簡易茎頂接ぎ木法によるパッションフルーツのウイルスフリー化技術
要約 簡易茎頂接ぎ木法により、トケイソウ潜在ウイルス(PLV)に感染したパッションフルーツ株からPLVフリー株を得ることができる。無菌操作や特殊な施設は不要なうえ、処理約2カ月後にはウイルス検定が可能で、現...
要約 リンゴ台木の育種において、挿し木発根性に対して主働的に寄与するQTLに連鎖するDNAマーカーMdo.chr17.5の遺伝子型を指標として、休眠枝挿しによる発...
カンキツ台木の枝内水分通導性を利用した樹冠拡大能力の早期予測法
要約 5か月齢の台木実生の枝内水分通導性は、その台木を用いたカンキツ樹の幹周と相関が高く、これにより台木として利用した場合の穂木品種の樹冠拡大程度を早期に予測することができる。 キーワード カンキツ、...
要約 トマト新品種「ちばさんさん」は、果実の重量が30g前後でオレンジ色の中玉トマトである。一般的な大玉トマトに比べて、β-カロテン及びビタミンCが多く、食味も良好である。また、TMV(Tm-2型)、萎凋病(レー...
茨城県で発生するメロンつる割病菌3レースに耐病性を有する台木品種
要約 茨城県で発生するメロンつる割病菌レース1、レース1,2wおよびレース1,2yに対して、台木品種「ワンツーアタック」、「タイトガード」および「UA-902」は実用的な耐病性を有する。いずれの品種も接ぎ木栽培に...
要約 加温条件下で播種しポット育苗した台木に子葉等を残して切接ぎを行う方法で、台木の播種から1年以内の苗生産ができる。 キーワード カキ、接ぎ木方法、ポット育苗、台木、穂木 背景・ねらい カキ苗の生産は...
要約 台木用カボチャを対象として、予め所定の水分に調整した培地へ播種し、播種直後のかん水を行わずに発芽に最適な温度で管理することで出芽率及び出芽の斉一性を高める方法である。これにより、出芽後の苗生...
養液栽培における有機質成型培地を用いた高糖度トマトの多収技術
要約 有機質成型培地を用いた高知方式養液栽培システムによるトマトの長段どり栽培において、第2花房開花期以降に日射比例自動給液制御により給液量を制限することで、糖度8度以上の上品収量が10a当たり8t以上得...
要約 台木子葉の片方を切除する片葉切断接ぎと両方とも残す割り接ぎでは、接ぎ木時に台木の根を残す場合、キュウリ接ぎ木苗の生育に差は見られないが、台木の根を断根すると割り接ぎによる接ぎ木苗が片葉切断接ぎ...
要約 播種後約3週間のカラタチ幼実生へ、播種後約4週間のヒリュウ実生から採取した新梢を割り接ぎすると、ヒリュウ中間台用の実生が従来法より1年早く育成できる。穂木としてシトレンジなどカンキツ台木を用いれ...
要約 「アカナス」と「カレヘン」の体細胞雑種の中から、低温伸長性、草勢、根張りに優れた系統を選抜した。選抜系統の自殖第1代「羽曳野育成1号」は、水なす用台木として特性に優れ、収量性が向上する。 背景...
要約 キュウリのハウス栽培で、3.5葉期に主茎を3節で摘心した苗を用い、主茎の第2、3節から発生した第1次側枝を誘引する育苗時摘心2本誘引仕立て法で栽培した場合、慣行とほぼ同等の収量が得られ、栽培管理の...
背景・ねらい ウリ科野菜用の接ぎ木装置としては、台木及び穂木の供給と接ぎ木苗の育苗トレイ等への植え付けを人力で行う半自動の装置が既に市販化されているが、農業従事者の減少及び高齢化が深刻な地域において...
要約 野菜の接ぎ木や機械移植作業に対応した育苗において、セルトレイ上の生育不良苗を検出して健全苗を補填する果菜類用と葉菜類用のセルトレイ苗補填装置で、欠株や不良苗の90%以上を良苗で補填できる。 背景・...
背景・ねらい ウリ科野菜の育苗では、発芽後の子葉の重なりを避けるために整列播種が推奨されている。さらに、セル成型トレイを利用して居接ぎを行う作業や全自動接ぎ木装置による接ぎ木作業では、子葉展開方向が...
要約 発泡スチロール箱、電気アンカ、24時間タイマー等を組み合わせ、ナス台木の発芽促進のための簡易な変温発芽器を開発した。器内温度は、使用時期・場所、アンカ台数、加温時間によりやや異なるが、低温期では...
メロンつる割病(レース1、2y)抵抗性台木新品種候補系統「空知台1号」
要約 「空知台1号」は、メロンつる割病(レース1、2y)抵抗性を有するメロン用台木で、近年、北海道で増加している同レース発生圃場でのメロン栽培を可能とする。 背景・ねらい 北海道におけるメロンつる割病(レー...
要約 メロンえそ斑点病の防除に有効なニューメロンの接ぎ木作業性を向上するには、緩効性肥料を混合したバーミキュライトに播種して胚軸を大きく育てるのがよい。 背景・ねらい ハウスメロン栽培でメロンえそ斑...
要約 ピーマンの疫病回避技術として、抵抗性台木の利用が有効である。穂木・台木とも72セルに同日播種し、接ぎ木は本葉4枚時に子葉と本葉第1葉の間で行う。養生条件は、温度25~30℃、湿度85~95%、照度3.0klux、...
要約 セル育苗した台木に接ぎ木ホルダーを使用して接ぎ木を行うと、トマトの接ぎ木作業が省力化され、活着率が高まる。また、慣行の割り接ぎより着果が良く1果房当たりの正常果の着生割合が高い。 背景・ねらい ...