ギク苗に、セルトレイ上で200ppmエセフォン溶液を処理することで、圃場処理と同等の開花抑制効果と切り花品質が得られる。処理時間、薬量は、慣行の圃場処理の約1%に低減できる。 キーワード...
要約 7月咲き無側枝性ギクを4月中下旬に定植し、6月中旬まで暗期中断すると、8月上旬に商品性の高い切り花が得られる。暗期中断処理により、摘芽・摘蕾作業は約70%省力化できる。 キーワード キク、無側枝性、...
養液土耕用点滴チューブを用いたホスチアゼート液剤の土壌灌注によるキクのハダニ類の防除
要約 養液土耕用点滴チューブを用いてホスチアゼート液剤2000倍液を2l/m2土壌灌注することにより、キクのハダニ類が省力的に防除できる。 キーワード 点滴チューブ、ホスチアゼート液剤、土壌灌注、キク、ハダニ...
要約 構造的に不均一な細粒黄色土で点滴かん水施肥によりスプレーギクを栽培する場合、ピートモスを容量で10~20%混合し、1日に1時間間隔で1回1平方メートル当たり0.5Lを6回点滴かん水すると、作土層内に水...
要約 キクの培養外植片にイオンビームを照射し、再分化個体から突然変異体を選抜して、花の色が変異した6品種を育成した。イオンビーム照射は幅広い種類の突然変異体が誘発でき、今後多様な作物に応用できる。 キ...
要約 ガンマーフィールドにおいてキクを生体緩照射し、蕾や変異花弁を組織培養して再生させ3品種を育成した。また葉片へガンマ線を急照射し、1品種を育成した。これらの方法により幅広い種類の突然変異品種が効率...
要約 7、8月咲き小ギク露地栽培において、肥効調節型肥料を株下20cmの深さに条施肥することにより、慣行の窒素成分で10アール当たり30.2kgに対して25~50%の減量を行っても高品質の切り花生産が可能である。 キ...
夏秋ギク「岩の白扇」の葉身汁液窒素栄養診断での最適葉位と診断指標
要約 夏秋ギク「岩の白扇」の葉身汁液による窒素栄養診断には、下位葉(下位6~10葉)が適当である。葉身汁液中の硝酸イオン濃度は、消灯前までは3000~6000ppm程度、それ以降は6000ppm程度を目安に施肥管理を行...
要約 ソリダゴさび病(新称)の病原菌はColeosporium solidaginis Thum.ex Arth.である。さび病菌の夏胞子は15~25℃で良く発芽するが、10℃以下または27.5℃以上では急激に発芽率が低下する。 キーワード ソリダゴ...
要約 沖縄の農家にとって新規作物であるイチゴを導入する場合は、鮮度を最優先した生産・流通システムを採ること及び他作物との競合・栽培技術習得環境の制約等のためなるべく小さな規模(2~2.5a)から始めるこ...
中南部九州では耕地近隣の林野にもネコブセンチュウ類が広く分布する
要約 熊本県、宮崎県および鹿児島県の耕地近隣の林野にはネコブセンチュウ類が広く分布し、しかも北方系のキタネコブセンチュウが優先的に分布している(検出頻度81.5%)。耕地の優占種であるサツマイモネコブセ...
要約 キクの施設栽培における細霧噴霧装置による無人防除は、アブラムシ類に対する防除効果は手散布防除と同等である。また、ハダニ類に対しては手散布防除に比べて防除効果が十分でないが、施設内での手散布防除...
要約 平成12年度の土壌機能実態モニタリング調査より、沖縄本島北部地域における野菜、キク畑および施設土壌においては交換性塩基や可給態リン酸が多く、施肥改善の必要性がある。 キーワード 交換性塩基、可給態...
要約 奄美群島のサトウキビ栽培地帯では、ラセンセンチュウ類の発生が多く、次いでイシュクセンチュウ類、ネグサレセンチュウ類が多い。 キーワード サトウキビ栽培地帯、植物寄生性線虫類、ラセンセンチュウ、イ...
要約 根面細菌をチンゲンサイ種子に接種し、温度28℃、5日間暗所栽培後の主根の長短により、生育促進菌の出現割合が高いほ場と生育阻害菌の出現割合が高いほ場が判別でき、根面細菌による発根促進からみたほ場の土...
要約 腋芽がない葉腋は、腋生分裂組織が高温に遭遇し、葉原基の分化が停止するために生じる。このため、高温遭遇時に分化した葉腋とともに高温遭遇前に分化していた数節の葉腋も腋芽ができない。 キーワード 無側...
要約 寒冷地の不耕起畑では、不耕起開始後まずキク科の多年草や二年草などの増加がはじまり、その後さらにイネ科多年草などが加わる。冬作では特有の多年草などの優占度が高まるが、夏作ではメヒシバなどの夏生一...