トマト萎凋病に対する熱水土壌消毒効果向上のための有用微生物の利用
要約 トマト萎凋病に対する熱水土壌消毒の効果は、シュードモナス・フルオレッセンス剤の育苗培土処理、または非病原性フザリウムF13菌株の本圃混和処理を組み合わせることで向上する。 キーワード トマト、萎凋...
ハクサイ黄化病に対する生物防除素材「内生細菌」の効果的な利用技術
要約 ハクサイ黄化病の防除には、苗を内生細菌を含有した培土で育苗し、本圃に細菌類が窒素源として利用できる「尿素ポリマー」を10a当たり200kg土壌混和してから定植することが有効である。さらに、両処理をカ...
要約 水平設置型の二重管式ヒートパイプを用いた土壌消毒装置により、育苗用・鉢物用培養土を低コストで安全に消毒できる。 キーワード 二重管式ヒートパイプ、培養土消毒装置、低コスト 背景・ねらい 神奈川県内...
要約 黒ボク土で熱水土壌消毒を行うと、土壌中の交換性カリウムやマグネシウムが減少するため、消毒後の土壌診断が必要である。また、土壌中の交換性マンガンの増加が起こるため、熱水の処理量は対象病害に合わせ...
太陽熱利用土壌消毒と内生細菌の併用によるレタスビッグベイン病防除技術
要約 太陽熱利用土壌消毒処理時に石灰窒素100kg/10aまたは尿素系ポリマー200kg/10aを混和し、内生細菌HAI00377株混入培土で育苗したレタス苗を定植すると、レタスビッグベイン病の発病を抑え、被害を回避すること...
土壌消毒とヤシ殻炭微生物資材施用の併用によるユウガオ台木スイカつる割病の防除
要約 土壌消毒後のヤシ殻炭微生物資材の育苗培土混用施用と定植時植穴施用を組み合わせた処理では、ユウガオ台木スイカつる割病の発病が抑制される。 キーワード 土壌消毒、ヤシ殻炭、微生物資材、ユウガオ台木、...
プチヴェール株枯れ症(Phoma属菌)の太陽熱土壌消毒による耕種的防除
要約 プチヴェールのPhoma属菌による株枯れ症は、高温、多湿の条件が揃えば100%発症し、枯死に至らない株も生育不良となる。本圃での防除は、土壌消毒の効果が最も高く、耕種的土壌消毒法として、太陽熱処理が有...
要約 簡易な隔離床を利用したトマトの低段密植栽培で、セル成型苗を直接定植することにより、育苗の省力化が図られ、開花も早まり、高糖度果実の生産及び環境にやさしい湛水太陽熱土壌消毒処理が可能となる。長崎...
各種有用微生物を用いたトマトとホウレンソウのFusarium
要約 植物生育促進菌類(PGPF)、Humicola 菌を育苗期に処理することによりトマト萎凋病、根腐萎凋病及びホウレンソウ萎凋病の発病が抑制される。 背景・ねらい トマトとホウレンソウの生産現場では土壌病害が重...
要約 高温期にみられるランナーの先端が変色、枯死する症状は、親株への多かん水により発生率は減少する。苗の葉柄中の硝酸態窒素濃度は、ランナー切断後4週目においても高い状態が続き、花芽分化は「女峰」より5...
要約 レタスは種時に、蛍光性細菌を接種すると、苗に蛍光性細菌が共生し、均質な育苗が可能となる。また、この苗は地上部の徒長が抑制され、地下部の生育も順調なため、T/R比の低い良質な苗となり、定植後のレタ...
要約 ハウスメロン栽培で問題となっているメロンえそ斑点病対策として抵抗性台木の「ニューメロン」、「Perlita」を用いて栽培しても商品性のある果実の生産は可能である。 背景・ねらい メロンえそ斑点病に対...
要約 中山間地域における小ネギ栽培では、冬期の長繊維不織布のうきがけにより20日程度、セル苗利用の機械移植により20~30日在圃日数が短縮できる。機械移植した場合の在圃日数は最短で41日、最長で77日、年平均...
要約 遮根シートを利用し根域制限育苗を2年間行ったリンゴのわい化栽培苗木では、短果枝の着生が良好で、生産性の高い大苗が育成できる。また定植後、低樹高化が可能で、生産効率が高まり、早期多収性を示す。 背...
要約 ハウス汚染土壌、保菌種子、保菌・発病苗、汚染育苗土がメロンつる割病(レース1、2y)の伝染源に成り得るので、総合的な対策を講じる。種子伝染には、メロン種子の乾熱処理が有効であり、土壌伝染には、太...
「秀芳の力」施設作型における長穂を利用したべたがけ方式直接挿し栽培技術
要約 「秀芳の力」ではべたがけ資材と遮光により、8~12月定植施設電照作型での直接挿し栽培が可能である。15cmの長い挿し穂を使用することで、生育促進と二度切り作型での収量増加を図ることができる。 背景・...
Endophytic Pseudomonads(相利共生シュードモナス)を用いたトマト青枯病抵抗性苗の育成法
要約 トマト苗をendophytic pseudomonads 2菌株を含む培土で育成することにより、菌株はトマト根内に侵入し定着する。本苗は、トマト青枯病に対して環境要因に左右されることなく高い発病抑制効果を示す。 背...
要約 イチゴ‘アスカウェイブ’と‘女峰’を交雑して,新品種‘奈良7号’(仮称)を育成した。本品種はランナー発生が多い,花芽分化が早い,大果で果形の揃いが良い,食味が良い,収量性が高いなどの特長を有し,省力...
要約 メロンえそ斑点病の防除に有効なニューメロンの接ぎ木作業性を向上するには、緩効性肥料を混合したバーミキュライトに播種して胚軸を大きく育てるのがよい。 背景・ねらい ハウスメロン栽培でメロンえそ斑...
要約 カジュアルフラワー向けに切花長60cmのスプレーギクを、育苗中に摘心し、毎回植え換える方式で生産すると同一施設で年間4.5作が可能である。購入苗の利用、定植機器の利用、収穫出荷の簡素化等の省力化を図...