中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...
地理情報システムによって評価される熊本県農耕地土壌の有機物分解能
要約 地理情報システム(GIS)上でデジタル土壌図データと国土数値情報を結合し解析を行うことで、熊本県農耕地土壌における有機物分解能分級マップの作成が可能である。県下の有機物分解能は平坦部水田では低く...
堆肥散布作業能率を規定する要因と作業時間・散布面積の推定モデル
要約 堆肥散布作業能率(圃場単位)は、堆肥積み替え1回当たり面積、堆肥積み替え場所などに、組作業能率(作業日単位)は、1筆当たり面積、圃場分散、実作業時間、経験年数などに規定される。圃場作業時間と組作業...
花柱切断受粉法と胚珠培養を用いたユリ新品種「愛媛農試FL1号」の育成
要約 「愛媛農試FL1号」は花柱切断受粉法と胚珠培養を利用して、シンテッポウユリとアジアティック・ハイブリッドとの遠縁交雑により育成した品種である。本品種は花形がテッポウユリ型、花色が穏赤紫色で、上向...
要約 現地聞き取りとアンケート調査、及び土壌物理性調査によると、放牧によって土壌硬化が生じた場合は荒起こし回数の1回増、また、畦畔の漏水防止や水稲根腐れ防止対策を行うと、復田が可能である。
堆肥散布作業能率を規定する要因と作業時間・散布面積の推定モデル
要約 堆肥散布作業能率(圃場単位)は、堆肥積み替え1回当たり面積、堆肥積み替え場所などに、組作業能率(作業日単位)は、1筆当たり面積、圃場分散、実作業時間、経験年数などに規定される。圃場作業時間と組作業...
要約 世帯員や農家の行動を積み上げるマイクロシミュレーション手法により、棚田を対象に将来の農地利用を予測する方法を開発した。この方法を用いることにより高齢化による経営主のリタイアやあとつぎの就農行...
環状はく皮および針金結縛処理による共台主幹形モモの樹勢抑制と品質向上
要約 水田に植栽された共台で主幹形のモモは、樹勢が強く、品質面での問題を抱えているが、収穫の30~15日前に、主幹部に対して幅5mmの環状はく皮または針金結縛処理を行うと、副梢の伸長が抑制され、果実の糖度...
中山間地における圃場整備後の経過年数による畦畔植生の変化の特徴
要約 中国地方の中山間地の水田畦畔では、圃場整備後にはスギナとヨモギの優占度が高く、整備後の年数経過にともない、チガヤ、シバのイネ科多年草の優占度が高い植生に変化する。地域全体で優占度の高いチガヤは...
要約 シバ草地化した水田を、情勢変化に応じて水田に復元するためには、シバ草地に湛水して耕耘すると湛水状態が維持され水稲の栽培が可能になる。ただし、有機物分解のため生育が阻害されるので、基肥を2割増加...
中山間地における圃場整備後の経過年数による畦畔植生の変化の特徴
要約 中国地方の中山間地の水田畦畔では、圃場整備後にはスギナとヨモギの優占度が高く、整備後の年数経過にともない、チガヤ、シバのイネ科多年草の優占度が高い植生に変化する。地域全体で優占度の高いチガヤは...
要約 硫黄石灰石混合造粒物1500kgを充填した装置に重量で2倍量の茶園湧水3.1t/dayを通水すると、pH5.0前後、硝酸性窒素濃度平均14.8mgN/Lの貯水槽の水は処理後、pH7.1前後となり、硝酸性窒素濃度平均2.2mgN/Lまで...
要約 稲発酵粗飼料の採食性は良好で、総繊維(OCW)の消化は劣るものの、尿素処理することにより消化性は改善される。また、モミの排せつ割合は肥育牛に比べ低く、消化試験の結果から、稲発酵粗飼料のみの給与...
要約 「伊勢錦」は既存のしめ縄加工用主力品種である「実取らず」に比べ、草丈が長く、葉色が濃く、葉先の揃いが良く、1週間以上早く収穫できる。「伊勢錦」の導入により、「実取らず」との作期分散が可能となり...
コンバインベーラによる稲発酵粗飼料用イネの効率的な収穫作業体系
要約 出穂期の異なる「ホシアオバ」及び「クサノホシ」の栽培において、6人組作業によるコンバインベーラ体系により23haの収穫作業が可能となり、既存のミニロールベーラ体系に比べ、作業能率が87%向上し、生産...
要約 稲発酵粗飼料の現地の定着を図るためには、生産法人等による耕種側の組織化を図り、畜産側を中型ロールベールが1日で給与できる飼養規模とし、省力低コスト安定生産技術の導入と中型コンバインベーラを核と...
要約 圃場条件に関与する様々な要因について、一対比較法による重み付けを行うことで客観的な総合評価が可能である。この方法は、目的や地域の特性に応じた要因の重み付けが可能である。 キーワード 圃場評価、一...
要約 黒ボク水田土壌のケイ酸供給力評価法として、中性リン酸緩衝液抽出法が適用可能である。ただし、黒ボク土とそれ以外の土壌のケイ酸供給力を比較することはできない。 背景・ねらい 山形県最上・北村山地域の...
10.中山間地の休耕田における刈払いおよび耕耘等による植生遷移の遅延効果
要約 中山間地の休耕田では、保全管理の形態と植生との間に対応が認められ、年一回程度の地上部植生の刈払い及び数年に一度の耕耘によって植生遷移の進行が遅延し、耕作環境に近い雑草植生が維持される。 背景・...
新規用途向け食用ひえ品種の育種素材となる低アミロース含有系統
要約 岩手県で栽培されていたひえ在来系統は、アミロース含有量が低く、栽培地域・年度による変動が小さい。本系統のデンプンは、既存品種に比べて粘度が高く冷めても硬くなりにくい糊化特性を有しており、新規加...