要約 熱水土壌消毒を導入することにより、つる割病、黒点根腐病、根こぶ線虫病などの発生を抑え、安定したメロン生産が可能である。熱水土壌消毒によりメロンの生育は旺盛となり果実は大型化する。糖度や味に影響...
要約 サラダナ根腐病菌は土壌薫蒸消毒後にハウス内周辺部、連棟ハウスの連結部と下層の土壌に残存する。本病原菌は消毒後の1作中に急増するため、本病は2または3作目に多発する。 キーワード サラダナ根腐病、土...
要約 6~9月にフスマ1 t / 10 aを作土層に混和後、透明フィルムで被覆し、圃場容水量以上になるよう灌水後、約20日間ハウスを密閉することで土壌が還元消毒され、トマト褐色根腐病及びサツマイモネコブセンチュウ...
太陽熱利用土壌消毒と内生細菌の併用によるレタスビッグベイン病防除技術
要約 太陽熱利用土壌消毒処理時に石灰窒素100kg/10aまたは尿素系ポリマー200kg/10aを混和し、内生細菌HAI00377株混入培土で育苗したレタス苗を定植すると、レタスビッグベイン病の発病を抑え、被害を回避すること...
黒ポリエチレンフィルムを利用した簡易太陽熱土壌消毒によるレタイビッグベイン病の予防技術
要約 2作取りレタス栽培において、8月中旬から黒ポリエチレンフィルムを用いて約50日間被覆し、被覆を維持したままで、不耕起で栽培すれば、レタスビッグベイン病の被害を2作にわたって軽減することができる。...
要約 砂質土壌の施設太陽熱処理で被覆フィルムの間に空間を設けた二重被覆処理は、慣行処理と比較して、地表付近では最低地温を、地表下20cm以下では最高、最低地温を上昇させる。被覆フィルム間の距離は10~60cm...
要約 熱水の温度が高いほど、土壌の硝酸性窒素、塩素が少なくなる。熱水量が多くなると上層部のみならず、下層部の硝酸性窒素がほとんど溶脱される。環境負荷を軽減できる熱水処理法は温度が90℃で、量は100L/m2以...
要約 中山間地雨よけ夏どりホウレンソウ栽培において、立枯性病害に対して蒸気土壌消毒が高い効果を示し、近紫外線カットフィルムと防虫ネットの使用で害虫被害の発生を抑制でき、これら技術を組み合わせた体系防...
要約 土壌の熱水処理において、熱水温度90℃処理では20cmの深さまでスベリヒユ、メヒシバ、スズメノカタビラ、ハコベは死滅し、80℃処理ではメヒシバ、スズメノカタビラ、ハコベは表面5~10cmまで死滅する。処理後...
抵抗性品種の利用・栽培管理によるレタスビッグベイン病の発病抑制
要約 レタスビッグベイン病発生地域での発病抑制対策として、強度の汚染圃場では「Bay View」他7品種を、汚染程度の軽い圃場では「ロジック」、「99LE10」を用いる。栽培管理では、高畝栽培による排水改善や土壌...
要約 バラの少量土壌培地耕は、1株あたり2l程度の土壌を培地に使用する養液耕の一種で、品種に応じた苗の種類や仕立て方を選択することで、ロックウール耕と同等以上の収量や品質が得られる。また、養液を循環利...
要約 カーネーションを養液土耕で1年間栽培した後、株を切り戻して2年目も使う据え置き(2年切り)栽培の2年目の収量は、改植(1年切り)栽培にくらべて、6%増加する。種苗費は50%、改植にともなう労力は70%軽...
要約 カーネーション「ベルベットルージュ」は「モナコ」と「あかね」を交雑し、得られた実生から選抜された品種である。花色は濃赤色の単色で、茎太で硬く、開花は晩生である。 キーワード カーネーション、交雑...
要約 水平設置型の二重管式ヒートパイプを用いた土壌消毒装置により、育苗用・鉢物用培養土を低コストで安全に消毒できる。 キーワード 二重管式ヒートパイプ、培養土消毒装置、低コスト 背景・ねらい 神奈川県内...
要約 黒ボク土で熱水土壌消毒を行うと、土壌中の交換性カリウムやマグネシウムが減少するため、消毒後の土壌診断が必要である。また、土壌中の交換性マンガンの増加が起こるため、熱水の処理量は対象病害に合わせ...
要約 ニホンスイセンの球根を前年から植え付けたままの栽培圃場において、透明ポリエチレンフイルムを畝全面に被覆する太陽熱土壌消毒は、葉先枯病の発生を著しく抑制できる。被覆開始期は7月中下旬の酷暑期とし...
ハクサイ黄化病に対する生物防除素材「内生細菌」の効果的な利用技術
要約 ハクサイ黄化病の防除には、苗を内生細菌を含有した培土で育苗し、本圃に細菌類が窒素源として利用できる「尿素ポリマー」を10a当たり200kg土壌混和してから定植することが有効である。さらに、両処理をカ...
要約 使用済み養液を系外に排出せず低コストで簡易な養液栽培法‘毛管ポット耕’を開発した。毛管ポット耕は防根透水性の不織布ポットに培土を詰め底面給液方式で作物を栽培するものである。夏秋トマトでは土壌溶液...
蒸気消毒と散水の併用により地下30cmまで病原糸状菌が殺菌可能
要約 施設内地床の土壌消毒で、蒸気消毒後に1m2当たり50L(毎分約0.5L)の散水を行うことで、地下深くまで効率的に地温を上げることができ、トルコギキョウ茎腐病菌Fusarium avenaceum、白絹病菌Sclerotium rolfsi...
要約 パスツーリア菌生息圃場を土壌病害虫防除のために太陽熱処理した後も、サツマイモネコブセンチュウ2期幼虫に対する胞子付着率は高い水準を維持する。太陽熱処理はパスツーリア菌胞子の生存に及ぼす影響が非...