要約 キク挿し芽上のナミハダニ黄緑型は、雌成虫は展開葉すべてに、卵は4葉位以下、幼若虫は5葉位以下に多く寄生する。ハダニが寄生した挿し芽をミルベメクチンやエトキサゾールに浸漬すると、定植1か月後まで...
露地季咲き栽培用の鮮やかな紫桃色中輪系スプレーギク新品種「モモカ」
要約 スプレーギク「モモカ」は、10月下旬咲きで、花弁が紫桃色で、管状花部分が緑色のコントラストのよい中輪系スプレーギクである。白さび病に強く、露地栽培でも二次側蕾の発生が少なく、花房型が乱れにくい。...
要約 幼若性の弱いキクを育種の初期段階で選抜するには、実生世代において20~21節以内で花芽を分化する個体を選べばよい。ロゼット性は、冬期の自然低温に20日間遭遇させた後、花成を誘導する条件で花芽分化の有...
要約 夏秋ギク型小ギク「夏風」は高温期に遮光することにより切り花品質が向上し、遮光率は40%程度が有効であった。また、秋ギク型小ギクの「秋芳」も高温期に遮光することにより切り花品質が向上し、遮光率は30%...
要約 無摘心栽培は摘心栽培と比較して切り花品質には大差がなく、栽培期間は「精雲」で9~19日、「夏風」で22日、「秋芳」で15日短縮された。沖縄県農業試験場・園芸支場・花き研究室 背景・ねらい 本県における...
要約 夏秋ギクの無摘心栽培では、摘心栽培よりも生育期間を約20日短縮できる。無摘心栽培による8月上旬出しでは、5月中旬に定植し、6月中下旬に電照を打ち切る(消灯)と切り花品質が向上する。9月出しにおける貫...
要約 植付け条間を広げ、初期生育が周囲よりも突出して旺盛な株を摘葉処理することで輪ギク「秀芳の力」の生育が均一化し、収穫期間を5日間以内に収めることができる。これによりつぼみ切り開花技術を利用した一...
要約 電照栽培「名門」の養液土耕栽培における養水分管理は,窒素成分でa当たり1.0kgを施用し,かん水開始点のpF値を1.9~2.2にするのが適する。 背景・ねらい 緩衝能をもつ土壌を培地とし,ドリップチューブを用い...
要約 施肥量が多くなると,リードカナリーグラスはオーチャードグラスと比べて全窒素濃度の増加は大きいが,硝酸態窒素濃度の増加は小さい。リードカナリーグラスの硝酸態窒素濃度は窒素施肥量で10aあたり10kgの場...
8〜10月出し電照抑制栽培に適応した夏秋タイプスプレーギク品種の選定
要約 夏秋タイプのスプレーギクにおいて、消灯(自然日長条件)時期を10日間隔で移行する手法により、日長に対する特性を品種別に把握して 8~10月出し電照抑制栽培に適応する品種を選定した。 背景・ねらい 夏秋...
要約 抑草作用を有するマメ科外来植物のコメツブツメクサをシバ型草地の造成期および維持管理期に導入すると、春~初夏に繁茂し、広葉草本の発生を抑えることが可能である。 背景・ねらい 低投入で持続的に利用...
小ギク「夏風」のロックウール耕による均質キク苗の大量育苗技術
要約 小ギク「夏風」のロックウール耕から大量、良質の挿し穂が生産され、その穂から良質苗が生産できるが、この品種の苗は長期保存が困難である。沖縄県農業試験場・園芸支場・花き研究室 背景・ねらい 沖縄県に...
被覆尿素入り複合肥料利用による小ギクの減肥と施肥窒素の溶脱軽減
要約 被覆尿素入り複合肥料を用いることにより、小ギクに対する施肥量を30%減肥することが可能である。これは同時に施肥による環境負荷を、従来の施肥体系の約半分に抑える効果がある。沖縄県農業試験場・化学部...
ヒガンバナの他感作用とその作用物質リコリンおよびクリニンの同定
要約
要約 大ギクを通常より若いステージで採花し、1~2℃程度の冷蔵庫でショ糖と植物ホルモン(BA)を添加した貯蔵液に浸けて貯蔵すると、花径の肥大と貯蔵後生けた場合に起きる葉の黄化が防止でき、1カ月貯蔵した後出...
通気や液温制御が不要な保水シート耕方式の養液栽培装置(指導)
要約 不織布を培養液保持材として用い、作物の水消費量に応じた給液管理ができる簡易な養液栽培装置(保水シート耕)を開発した。本方式では、根系の一部が空気中に露出しているため、通気が不要である。また、液...
要約 キクの葉先枯れ症(仮称)は、高湿度、寡日照等が誘因となって発生するカルシウム欠乏症と考えられる。防止対策としては塩化カルシウムの葉面散布あるいは発生しにくい品種の栽培が効果的である。 背景・ね...
要約 キク栽培における配管式無人防除装置3機種の散布特性を比較すると、側方から散布するアクアウイングが葉表、葉裏とも薬剤付着が良好である。多目的細霧システムは、配管下と配管間の畝とで散布量に差が生じ...
要約 夏秋ギク「精雲」の貫生花の発生を防止するには、消灯1週間目から2週間目までの昼夜間の急激な温度変化を押さえ、追肥は消灯前に終了するか消灯後4週目以降に行うのが望ましい。また、遮光と細霧処理の組合...
要約 アレロパシーを有すると考えられるマメ科外来植物のコメツブツメクサをシバ型草地の造成期および維持管理期に導入すると、春~初夏に繁茂し、広葉草本の発生を抑えることができる。 背景・ねらい 低投入で持...